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空き家再生1号(民泊)#26

2018年12月6日取得した古民家セルフリノベの続きです


夏休み改修計画(2021.7.21)

トップライトスケッチ

古民家を取得すると無限に直したいところがあって、優先順位をつけながらやっていくことになる。コメリに資材を買いに行ってどんどん進められるところはあるのだけど、今月は22日から小学校の夏休みが5週もあるので、リフォームしてるとこ見せるか?ってことでスケッチ。ヒヨコを猫に惨殺されてやる気出なかったり、四十肩で肩、腕が慢性的に痛むのもモチベーションが上がらない言い訳。

最大の懸案は錆び錆びで雨漏りする屋根。足場組のは大仰だし、はしごで屋根に登るのは怖いし、トップライトを開けてそこを起点に作業できないか?

草屋根はどうかと調べると金属屋根の3倍、平米3万〜とか。なんか安くD.I.Y.できる方法はないか?瓦棒に雪止めつける感じで二重屋根を固定できないか?とかテラスや手すりを作れないか?とか。アスファルトルーフィングタッカー留めじゃ耐候性ないか?タッカー部を押縁で押さえてルーフィングをペイントで保護するか?

小屋裏から屋根に穴を開けるのは難儀だし、更なる雨漏りを引き起こす可能性もある。
丸鋸上向で使うの危ないし、グライダー買うか?色々検討中。

(2021.7.21)

リビングにベッドコーナーDIY(2021.10.25)

ベッドコーナー
スケッチ

2階のこの部屋は取得時、仕上げがされていない、外壁の裏が見え、床は合板が貼られただけの部屋だった。壁と屋根裏に断熱材を入れ、防風シートを貼った上に壁には残置物の木製パレットを、屋根裏にはクロスをタッカー打ちにした。床はアトリエっぽく白のフローリング。

当初、別荘・自分のオフィス・アトリエ+民泊というイメージで購入した古民家に家族も住むことになり、リビングに隣接する3畳ほどのスペースにシャワー室・トイレ・洗濯機置き場を作った。

インテリアデザインの好みというのは人によって違うので、家族間で合意できないこともままあるわけで、ワイルドな内装はプラスターボードやOSBが貼られてしまい、クローゼット予定だった押し入れスペースは小上がりに改造された。自分がやった工事を否定・上書きされるわけなので、気持ちいいわけなく、基本手伝わないで聞かれれば助言し、危険な作業は引き受ける感じ。文句があるなら自分でやってみなよと。

今回の小上がりを寝室コーナーにする計画は、今寝室を別にしているのを戻したいというか、親部屋と子部屋にしたいということらしい。人様の家を設計するときに夫婦の寝室を別にするのはよくあることで、イビキや仕事や就寝時間の違いが主な理由。よく親子川の字で寝てるって話があるけど、どうしてそれで2人目、3人目の子ができるのか謎だ。子供が物心つく前なら横で寝てても大丈夫なのか。欧米の映画みたいに小さいうちから個室で寝かせないと落ち着かない気がするが。それで何ヶ月か前に小屋裏に子供室をつくったのだけど、こんなところに寝かせたら可哀想、と全否定され、結局私の書斎兼寝室になっている。

リビングベッドコーナーに戻って、当初はソファーベッドで昼はベンチになると言っていて、次には造作で合板の半分がスライドして格納できるようにする、というので、合板の厚み分段差ができるけどいいの?とスケッチを書いて見せたり。丸鋸使うの怖いそうなので線を引いた角材や合板を切ってあげたり。しばらくして組み立てたのを見ると、窓台に高さを合わせると言ってたのに合ってないし、合板の厚み以上の隙間できてるし、床の段差考慮してないし、図面やスケッチ、寸法の計算やメモをせず、頭の中だけ、勢いで現場合わせしようとしてる。助言したことが全く理解されていない。スライド格納は断念して、固定ベッドにするみたい。

YouTubeやTwitterで建築の素人がすごいボロ屋再生やリフォームを披露しているけど、全然DIYに向かない人もいるんだな。自分ちだから本人が納得すればそれでいいけど。

工事中

(2021.10.25)

襖の再生(2022.4.11)

襖の再生
下地に貼られた古新聞
下地

階段下を囲って収納にしようと、屋根裏に保管していて襖を出して再生.
68年前(1954;下張りの新聞から想定)の襖なので、紙が劣化していて、ちょっとぶつけるとすぐ破れてしまう上、当面使わないからぞんざいに扱って屋根裏で雨漏りに当たってシミもできていた.

