発達障害者のうつ病予防⑩ 美味しい物を食べると心の不調が分かる

うつ病を予防するためには、自分の精神状態を知ることも有用です。

今回はどうすれば、心の状態が分かるか、心が不調である時はどうすればよいかをお話しします。


心が不調になると、とかく影響を受けるのが睡眠と味覚です。

ただ、睡眠に関しては人によって眠れなかったり、逆に眠くて仕方がなかったりと、薬が必要になるまでわからないことが多い。

なので、私は味覚を確認するのをお勧めします。

具体的な方法はいたってシンプル。


好きなものを食べて、普段よりも美味しく感じなければ、心が不調です。


この時、注意してほしいのが食べる量はあまり関係ないことです。

あくまで味。特に最初の一口が重要です。

そこで少しでも違和感があれば間違いなく心が弱っています。


では、弱っている心に何をしてあげればよいか?


答え:何もしない


正確には強制的に何もできないようにする、です。


よくストレスを発散するには美味しい物を食べて、楽しいことをすることが推奨されていますが、美味しい物を食べるのも、楽しいことをするのにも心にガソリンが必要です。

心が不調な時は、心のガソリンが空になっていることが多いので、まずはこれが溜まるまでは何もしない、何もさせないことが正解です。

ガソリンを早く貯めるとか、効率的にためる方法はないので、無理に眠ることも、無理に食べることもありません。時間がすぎるのを待つだけです。


ただ、時間が過ぎれば心のガソリンは溜まっていくので、それまではなるべく嫌なことは避けて、疲れないよう過ごしてください。

時間があなたの心を満たして、必ず元気になります。


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