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アカツキ福岡5年間でかかった呪いと解呪に至るまで

ご挨拶

こんにちは!初めましての方は初めまして!
CXの白石敢(シライシ カン)と申します!
下の名前が珍しいので、メンバーからは「カンさん」とか「カンくん」って呼ばれています。

私は2019年にCXにジョインし、最初に配属となったチームで約4年間、お客様に向き合い続けてきました。
内3年間はタイトルリーダーも経験させていただき、成長の機会をいただきました。

なんだかこうやって見ると、順調にキャリアを進んでいるように見えますが、私自身かなり伸び悩んできました。

そんな中、私は今年、リーダーという役割を移譲して、新たなチームに異動することを決断しました。
ちょっとした決断と思うかもしれませんが、私にとってはとっても大きな決断でした。

私は決断力がありません。
ウジウジ迷って決断できず、いろんな人に話を聞きに行き、
もらったフィードバック(以下、FB)を自分自身で咀嚼できず、また迷います。
これをを大体2~3ヶ月ごとに繰り返します。
「もう、あとは決めの問題だよね」
この言葉、何回も聞きました。

今回、決断に至るまでの間に、かなり時間をかけて考えました。
考えてるうちに、なんだかネガティブに考えてしまう部分や凝り固まった思想が見えてきました。

そう、これが今回お話ししたい「呪い」なのです!!
(決して、今自分が「呪術系バトルアクションマンガ」にハマっているからとかそういう理由のネーミングではありません、いや本当に)

今回は、そのような呪いがなぜ呪いになってきたか、どうやって解呪できたのか。
そういったところをなるべく赤裸々に話しつつ、この記事を読んだ人に目的別で以下のような気持ちになってもらえると嬉しいです!

■CXの選考に興味をお持ちいただいている方:
CXの中の人はこんなことを考えてるんだな〜と思って、少しでも距離感が縮まったり、親近感が生まれると嬉しいです。
私は一次面接も担当しているので、同じような呪いを持ってる方がいれば、ぜひ語り合いましょうw
※CX一次面接担当紹介の記事

■なんとなく興味が湧いて開いてくれた方:
見ていただいてありがとうございます!
なんでもない人間のなんでもない悩みの記事を見ていただいてありがとうございます!
少しでも会社やCXに興味が湧いたらぜひ他のメンバーの記事も見てください!

■CXメンバーやアカツキグループでともに働くメンバーへ:
自分の呪いを積極的に話してないので、開示するのに少し勇気がいりましたが、現在進行形でかかってる呪いもあるので共感してくれたら話しましょう!
むしろめちゃめちゃ相談に乗ってください。

5年間でいつの間にかかかっていた呪い

①リーダーという「役割」への呪い

「リーダーとは役割でしかない!」
リーダーを経験すれば絶対に成長する、なんてことはありません。
しかし、アカツキ福岡に入社をしてから今に至るまで、成長の手段に「役割での貢献による能力の引き上げ」しかなかった自分にとって、リーダーの役割は良くも悪くも呪いのようなものでした。
事実、リーダーをやらせてもらってたくさんの成長の機会をいただきましたし、経験もさせてもらいました。

メンバーの育成や日々のコミュニケーションはもちろん、評価や目標設定、各所との折衝や交渉、上段となる会社の経営方針への理解と方針に沿ったアクションをとること等々・・・
なかなか経験できないことを経験させてもらったな〜と思いますし、そういった経験をさせていただいたことにはとても感謝しています。

一方で、その経験をしていたからこそ少しずつ「リーダーでなければ成長できない」といった凝り固まった思想に近づいていっている自分もいました。

どう解決したか

CX部長の近見さんを中心に、リーダーシップの形や今のCXにあった理想の組織像をたくさん聞かせてもらいました。
特に、当時衝撃だったのは「シェアードリーダーシップ(※)」という考え方です。

※ シェアードリーダーシップとは
チームメンバー一人ひとりがリーダーシップを発揮し、リーダーの役割を共有している組織状態です。
従来の伝統的リーダーシップではチーム内の一人がその役割を担い、チームを牽引するイメージがありますが、シェアドリーダーシップではチームメンバーの一人ひとりが各々の専門性をもとに影響力を持ち、リーダーシップを発揮します。


従来の伝統的リーダーシップの形しか知らなかった自分にとって、そんなチームのあり方が存在しうることが驚きでしたし、当時のCXのフェーズとして専門性の高いメンバーやマネジメント経験のあるメンバーが増えてきていた背景もあり、そういったメンバーを活かせる構造はとても理想的に見えました。

