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アメリカ生活73日目

今日は朝から両親と電話した。いろいろ話したんだけど、改めて感じたことがあった。それは、私は本当に本当に愛されて、大切に育ててもらってだんだなってことだった。特にお父さんが、『いつも強くいようとするけど、本当はそんなに強くもなくて、ひとりで抱え込んじゃうことがあるし…』と言ったとき。お父さんとはすごく仲良いけど、そんなに頻繁に話すこともない。それでもやっぱり私のことすごく理解して、心配もしてくれてるんだなって思った。どんな時でも、『あかりがやりたいことならやってみたらいいじゃん』って、応援してくれる両親にすごく感謝してるし、これからも応援してもらってる分、しっかり頑張ろうと思った。

お昼ご飯を食べてから、お風呂とトイレの掃除をした。やっぱり水回りは汚れが目立つし、汚いと気分も良くないから綺麗になってよかった。
そのあとは無性にお絵描きがしたくなって、ちょっと絵を描いた。アートって自由なようで実は制限が多いんだよって聞いたことがあるけど、線の角度ひとつでも全然違うものになっちゃうし、やっぱり絵描くのって難しいなぁって思った。

夕方から、『この世界の片隅に』っていう映画を見た。長崎出身だから小さい頃から平和学習の機会が多かったけど、私はあまりにも戦争が悲惨すぎて、怖すぎて、いつも目を背けてきた。でもアメリカに来て、戦争をしてた相手の国に居て、平和について考えるってなかなかできないことだよなって思うようになった。だから今までは見なかったような戦争に関する動画も見るようになった。
一概に原爆を落としたアメリカが悪いだとか、嫌いだとかは思わない。落とすべきではなかったとは心の底から思うけど。今でも戦争は無くなってないし、核兵器だってたくさんある。なんなら武器を作ることで生計を立ててる人だっている。でも今までの平和学習や今日見た映画を見てても思うけど、戦争は人の感覚を麻痺させてしまう。今考えるとありえないことでも、それが当たり前になってしまう。戦争を肯定するようにしか考えられなくなるかもしれない。大切な人達を急に失ってしまうかもしれない。人が死ぬことに大して、なんの感情も生まれなくなってしまうかもしれない。それはあまりにも人として悲しすぎるんじゃないかな。世界平和なんてそんな簡単なことじゃないのは重々承知の上だけど、少しでも戦争で命を落としたり、大切な人を失ったりする人が減るといいなと、色々なことを考えさせられる映画だった。

映画を観た後は、ご飯を食べて、今日は勉強もせずにゆっくり休んだ。明日からまた勉強頑張る!

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