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国際恋愛っていうものは…

日本とアメリカという、遠距離国際恋愛をしています。

来月から彼氏は仕事のためしばらくアメリカに帰国することになるので、また遠距離になっちゃうのかって考えると正直少し凹んだりもします、

彼は仕事のベースはアメリカにあるため、いつも一つのプロジェクトを完成した後に長期休暇をとって日本に会いに来てくれるのですが、アメリカにいた時は時差とかもあって、なかなかスケジュールが合わなくても、毎日ちゃんと時間を作ってくれて、ビデオ通話をしてくれてました。若い頃からずっと一人暮らしをしていて誰かと時間をシェアすることにあんまりなれなかった彼でしたが、そこまで頑張ってくれていて本当感謝するしかないです。

振り返ってみると、自然に最初から全てが上手行ってるわけではなく、コミュニケーションを重ねたり、ケンカしたり、お互いの考えや価値観を確かめたりして、本当にいろいろと大変でした。

しかし、その全てが、良い関係作りにとって、無駄なことひとつもなく、どれもとても大事です。

不満があっても言わずに我慢する、相手に変えて欲しいところがあるのに言えないまま察してほしいなど、こんなこと、経験したことありますか?

私も最初はそうでした。優しい彼女だとずっと思って欲しくて、嫌なことがあっても黙って我慢してました。毎日声が聞きたいし、日常をシェアしあいたいけど、重たい人だと思われると嫌われるんじゃないって心配になって結局彼には何一つも言えませんでした。しかし、ある日、我慢がとうとう限界まで到達して、嫌われてもいいから自分の思ったことをちゃんと伝えたいと思って、今まで嫌だと思ったことや、変えて欲しいところを思いっきり全部彼にぶつけてみることにしました。

彼の反応は意外でした。怒ったり面倒くさがったりせずに私の言うことを聞いて、「今までずっと我慢してたんだね。気づかなくてごめん」との一言でした。「今まではとても楽で楽しかったけど、なんでも俺に合わせてくれたかりんは本当は何を考えているかなって読めないところがあって、なんとなく壁を感じてた。思ったことを言ってくれて嬉しい」って彼は続けて言いました。

そういうことか! 私はその時に気づきました。いくら恋人だと言っても、所詮赤の他人でして、育った環境も、これまでに歩んできた道も全く違いますし、意見のずれが生じるのもごく普通です。衝突するのが嫌で自分の本心を言えないまま過ごしてもいつかバランスが崩れてバラバラになってしまいます。本当に愛してくれる人は、意見の違いや衝突をちゃんと受け止めてくれて、解決方法を一緒に探してくれます。なぜかと言うと、互いのことをよく知り、全てをうまくさせるための衝突ですから。逆に文句があっても相手に言えないのは、相手にも失礼かもしれません。もっと一緒に頑張ってくれたかったかもしれないのに、自分が本音を言って嫌われるのを恐れてるから、相手に、一緒に頑張るという選択肢すら与えようとしないからです。

もちろん、わがままになってすぐにケンカを売り出すことはまったくおすすめしておりません。違和感を感じたら、むやみに我慢するのでなく、自分の感情や考えを冷静に相手に伝えるが、必ずそれを受け入れてもらうことを押し付けないのが大事だと言いたいです。

解決できるものか、どう解決していくかはその次のステップですので冒頭からそれを考えて話す必要はありません。とにかく、最初の一歩として、自分の意見を言ってみることが重要です。

拙い文章ではありますが、読んでくれたみなさんに少しでもお役に立てれば嬉しいです。


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