と同時に、リーダーでなくともメンバー一人一人がリーダーシップを発揮して輝くチームを作ってみたい、そのようなチームで働きたいとも思いました。

これまで、リーダーは役割でしかないという言葉は社内でもよく聞きますし、理解しているつもりでしたが、自然とついてしまった「役割へのこだわり」が「理想の組織への憧れ」に変わった時に呪いから少し解放されたと感じました。


②「優れていなければならない、弱みを克服しなければならない」という呪い

当時の自分には、成果を出すために足りない能力や知識がたくさんありました。
それは自覚していましたし、補うためにFBをもらったりインプットを増やしたり、いろんな打ち手を講じました。

しかし、自分にはない強みを発揮して活躍している人を見る度に「どうしてあの人と同じように考えることができないんだろう」「どうして同じように成果を出すことができないんだろう」と、自然と周りと自分とを比較するようになっていました。(巷では、ロールモデルストレスとも言うようです)
いつの間にか、自分の強みは見出せずに弱みはすぐにでも克服しなければならないといった強迫観念にも近い呪いにかかっている自分がいました。

どう解決したか

CXの入社時の研修プログラム「CX Start Dash!!研修」には、新メンバーとのSPI3(リクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査)の結果を分かち合うプログラムがあります。

その中で、新メンバーはもちろん既存メンバーの結果も分かち合うのですが、このプログラムをやる度に「みんな違ってみんないい」という感情に包まれます。

自分の適性がわかるのですが、低い部分は確かに苦手だと感じることが多いです。
一方で、そんな自分にも適性が高い部分もあります。そんなことをメンバーのみんなと分かち合っているうちに、弱みばかりではなく強みにしっかりと目を向ける大事さを痛感しました。

また、キャリアの話で悩んでいるときに、CXの人事周りでサポートいただいている坪谷さんに教えていただいたドラッカーの言葉も解呪のきっかけになりました。
「強みの上に築け、人が成果を出すのは強みによってのみである」


③「失敗したくない、うまくやらなきゃ」という呪い

入社してから、なんだかんだうまく波を乗り越えられていた自分は、リスクをとって大きな挑戦をすることよりも、うまくやること、失敗しないことに徐々に重きを置いてしまっていると気づきました。
リーダーシップとは、「不確実性の高い事象を強い想いを持って意思決定し突き進むこと、またその決定にメンバーをうまく巻き込むこと」だと今は思います。
意思決定をして、何か大きな物事にチャレンジしたことがない自分にとって、それはすごく怖いことでもありました。

どう解決したか

結論から言うと、解決してません!
今絶賛、チャレンジ中です。
ただ、この呪いを意識し出したのは、やはり代表の近見さんや坪谷さんとの相談の場で二人にFBをもらった以下の言葉が当時の自分にとても刺さったからです。
「カンくんにはスピード感を持って成果を出そうと努力として、”失敗してみて”欲しいな」
「色々悩んでるけど、自分で選んで意思決定したその道を”正解にする覚悟”が必要だよ」

今、私は異動してきて、組織面でも事業面でも失敗している自信があります。(ごめんなさい)
スピード感を意識して、早く事業成果を出そうといい意味で焦っている自信もあります。

自分の強みを意識して、CXのメンバーに強みや成果の棚卸を手伝ってもらいました。
その中で出た強みからどんな成果を出せるか日々考えています。

リーダーという役割への固執は消えました。
メンバー一人一人が自分が得意な領域でリーダーシップを発揮し、価値を出していくにはどうすればいいだろうと考えるようになりました。

まだまだ、未熟な私ですが、5年間でかかった呪いは少しずつ解呪できています。
(いつか領◯展開もできるかも)

みなさんもぜひ、自分にどんな呪いがありそうか考えてみてください。
意外な自分の価値観や根底にある何かに気づけるかもしれません。
もし見つけたら、ぜひ私にも教えてください。

記事を見てくださってありがとうございました。

過去にインタビューを受けた記事や、去年のアドベントカレンダーの記事もあるのでご興味があればぜひ!

※過去のインタビュー記事

※去年のアドベントカレンダーの記事

CXアドベントカレンダーは、アカツキゲームスCX部およびアカツキ福岡CX PJTの合同開催にて、 CX(カスタマー・エクスペリエンス)チームに所属するメンバー一人ひとりの取り組みとしてお届けしています。
この記事は、CXアドベントカレンダー8日目1人目の投稿です。
明日の投稿者「近見さん」「おかまいさん」「はるたろすさん」の記事もお楽しみに!


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