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病気の一枚 27

2021年8月の私です。

本編に入る前に・・・ここ最近、私のnoteへ来てくださっている皆さま&いつも読んでくださっている皆さまへ。いつもの皆さまにはいつもの記事ですが、最近来てくださっている皆さまには、ちょっとびっくりかも、と思うので、この前置きを書くようにしました。
私、この病気の事を、今は月1回で書いています。最初の頃は、まあ、自分の人生で、こんな経験することって、2度とないしな、と思って書いていました。でも時がたつにつれて、記事を読んでくださっている皆さまにコメントをいただくようになり、この病気に対して、病気を経験した人にも、現在進行形で治療をしている人にも、経験していない人にも、何か伝えられる、伝わる事があれば、と、このごろ少し思うようになってきました。
特に大きな事は何も考えてなく、どなたかが言われた「ろうそくの灯」のように小さな小さな明かりを灯し続けていければ、と思っております。
私の定時連絡のようなモノだと思っていただければ、いいかなと思っております。

2019年夏、右胸のしこりに激痛がはしり、検査の結果、乳がん、悪性腫瘍と診断されて、11月に右胸全摘とガンが転移していた右脇下のリンパ節切除手術を受けた。そして12月から抗がん剤治療が始まり、翌年5月にやっと抗がん剤治療が終わり、7月にポート抜去手術後、ホルモン療法も始まった。

そして、2020年9月から仕事復帰。ただし、右腕はリンパ節切除の影響で軽いリンパ浮腫を起こしており、腕を休ませながらの勤務。今は本格的に仕事復帰している。

今月はお話したいことがたくさんあるので、ちょっと記事長めです。

ワクチン接種しました。

今月に入ってすぐ、例のワクチンを打った。
ワクチンを打つ前に、先月の乳腺外科受診の際に、主治医の先生に尋ねたら、「うん!打ってもいいけど、2回とも左腕でね!」とニコニコしながら言われた。はい、右腕はリンパ浮腫ですから・・・。

私は近所のかかりつけ医で接種することになっていた。私の乳がん発覚前からもうずっとお世話になっている病院だ。接種券が届いたと同時に予約を入れることができた。

ということで、これからのお話するのは、あくまで私の場合のワクチン経験談です。

ワクチン接種1回目。

注射嫌いの私にとって、たとえワクチンだろうが、嫌いなものは嫌いで、打つ前から先生に、どれくらい痛いのかとか、針は嫌だとか、ぶつぶつ愚痴っている間にブスリと刺された。痛い・・・。
その後、待合室で15分の経過観察・・・あれ?なんだか、眠たい・・・気がつけば、待合室で爆睡。自分の名前が呼ばれてるのも聞こえないぐらい爆睡していた。結局、30分ぐらい寝た後に、帰宅。

翌朝、熱を測ると36.5度。熱はないな・・・。月初めは仕事も立て込んでるしな・・・。そう思いながら、会社へ。
午前中はなんなく仕事をこなしたものの、昼休みあたりから、だんだん倦怠感が出てきて、それでもどうにか仕事をこなして、定時ダッシュで帰宅。夕食に、にゅう麺を食べて、お風呂入って、とにかくおやすみなさいzzz

1回目ワクチン接種から2日目。
昨日の午後の倦怠感が嘘のようになくなり、いつもどおりに会社へ。
あ、1回目の接種では腕の痛みはそこまでなかったものの、打ってすぐは痛くて、荷物を持つのに、ワクチンを打った左腕なのか、リンパ浮腫の右腕なのか、迷ってしまった。

ワクチン接種2回目。

1回目の接種から3週間後。
「2回目は、接種翌日は仕事休んだ方がいいんじゃない?」と友達に言われながら、2回目の接種を受けた。
2回目は、もう刺した瞬間から痛かった。1回目より痛くて、リンパ浮腫の右腕をちょっと多めに使ってしまった。

翌朝、熱を測ると36.6度。熱はないな・・・。行けるな・・・会社。そう思いながら、出社。
しかし、2回目は1回目と違い、倦怠感がすぐにやってきた。しかも腕が痛いので、普段右腕をかばって左でパソコンマウスを操作しているのだが、それすらもしんどい。

そして、昼休みを過ぎる頃は、もう倦怠感が増殖して、頭痛もしてきた。
「鎮痛剤、飲んだら?」
「いや、それを今ここで飲むぐらいなら、早退して家に帰って飲んで寝るし・・・いや、寝かせてください」
そう言って会社を早退する頃には、背中に寒気も襲ってきた。ヤバい。
帰宅して熱を測ると37.2度。この後、熱は37.5度まで上がった。

