握力トレーニングにおけるCCSのセットについて
ご無沙汰しております。およカトです。
握力の調子、いかかですか。
良い?悪い?いつも通り?
私は良い感じです。
私の近況を話しておきますと、今は握力のために減量中でございます。
そう、握力のために減量してるんですよ。奇妙な事です。
その理由は12月中旬以降にお話できると思いますのでお楽しみに。
さて、今回はグリッパーのCCS(Credit Card Set)についてです。
CCSする際のセットについて半年ほど前にある事に気付きまして、それがやっと文章化して説明できるようになったので記事として共有できればなと思った次第です。
ただし。
今回の内容を再現するにはかなり技術を要されると考えています。
まだ最低限セット技術の伴っていない方が今回の内容を取り入れると、むしろ大きくマイナスに働きかけてしまう可能性さえあります。
具体的には「自分の限界強度を握るとどうしてもハンドルがズレて握りづらくなってしまう」という方もその対象です。
この2枚の写真を見比べて、2枚目が気持ち悪いとか、ミリ開きしそうだなと感じる事ができれば恐らく大丈夫なんじゃないかなと思います。
その点をご理解頂いた上で読み進めてください。
ささ、今回は前置き短めで、早速本編いきましょうか。
CCSの難しさ
ある程度グリッパーを使ってトレーニングしていくと、様々なセット方法によって難易度が変わってくることは体感していらっしゃると思いますが、広い幅からのクローズで有名なものの一つにCCSがありますよね。
CoCの認定時に使用されるわけで、No.3以上のグリッパーをCCSでクローズする事は多くの握力トレーニーが憧れると同時に、CCSでクローズできればもうそのグリッパーは完全に攻略したと言っても文句をほぼ言われないくらい、判断基準の一つとして扱われる事もしばしば。
しかし。やはりCCSは難しいです。
ディープセットよりも明らかに難易度が一段階以上高いですね。
ディープセット時に余裕があっても、CCSではクローズできないなんてのはよくある話。
それは何故かって、ディープセット(理想的な握り)よりもかなり妥協した位置で握らなきゃならないってところですよね。
「妥協」という言い方は少し語弊があるかもしれませんね。まぁそれはそれとして。
その妥協具合をそれぞれ個人が探っていく必要があるのかなと考えています。
妥協の仕方
じゃあ具体的にどう探っていくのかという話ですが、一番分かりやすいのはカードを通したスタート時の状態でどれだけ4本指をかけておくかというところだと思います。
カードを通せる幅はかなり広いですから、ディープセット時の指のかかりよりもめちゃくちゃ浅いところからスタートしなければなりません。
その浅すぎるかかり具合をなるべく深く改善しようと考えたときに最も手っ取り早い方法は?
そう。
親指側のハンドルを後ろにズラすんです。
しかしこれだとどうでしょう。
指がより深くかかるのは良い事ですが、クローズ時のモーメントがズレて、いわゆる握力トレーニングをした事がない人の握りである拳の関節の力を多く使うような握りになりやすくなってしまいます。
ハンドルをズラさず握るデメリット
じゃあ逆にいつも通りのディープセットと同じ位置、つまり全くズラさずにセットした場合はどうでしょうか。
先ほど指のかかりが浅すぎると書きましたが、浅すぎる事で何が起きるのか。
初動の力が足りていない人(これはあくまで仮設)はまるで第二関節がロックしたかのように握り進めなくなるんです。
私もその現象に悩まされていました。
じゃあ初動を鍛えれば良いんじゃね?
という結論になりますけども、私の場合はそこまでCCSに執着が無く、ディープセットでガンガン進めていきたいタイプなのでそこまで初動に気持ちを入れる事ができず・・・。
というかロックする程酷い状態が初動強化で改善するか見通しが立たなかったのが正直なところです。
しかし半年ほど前、あるフォームに変えたところ、ロックする現象がほぼゼロに改善されて、それが他の握力トレーニーにも効果があったものがあります。
お待たせしました。
やっとここからがこの記事の本題ですね。
セット時に逆向きの圧をかける
核心に迫る前に、まずは私個人がロックがかかったようになっていた原因についてお話します。
それはズバリ人差し指です。
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