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父親の威厳とは? 子供と父親との距離感は人によって違っていい

私が幼い時の父親は、一言で表すと「怖い」ってイメージだった。
父親の周りには見えない薄い壁があるような感じがあって近寄りにくかったが、不思議と安心感はあった。
よく考えればこれが父親の威厳ってやつの一つなのだろう。

今では、私も結婚し子供に恵まれ、社会の厳しさを経験をし、父親と同じ価値観で話ができるようになった。
それからの父親との距離感は幼い時より近くなってきたし、怖いという感情は消え、安心感だけが残った気がした。
その、安心感が結構、心地良かったりするものだ。

私の子供は私のことをどう思っているか気になり聞いてみたら、

『近寄りにくいとか怖いと言う感じはしない。
一緒にゲームして遊んでくれるし、普段からふざけてばっかりだし、パパではあるけど友達っぽい感じもあるかな?まぁでも楽しいよ。』

と照れ臭そうに話してくれた。

「友達…」
喜んでいいのかどうなのか微妙な感じだが…
ザ・親父と言うのような威厳を感じるタイプの親にはなれてないようだ。
確かに私と父の子供に対しての関わり方は、全然違った。

父親は、ザ・昭和って感じで椅子にドシッと座って新聞読んでるタイプ。
イベント事の時は結構、気合いが入っていたが...。

私は普段から子供にガンガン関わり、遊びに誘ってるし、ふざけてボケまくってるし、自分の趣味に付き合わせたりと色々だ。
こんな関わり方してたら友達って言われるわな(笑)。
でも子供は「楽しい」って言ってくれた。

私はそれでいいと思った。
以前は、威厳たっぷりの父親になるんだ!
なんて夢を持っていたけど父親との距離感や威厳の保ち方は、その時代や、人の関わり方で違う。

理想の父親像をイメージし、理想の父親になるんだ!

みたいに気張って演じるのではなく、そのままの自分で、自然に子供に関わっていった結果、子供が幸せや、安心感を感じてくれるならそれはそれで正解なのだろう。

本格的に思春期に入ったら、反抗期も来るかもしれない。
おそらくウザがられるだろうが、これからの子供との距離感がどう変化していくのか楽しみである。

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