2回目ワクチン接種から2日目。
熱を測ると、36.9度。うーん・・・微妙。鎮痛剤を飲んで、会社に連絡を入れて、ひとまずひと眠り・・・。
昼前に目が覚めた。いや、正確には会社の携帯で、取引先からの電話で起こされた。熱を測る。36.3度。熱は下がった。気分も少しすっきりしてるし、と思いながら、少し出社。
私のワクチンの副作用はここで終わった。

副作用といえば。

ワクチンの副作用もいろいろあるが、抗がん剤の副作用もいろいろあった。吐き気、倦怠感、のどの痛み、味覚障害、下痢、脱毛などなど。抗がん剤治療中は、自分でチェック表を作って、毎日記入していた。

しかし、この令和の時代。やっぱりあるのですよ。

私と同じく乳がんで、治療を経験された方、現在進行形で治療を受けており、その状況を私なんかより事細かにnoteに綴られている方もたくさんいらっしゃいます。

その中のお一人、うたうとりさん。 うとりさんは、2021年3月に左胸の全摘手術を受けられました。そして、今月まで抗がん剤治療を受けておられました。そんなうとりさんの記事を読んでいて、ふと目に留まったこの体調アプリ管理の記事。そうだよね、時代だもの、こういうのはあるよね。しかも、うとりさんが使っているのは、使い心地よさそう!

うとりさんももちろん、治療中で身体がしんどい中、これから治療を受ける誰かのためにと治療の詳細や、がんという病気に対する想いを綴られているnoterさんは、本当にたくさんいらっしゃいます。同じ病気でも、人によって個人差があるから。それだけnoteに話が溢れている。

私は、自分がこの病気のことをnoteで書くのに、すごく迷ったので、いま現在進行形で治療を受けながらnoteで書いている方たちは、本当にすごいなと思うし、もう頭が上がりません。

うとりさん!かなり個人的な情報が入っている記事の紹介を、今回快く承諾してくださいまして、本当にありがとうございますm(_ _)m
うたうとりさんはこちら。ぜひぜひ!


撮った。

私の髪の毛は、今はだいぶのびてきた。くるんくるんの毛で。横は耳が隠れるぐらい、後ろはシャツの襟に届くぐらい。前髪は相変わらず伸びるのが遅くて、やっと眉毛が隠れるか、隠れないぐらい・・・。そして、白髪は白髪で生えてきている。

ちょうど昨年の今ごろの頭は、お盆まで少年のような坊主頭だったのが、お盆過ぎから、急に坊主の少年から超ベリーショートのモード系のモデルさんの頭になってきた頃である。そして、ケア帽子が手放せなかった頃でもある。ヘッダー写真は、左が病院で抗がん剤治療が始まる前にいただいた、ボランティアさんが作られたケア帽子、右は超不器用な私がざっくりと縫ったケア帽子である。

先月末のある朝、ももりゅうさんのこの記事を読みました。

ヘアドネーションとは髪の毛の寄付のこと。
この髪を使ってメディカルウィッグ(医療用ウィッグ)を作り、
病気などで必要になった人へ届けるボランティア活動のことを言う。

ももりゅうさんは、今、髪をのばしていらっしゃる。ヘアドネーションをするために。そして、ももりゅうさんだけではなく、noteの中にはヘアドネーションをされた方がたくさんいらっしゃることを知った。

こうしてボランティアでいただいた髪の毛のお世話になっている人もnoteの中にはたくさんいらっしゃいます。
私もその中の一人という立場で、ももりゅうさんにこの記事でご紹介いただきました。ももりゅうさんのこの記事、私がどうこう言うよりも、じっくり読んでもらいたいです。
ももりゅうさん!ご紹介いただきまして、本当にありがとうございますm(_ _)m
ももりゅうさんはこちら。ぜひぜひ!


いろんな繋がりがあった2021夏でした。




追伸:病気の一枚は連載モノです。よかったら26もご覧ください。



いちおう今までの分は私の病気マガジンにまとめています。
1から読むと、かなり長くなりますが、興味がある方はどうぞ(^^;)
えっと、13までは病気治療に専念しており、14あたりから徐々に社会復帰して、毎月の定時連絡になり、現在に至ります。



記事を書くための栄養源にします(^^;)