WEリーグの何が人を惹きつけるのか、女子サッカー新参者が考えてみた
ねえ、なんでそんなにハマってるの？と聞かれたらどう答えるんだっけ。がハッキリしないまま、シーズンが閉幕しようとしていました。日本初の女子プロサッカーリーグであるWEリーグの歴史的な開幕を機に追うようになったらなったで、秋春制・実質6ヶ月という短い期間を経て、自分にとってはなくてはならない存在に。WEリーグの何が、観る人を・そして自分を惹きつけるのか。自分なりの解釈で紐解いて言語化してみたいと思い書きます。その答えに納得して、自信を持って人に勧めるために。
1.サッカーという競技の激しさと上手さ
観に行けば必ず、WEリーグって凄いと思える。その要素として、第一に感じたのは【激しさ】。初めて生で観た日に一番強く感じた印象がそれでした。女子だからとかいう想像が全く覆る、バッチバチに激しい。熱い。相手が誰であろうと削るし、競り合うし、体を当てる。見ていて（ぅお..!!）とビビった記憶が何回もある。但しお互いリスペクトを持っているため揉めません。
次に【上手い】。選手は日々、真剣に努力を重ねているから本当に上手い。トラップ、ドリブル、インターセプトを叶える読み、またぎ、ターン、フェイント、サイドチェンジ、クロス、そしてシュート、シュートストップ。さすがプロ、マジで上手い。生で観たら必ず興奮します。
つまり選手の気持ちが熱いことと、サッカーという競技のレベルが高いことが、サッカーファンを中心に、観る者を熱くさせているのだと思うのです。そのワクワクはJリーグに負けず劣らず。侮るなかれ。
2.プロサッカー選手としてのカッコよさ
WEリーグを観ていると「めっちゃカッコ良い！」と思うシーンが頻繁にあります。だからか、スタジアムでの観戦を重ねるにつれて写真を撮りたいと思うようになっていきました。激しくボールを奪い合うシーン、奪ってカウンターを仕掛ける瞬間のトランジション、クロスを上げるキックモーション、本気でダッシュする後ろ姿、スローインの横顔..そういう「カッコ良い」と心を動かされたシーンを伝えることで、一人でも多くの人が観に行くきっかけになればいいなと思うのです。
選手たちは「女子がサッカーしている」のではない、「プロサッカー選手がプレーしている」ことを見せています。それは時に、男子のそれよりもカッコ良いと思えることも。男女で比較するものではないですが、そう思えてしまうくらいそういうシーンがあるのです。
3.プロの女性サッカー選手として見せる生き様
活躍しているWEリーガーの幅が広さも伝えたいこと。2021年の皇后杯(男子でいう天皇杯)では平均年齢16.3歳のチームがベスト4まで登り詰めるという、中高生も対等に勝負できる女子サッカー界。そうかと思えば、40代でチームを牽引する選手や、ママでありながら現役選手として活躍する選手、そしてもちろんサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」として世界と戦う選手もいます。
そうした、年齢やライフステージなど関係なく活躍するWEリーガーから「これが私たちの生き様なのだ、不可能はない」と強烈に見せつけられたら、誰もが皆、それはそれは大きな勇気をもらっているのではないでしょうか。少なくとも僕はその一人なのです。
4.そして何より選手の魅力がある
個人的には、やはり総じて選手の魅力が入り口となっているとまとめたく。熱のこもったプレーや技術の高さ、サッカーへの向き合い方や姿勢の美しさ、一人の人間の生き様としての強さ、そして笑顔。皆とても楽しそう。
笑顔が素敵な選手に惹かれている事実は、個人的に大きいです。それは真剣なプレーの表情とのギャップでもあるのかなと。これまで人の笑顔をこんなに意識したことがあったでしょうか。無意識にはあっただろうけど、そこに惹かれているのだと理解したのは多分初めてでした。
選手に娘を投影して感情移入してる説も
（ここでもパパ娘あるあるを出す）たぶん投影してます。気づけばつい投影してしまっていると思う。感情移入しているはずです。※これはまた別の機会に掘り下げてみたいです。
そして今週日曜、シーズン最終節
Jリーグ鹿島アントラーズについて、何を隠そう僕は2014シーズンの最終節にカシマスタジアムまで足を運んだことでその魅力にハマりました。その前節の試合をたまたまテレビで見て気になり、行ってみない？と誘った友人がたまたま付き添ってくれたからでもあり、振り返ればそれはとても幸運でした。
もしそうして誘い合わせる友人知人が思い当たれば、今週末に是非一度、近くのスタジアムへ足を運んで欲しいです。毎節5試合ある中で、どこに行ってみようかと考える時間もなかなかに楽しいし、Jリーグではなかなか取れない最前列の席を、まだ競争率・価格ともに比較的気軽に取ることができます。選手との距離が近さもまた、体験として驚くと思います。
WEリーグ最終節の対戦カードは
最終節は5試合全て5月22日（日）13:00キックオフ。詳細は以下から。
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