見出し画像

安藤梢という女子サッカー界の道標

たくさんの感動と充実感を与えたWEリーグアウォーズで、僕の心を打った雷の一つが「安藤梢」という存在でした。なんとなく勘づいていたことが決定的になった瞬間でした。それは何だったのか、安藤選手のことを調べながら紐解き、言語化したいと思います。

2009年以来のベストイレブン受賞の意味

「(ベストイレブン選出は)ドイツに移籍する前の2009年以来だったので、正直驚きました。(中略)WEリーガーとして、子どもたちに夢や希望を与えるとともに、アラフォー世代に元気を与えられるような存在になれるように今後も頑張っていきたいと思います。」

サッカーキングより抜粋

2009年のなでしこリーグを調べてみると、確かにベストイレブンに選出(当時で6回目)されているだけでなく同年のMVPになっていました。

安藤選手が初めてベストイレブンに選出されたのは2002年、つまり今から20年前であり19歳だったシーズン。20年間ベストイレブンに選ばれるということがどれだけの偉業か、言葉にできませんね。

7年半ドイツでプレーし、2015年にCLで優勝

え!!!!!!!!!!!!チャンピオンズリーグ優勝してたの!!!!!?????やっば!!!!!!!!!!※急に語彙力が語彙力

欧州最高峰のクラブを決めるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)には、女子の大会もある。安藤はフランクフルト時代の2014-'15シーズンにそのトロフィーを手にした。

Number Webより抜粋

マジか、、、ヤバすぎるだろ。(..というか女子サッカーを知らなさすぎた。。なめてんな自分よ。)

2011年W杯も優勝、誰よりもタイトルホルダーだった

また、なでしこジャパンの中心メンバーとして2011年の女子ワールドカップ優勝も経験している。

Number Webより抜粋

そうだよな、当然そこにいたんだよな。7番CFとして全試合スタメン出場(絶対的やないかい)決勝こそ66分に交代したとはいえ、W杯優勝に大変な貢献をしていた。安藤選手ってば、誰も追いつけない日本が誇る鬼のタイトルホルダーでした。大レジェンド。

筑波大学で助教も

そうか教育の道も、当然の流れだな。ここまできたら驚かない。安藤選手の「プロスポーツマネジメント論」とても受けたいんだが。

野球、サッカー、バスケットボールなど多くのプロスポーツが進展している。プロリーグにおけるマネジメントの在り方や課題について理解する。
アスリートのトレーニング・育成、クラブ運営、リーグ運営、地域との連携、などのプロスポーツにおけるマネジメントについて具体的な取り組みや課題について議論していく。また、女子プロリーグの在り方について論じると共に、男子プロリーグにはない課題や推進策についても探究していく。

筑波大学HP プロスポーツマネジメント論特講より引用

さらに「プロスポーツマネジメント論演習」の方では気になる記述も。

スポーツ基本法、スポーツ立国戦略等から我が国のプロスポーツが進むべき方向を考えるとともに、実際のプロスポーツリーグおよびクラブの活動状況、そしてそこに内在する問題点を把握させ、スポーツ文化やビジネスを形成する上での礎となるためのプロスポーツ推進策についてプロスポーツマネジメントの観点から検討していく。

筑波大学HP プロスポーツマネジメント論演習より引用

WEリーグが誇るレジェンドであると同時に、WEリーグ発展のキーマンであるのだと期待してしまう。後のチェアになる方なのではないかとも想像。

来シーズンも安藤梢選手に熱視線

今から宣言します。来シーズンも安藤梢選手のピッチ内外での活躍に超期待します。女子サッカー界の功労者でありながら、現役ゴリゴリのプレイヤーでもある。

目指す道は多様であって良い。それでも安藤梢という存在は、その様々な経験からすべての女子サッカー選手にとっての道標となっていると思うのです。これまでも、これからも。

Vamos, Ankoz!!!!(急に馴れ馴れしく)

***

●WEリーグに関する最近の記事はこちら


この記事が参加している募集

多様性を考える

いつもありがとうございます。支援いただいたサポートは、女子サッカーの文化創造活動に活用させていただきます!