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十時間以上眠っていた。夢の中で、文章を書いていた。とある一文を書き加えたら、前後がみるみ…
大きなねむの木の、そばにいるだけでいい香りがした。風が強めに吹いていたけれど、ちゃんと香…
あじさい色の傘を買った。この前希望していた通りの色合いで、見つけた時はその忠実さにびっく…
傘を探している。 なるべく丈夫で、軽くて、気分が明るくなる色柄がいい。淡いライラックやペ…
ほんの数分ほどの晴れ間だった。まぶしすぎて肉眼ではわからなかったけれど、スマフォには虹色…
梅酢を水で薄めて飲んでいる。透き通る淡いローズピンクがきれいで、つい見とれてしまう。子ど…
すぐ近くでカエルの声がした。見るとベランダの手すりに一匹、ちょこなんとたたずんでいた。毎年ベランダに迷い込むのがいるのだ。二階なのに、どうやって来るのだろうと思うけれど、訪れてくれてうれしいから話しかけている。以前、棉を育てていた時は、その葉っぱの上でじっとしているカエルをとっくり観察していたものだ。カメラを顔の間近に向けても身じろぎもしないので、カエルは悠然としているものなのだと知った。 棉を植えなくなってからは、プランターには乾いた土があるばかりになったのだけれど、いつ
昨日の夕空。美しさに、ほぅっと吐息がこぼれた。西日を受ける窓は、近寄るだけで熱いから、も…
『はぎつかい』を書き終えてから、ずっとぼうっとしている。アスランは帰ってきた。大騒ぎした…
