見出し画像

休職日記#6 姉と甥っ子が尊すぎる

「もうすぐ無職か〜」

今日は何もやる気が起きず、ソファでゴロゴロしていた。

人生で二回目の無職。最初は三年前。その時は半年で退職した。

つくづく社会になじめない体質なのだなぁ、と感じる。会社員として生きていくことは諦め始めている。

私には姉が二人いる。姉たちにも会社を辞めることを連絡してあった。

すると、二番目の姉が今日、「電話できる?」と連絡してきた。

ビデオで通話を始めると、姉と甥っ子の姿。

甥っ子は1歳になったばかりで、最近はあちこち歩き回るようになった。

外で遊ぶのが大好きで、シールを顔に貼るのがブーム。

好物は煮物とアボカド。私よりも野菜をよく食べる。

パジャマ姿で髪もボサボサの状態でカメラに映った私に、にこぉ〜っと満面の笑みを向けてくれる甥っ子。

退職に至るまでの考えやこれまでのこと、昨日の上司との面談のことなど「うんうん」と聴いてくれる姉。

こうして心配してくれる存在が、ものすごく沁みる。生きていてよかった、と思う。尊い。(甥っ子と姉はもはや私の推しである笑)

これまで、何度も死のうと思った。

生きていてもつらいことばかりだ。

苦しくて、これが死ぬまで続くかと思うと絶望しかない。どうやって生きていけばいいのかわからなかった。

でも、その度に甥っ子と姉たちと母の顔がちらついた。

自分の葬儀を想像して、悲しむ姿を見たくない、と思った。甥っ子がこれから大きくなっていく姿を見守りたい。甥っ子が大きくなった時に、「おばさんは自分で命を絶った」って聞かせるのは、酷だよな、と思った。

そう思えるくらいには、私も回復してきているみたいだ。

無職だろうが、社会不適合者だろうが、いいじゃないか。

自分のペースで、生きやすい方法はないかと模索しながら生きていけばいいのさ。


イラスト:あっこ
甥っ子が生きがいです。
まさかこんなに自分がオババカになるとは…
夜な夜な甥っ子の写真・動画を見ては涙するのでした。

よろしければサポートお願いいたします🌿いただいたサポートは、新しい学びの資金に使わせていただきます!