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「山田轟事務所」爆誕と「原爆裁判」…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第20週「稼ぎ男に繰り女?」。

「稼ぎ男に繰り女」とは、「外に出てよく働いて稼ぐ男と、家を守り家事をうまくやりくりする女」の意(コトバンクから引用)。

航一(岡田将生さん)との交際も順調なまま、寅子が新潟での任期を終えて東京へ去ることになった月曜日。娘の優未役は竹澤咲子さんから、『おちょやん』で主人公(杉咲花さん)の幼少期を演じた毎田暖乃さんに交代。稲(田中真弓さん)さんナレ死。

寅子らを迎えた花江(森田望智さん)はサザエさんカットに。直人役は青山凌大さん、直治役は今井悠貴さんに交代。直明(三山凌輝さん)が結婚後も同居すると言い出し、花江と喧嘩中で猪爪家は不穏な雰囲気。的外れなことを言う寅子に、花江は「トラちゃんは何にも分かってない!」と。

よね(土居志央梨さん)が弁護士になったことを、寅子が祝福した火曜日。轟(戸塚純貴さん)と共に、「山田轟事務所」爆誕。「#俺たちの轟」は、わざとじゃんけんに負けてやったんじゃないかな。

寅子は桂場(松山ケンイチさん)、久藤(沢村一樹さん)、多岐川(滝藤賢一さん)と再会した後、民事第二十四部に配属。汐見(平埜生成さん)と再び働くことに。「竹もと」で梅子(平岩紙さん)のあんこの味見をしていた桂場は、寅子と航一の仲に驚愕。

航一宅に招かれた寅子と優未。航一の継母・百合(余貴美子さん)、長男・朋一(井上祐貴さん)、長女・のどか(尾碕真花さん)と当初は和やかに話していたのですが、新潟の祭りでの航一のはしゃぎ様を寅子が話し始めるや、雰囲気は一変。いわゆる「スン」状態に。

「一緒に住みますか?」という航一の事実上のプロポーズに気づかず、寅子がスルーした水曜日。いち早く気が付いた優未は花江に報告。寅子は結婚に意味を見出せないと。航一家族の目が笑ってないなど、優未の観察眼の鋭さ。

そんな中、寅子たちが「原爆裁判」という難しい訴訟を担当することになり。原告代理人は、新人弁護士時代の寅子がお世話になった雲野六郎(塚地武雅さん)でした。

同じ頃、山田轟事務所を長年のパートナー岩居(趙珉和さん)と共に訪ねた雲野。もしもの時は岩居を手伝って欲しいと依頼し、よねが快諾。『新宿野戦病院』に出ている時の塚地さんと趙さんが過り、せっかくのシーンなのに集中できませんでした(笑)

寅子が航一に「竹もと」で相談をしていた木曜日。そこに桂場が現れて、梅子の味見をするシーンは、もはや真剣勝負。まだ納得しない様子に、完璧に味を引き継ぐという梅子。「頼む」と声をかけた桂場の中に、彼女への信頼が育っているようで、あと一息といったところでしょうか。

花江を不意打ちする形で、猪爪家へ航一が訪問するタイミングに合わせ、直明の恋人・田沼玲美(菊池和澄さん)も合流しての「家庭裁判」開廷。直明や直人らの花江への想いが語られると共に、玲美は花江に直球勝負の強心臓。さらに「私は是が非でも結婚したいわけじゃありません」と言い出し。

菊池和澄さんは、朝ドラ『ゲゲゲの女房』では主人公・布美枝(松下奈緒さん)の幼少期を演じると共に、布美枝の長女・藍子の二役を演じました。近年ですと、ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』で松下さんと再共演。今回のインパクトある役で、再びドラマ作品も増えるかも知れませんね。

玲美のお試し同居の提案の提案で、事態が収拾した金曜日。一週間引っ張る話でもなかった気もしますね。その流れで、航一が寅子に公開プロポーズ。すぐに返事はできないという寅子に、いくらでも待つと航一は言うのですが…。

「竹もと」で寅子が雲野と岩居に再会した後、原爆裁判の第1回準備手続が開始。そんな中、山田轟事務所を訪ねた寅子は、轟が見知らぬ男性とくっついているのを目撃。轟は相手を遠藤時雄(和田正人さん)さんだと紹介。付き合っている、カミングアウトしたところで終了。

次週予告からすると、「同性婚」や「夫婦別姓」といったことがテーマになりそうですね。それはともあれ、明律大学女子部の面々が集う展開は胸熱。後姿でしたが、よねもいましたよね!


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