テーマ「腰痛:Low Back Pain(LBP)」②🤔

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

いかがお過ごしでしょうか😌
ふらっと立ち寄って頂きましてありがとうございます。
かなり間が空きましたが、、、笑
今回は前回の

「腰痛:Low Back Pain(LBP)」

の続きを書いていこうかと思います。


前回は脊柱の解剖学的な内容とちらっと運動学の内容を触れました。
今回は脊柱に影響する筋肉について触れていきます。

  1. 脊柱を「動かす」筋肉【グローバルマッスル】について

  2. 脊柱を「支える」筋肉【ローカルマッスル】について

なぜ、「動かす」と「支える」ということに分けたかというと
それぞれ役割が分かれていて、別々に着目する必要があるからです。


まずは脊柱を「動かす」筋肉【グローバルマッスル】について説明させていただきます。

【脊柱を動かす筋肉について】
脊柱を動かすということは、脊柱の関節運動を起こすということです。
つまり、前回にも紹介した、屈曲や伸展、回旋運動です。
このような運動を起こす筋肉は「グローバルマッスル」と呼ばれています。
特徴としては

背骨や胸の骨などに大きくまたがってついていて
筋肉自体のサイズも一つ一つ大きいものになっています


具体的な種類としては
屈曲させる筋肉:腹直筋


伸展させる筋肉:脊柱起立筋(腸肋筋、最長筋、棘筋)

https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=299x10000:format=jpg/path/s6dfb804d7ef8cefe/image/i23ceaccb9c201706/version/1513313667/image.jpg より引用


回旋させる筋肉:外・内腹斜筋

側面から見た「外腹斜筋」
側面から見た「内腹斜筋」

があります。

これらは体表面にも現れますので、形もイメージしやすいかと思います。


続きまして、次は脊柱を支える筋肉【ローカルマッスル】について説明します。
先ほどのグローバルマッスルは脊柱の関節運動を動かす筋肉でしたが
ローカルマッスルは

「脊柱が崩れないように安定させておく役割」

があります。
もし、体幹付近の筋肉がグローバルマッスルだけであれば、、、

グローバルマッスルによって脊柱が動かされた時には曲がりすぎたり、伸びすぎたりしてしまいます。
また、重力の負荷などによって脊柱一つ一つがジェンガのように崩れるように力が働いていますので、それに抗することが出来ずに、「まっすぐ立っておく」ということが出来ずに、常に電車に揺られて立っている時のようなバランスの取り方になってしまいます。
それでは思うように動きにくいですよね。
その為、運動時でも、立っていても、座っていても無意識の状態で安定した適切な姿勢が保持出来るように、背骨一つ一つを支えているくれているものが必要になります。
それを担ってくれているのがローカルマッスルと呼ばれる体幹の筋肉になります。

具体的な種類としては

◎腹横筋

腹圧を高める機能があります。

◎多裂筋

グローバルマッスルの脊柱起立筋と比較していただくとわかりやすいですが、
多裂筋は、背骨1つ1つを繋ぎ合わせるように着いているのが分かります。

◎横隔膜

などがあります。



腰痛予防には、どちらの筋肉も欠かせない存在になります。
でも、腰痛予防のために鍛える必要があるということで
よく注目されるのは「ローカルマッスル」の方ですかね。

まずは、安定化を図って運動に繋げていくようなことであったり
脊柱の圧迫骨折後や、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなどの脊柱の疾患を対象に介入することがあると、ドローインと呼ばれる腹式呼吸などで、ローカルマッスルの賦活を行うことが多いのではないかと思います。

もちろん、腰痛を含む脊柱の疾患に対して、脊柱を動かし、安定させる働きがある体幹筋に着目することも必要です。
しかし、人間の身体は骨、関節、靭帯、筋肉で一つの個体となって繋がっています。
その為、体幹の運動が、その周囲の関節に影響を及んでいます。
この着眼点は、腰痛を理解する上でも非常に重要になってきますので
次回はその他関節への影響、または他関節からの影響について触れようかと思います。


いや〜。
腰痛について書いていこうかと思ったものの、頭で考えるのは
さーーーっと一瞬でも、文字に起こすとなかなかの量になることに驚いています笑

ついこないだ、思いつきでこのnoteの活動を始めましたが
ネットで検索して何となく情報を見させて頂いていた側から、発信する側をやってみて、見るのと発信するのとの労力の差を痛感したと同時に、「感謝」の気持ちも出てきました。
そして
このネット社会で、自分の生活圏以外の方にも貢献出来るということが分かったことで、俄然やる気が出てきました。
誰かの力になれるように、これからも自分なりに全力で頑張っていこうと思います!💪


さて、話が少し脱線しましたが、、、

ここまでは基本的な解剖学に関する知識に触れてきました。
それを踏まえた上で、今後の内容としては
解剖学に加えて、【反射】などの生理学的な要素についてなども
登場してくることになると思います。
生理学となると解剖学の「体の構造」とは違い、「体の仕組み」になるので実際に目で見ることが出来ないことから、もしかすると理解が得られにくいかもしれません。
実際に、僕自身もなかなか理解するのに時間を要していますし、同業者の中でも自分の周りでは苦手意識を持っている方が多い印象です。

一応、僕のスタンスとしては(こんな感じですが)
医療に携わっていない一般の方を対象に書いていますので
もし説明が分からなければ知らせて頂けますと、すごく嬉しいです。
実際に僕が担当させて頂いている患者様に対して現状の説明を行う時にも
こういった基本的なことから順を追って説明することを心がけていまして、よりわかりやすく説明できるように自分の説明スキルを磨いていこうと思っていますので、もしご意見がございましたら遠慮せずお申し付けください🙇‍♂️

最後は個人的なお願いが凝縮されましたが笑
次回は「脊柱と他関節の運動の連携について」触れながら、腰痛について紐解いていければと思います。

今回も貴重なお時間をいただきまして、最後まで読んでいただき本当にありがとうござました!🙇‍♂️

皆様の日常の足しになるような情報を発信していければと思っていますので
また遊びに来て頂けますと幸いです。

これからもよろしくお願いいたします😊

では失礼します☕️




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