襖の再生には色々な方法がある.既存の襖紙の破れを補強して上から新しい襖紙を貼る、仕上げの紙を剥がして茶ちり紙からやる、骨組みまで剥がして、下張り、茶ちり、仕上げ紙を貼る、など。枠を外さずマスキングして貼るか、枠を外してやるか.

襖紙も糊を自分でつけるタイプ、水を塗ると粘着力が出る水張りタイプ、シールタイプなどがある。枠の止め方も縦枠を折れ合い釘、上下の枠を釘で止めているものが多いようだが、ビスドメのものもある。うちのは縦枠は折れ合い釘で上下は木組みで釘なしだった。

どこまで剥がすか悩みながら、いくらか残して襖紙を直張りしてみる。裏は
雲華紙。糊と刷毛はダイソーで買った。下張り、茶チリ紙はなかったので。
素人の1枚目としてはまあまあの出来か。

作業中
設置

(2022.4.11)

折れた軒の修繕(2022.4.14)

雪で折れた軒先

冬季に雪(氷柱)の重みで折れた軒先を如何に安く直すか?

足場を組まずにジャッキベースで下から突き上げるイメージで単管パイプやジョイント、自在ベースを買ってやってみた。

少し考えれば分かりそうなものだが、自在ベースは軒裏の勾配に合うが、ビスやボルトで固定しないと滑ってしまう。そして思ったよりジョイントの強度が足りず、鉛直力が加わるとへの字に座屈しそうになる。

単管をつなぎ、ジョッキベースで押し上げると
ジョイントが座屈

地盤から軒まで5mで勾配で10cmほど軒先は下がるので、5mの単管パイプでは僅かに長すぎるし、車に積んだり取り回しが大変だから2m+2.5mにしたのだけど失敗。5mの単管をホームセンターで485cmにカットしてもらって再チャレンジするか?足場組むか?

材料

ハンドルを回すのは重くなってくるので、途中からパイプを被せてテコの原理で回す。ジョイントは中央のボルトを占めると差し込み部が開いて固定する仕組みになっている。

(2022.4.14)

壊しながら考える(2022.4.18)

単管パイプで支持するイメージを3DCGで

古民家修繕の優先事項は折れた軒と雨漏り。

ジャッキベースと自在ベース、単管パイプで垂れた軒を下から持ち上げてみたが、1点ではイマイチ。次の策としては単管2本で垂木ジョイントを使って線で持ち上げつつ、外壁を一部撤去して2階床から単管を張り出してバルコニーを作り、軒下の作業と屋根にも登れるようにすること。

雨漏りの修繕で屋根に資材を上げるのに、最初はトップライトを開けたいと考えていたが、外壁を取ったら屋根裏がかなり明るくなったので、バルコニー式にしてみる。屋根に穴開けるのは難儀な上、更なる雨漏りの原因になりかねないし。

単管で柱、梁、ブレースを構成するには、自在ジョイントで5cmずつズレるので、平面、立面で考えるより、3Dで考えた方がわかりやすいので、Shadeで起こしてみた。

外壁を一部撤去
屋根裏から見る
屋根裏の単管固定部
遠景

(2022.4.18)

雪害軒折修繕まとめ(2020.5.26)

軒折れ修繕

冬場の積雪が巨大な氷柱となって重みで軒先が折れた。
これをいかに安く直すか?

まず単管の下部にジャッキベースを、上部に自在ベースを付けて下がった軒を持ち上げてみた。
誤算の一つは自在ベースは勾配に合わせて当てる事はできるが、ビスやボルトで固定しないと滑ってしまうので、足場等でそこに手が届かないといけない。次に手持ちの単管をジョイントで繋いだら強度が足りずへの字に座屈しそうになる。

そこで、ジャッキアップ支柱を2本にして上部を単管で繋ぎ、更に垂木クランプで木材を固定して線で軒裏からジャッキアップすることに。軒裏の固定作業の為に外壁を一部撤去して、そこからバルコニーを張り出す。支柱より更に持ち出して、屋根に登れるようにすれば、屋根の修繕もできるし、冬季の雪下ろしもできる。しかし、バルコニーの建物側の固定がビスの為に持ち上がって外れてしまい、ヒヤリとしたので、安全を考え4本柱で支えることに。

軒天は垂木の下方に更に下地が組んであるので、軒天に線材を当ててジャッキアップしても無理があった。根本的に直すには軒天を撤去して直接垂木に線材を当ててジャッキアップしないといけなさそうだ。下から見上げるとだいぶ水平になったように見えるが、実測すると、40cm垂れてたのを20cmまで戻したくらいか。

軒折れをDIYで完全に直すのは難しいが、これを機に雨漏りの原因となっていた屋根の穴を塞ぎ、塗装をする事ができた。小屋裏で雨漏りの水を含んだ断熱材も撤去して垂木、野地板の腐食を食い止めることにもなった。その勢いでルーフデッキを製作中。

コスト的には、単管5m¥2780x4、自在クランプ¥198x26、ジャッキベース¥1080x2、杉貫21x105x1820 ¥380x10、胴縁21x45x1820 ¥158x7 等¥52000程。業者に見積もったら足場組むだけで10万以上するだろう。屋根の塗装は塗料14g¥14800、ローラー、薄め液など約¥33000。

昨日の大雨で若干雨漏りが確認できたが、どこから侵入したのか特定するのは難しい。
断熱材はやめて空気層をとった仕上げにして塗れた部位が乾燥するようにし、腐りかけた垂木を補強する方向で行こう。

(2022.5.26)

屋根塗装~ルーフデッキまとめ(2022.5.28)

屋根塗装とルーフデッキ

2018年末の購入時から雨漏りの形跡はあった。少し漏っては乾燥しの繰り返しだったろう。小屋裏を倉庫として使う為に床を貼り、野地板の垂木間に断熱材を入れてから雨漏りが目立つようになり、プラダンで下から押さえて軒先に水が流れるように応急措置をしていた。そうすると断熱材が水を含んだまま乾かなくなり、構造体にはよくない。そろそろ根本的な対策をしないといけないというタイミングで雪害で軒が折れ、屋根の修繕をすることにした。
屋根は相当錆びて穴が開いているところもあり、2階が増築されて40年経つのでアスファルトルーフィングも劣化して防水機能を失っていると想定されるので、通常は葺替えを考えるところだ。屋根は約120㎡あるので業者に見積もれば200万円はかかるだろう。DIYするとして積算すると、最小限本体部分だけカバー工法で作るとしても、下地の合板だけでも3’x6’板45枚9万円、アスファルトルーフィングと仕上げを加えれば数十万かかりそう。小さなバルコニーから3’x6’板を荷揚げするのも大変だ。まずはダメ元で屋根の穴を補修して、塗装をかけて様子を見てみよう。2万円くらいで雨漏りが止まれば儲けもの。

2階の屋根に登るのは怖い。昨シーズンの雪下ろしはヘルメットを着用し、雪止めにロープを固定して、ロープを持ちながら作業した。今回は両手を使えるように更にフルハーネスの安全帯を購入した。法的にも建設業では5m以上の高所作業でフルハーネス型が義務付けられている。Amazonで最安6000円くらいからある。

塗装材には錆の上から直接塗れるシリコントタン屋根用にしてみた。一斗缶14kgで150m2濡れるとある。コメリで14800円。ローラーキットが498円、エクステンションが1150円、うすめ液1.6Lで740円で合計約2万円。プロの塗装屋なら、高圧洗浄をかけてシーラーを塗り、仕上げ塗装2回塗りといったところ。

屋根で作業をしていると7歳の娘も登りたがるので、安全に登れるように手摺とルーフデッキを設けることに。手摺とデッキを固定するのに屋根に穴を開けると雨漏りの原因となるので、ダイソーのC型クランプ(¥105)で胴縁(21x45¥158)を瓦棒で固定し、垂木クランプ(¥178)で単管(1m¥650)を立ち上げた。デッキには杉貫(21x105x1820¥380) 合計約18000円なり。夕涼み、花火、星の観察、ピクニック、色々できそう。

(2022.5.28)

秘密基地は家出部屋(2022.7.15)

秘密基地

倉庫の居室化、コンパネでベッドを作った。中に木材、資材を収納できるようになっている。
8歳女子はよく家出をしようと言う。昔の日本家屋は敷地も建物も無駄に広いので、いろいろな居場所が作れる。合板の90cmだと椅子(掘りごたつ?)を兼ねた隙間に大人の足が入らないので2台目は80cmで作ろう。

収納ベッド

(2022.7.15)

自宅をマンスリーに(2023.7.4)

2022年12月、中古和風平屋を取得。戸建て賃貸のつもりだったが、自宅にして、それまでの自宅をマンスリー賃貸にすることにした。とりあえず7月17日から8月30日まで予約が埋まっている。9月から1LDK+屋根裏部屋約90平方メートルで家具付き、電気・水道・給湯代込みで7万くらいで考えています。

Wixからの記事移植はここまで。
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古民家再生民泊HACHI+マンスリー https://hachi95.webnode.jp/

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