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トルコ旅29<チルなお宿>

暗くなる前に宿に戻ってきた。宿の庭から外を見ると、道路の向こう側には大きな岩が連なる。オリンポスは岩々に囲まれた谷間にあるような小さな村だ。

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この宿の何が素敵かって、朝食だけでなく夕食もついてくるところだ。私たちは2人用のバンガロー1棟利用で、1泊2食付きで2人で350TL(4300円)。ドミトリーやトイレなしの部屋もあり、値段はもう少し安いようだ。また結構敷地が広いようで、奥の方にはツリーハウスもある模様。私たちのバンガローはツリーハウスではないが、このオリンポスと言う村はツリーハウスで有名な村らしい。

オリンポス村は私たちみたいなバックパッカーが泊まるような宿が何軒かと、ちょっとした売店が数軒、あとレストラン数軒くらいしかないと思われる。よく言えば秘密の楽園だけど、言い方を変えると普通の旅行者からしたら不便な場所だし、ホテルのような宿泊施設ではないから潔癖症な人は無理かもしれない。それでも私たちからしたら秘密の楽園感の方が強く居心地がよい。

通りにあるレストランの値段もチェックしたが、カッパドキアからここに来たせいかとても物価は安く感じた。カッパドキアの物価が高いというだけのことだが。それでも宿の夕食付はとてもありがたい。

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夕食もビュッフェ式だった。米とサラダと豆とパプリカの炒め物みたいなものを選んでみた。これにプラスしてトルコのおいしいパンも付けて食べる。好きなだけ食べていいので、ホンザはかなり大量によそっていた。

このパプリカの炒めものみたいな料理、カッパドキアでも食べたものと同じ感じだがやはりチェコのレチョに似ている。レチョはラタトゥイユみたいな料理である。そしてサラダはなんてことないサラダだけどオリーブオイルが混ぜてあり、これまた私がよく作るサラダと似ている味付けで好みの味だった。トルコのオリーブオイルはやはり美味しい。米は期待はしていなかったが、香りなどなく普通に食べられる米だったのでよかった。米に関しては海外で食べる米は失敗も多いので、どうしても慎重になってしまうのだ。

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宿の庭スペースにはゆったりくつろげるチルなスペースがいくつもある。WIFIもバッチリだし一部のくつろぎスペースには電源コードもあったりで、もうなんていうか、最高としか言いようがない。夜になり少し肌寒くなってきたが気候も温暖で、南国っぽい雰囲気が漂っている。旅に少し疲れてしまった旅人たちを沈没させる気満々だな、この宿。

レセプション兼バーではアルコールやソフトドリンクもあるし、こういうチルな空間でゆったりと呑むのは最高に気持ちがいい。この宿がすっかり気に入ってしまった私とホンザである。

ザクロを搾ってもらってザクロジュースも飲んだ。結構酸っぱかったけどフレッシュなザクロをふんだんに使ったジュースが美味しくないわけがない。なんて贅沢なんだ、とそれだけで幸せな気持ちになった。

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ちなみにWIFIはバッチリと書いたがこの庭エリアのみの話で、我がバンガローまでWIFIは届かず、部屋では使えないという難点はあったものの、ここで使えばいいので私たちは特に気にはならないレベルだ。

宿は私たち以外にも結構宿泊客がいて、トルコ人らしき人たちもそれなりにいたし、フランスから自転車で旅をしている男の人もいたし、英語も結構聞こえてきた。

朝早かったし泳いだし、今夜はぐっすり眠れそうだ。


オリンポスの宿はこちら、Bayrams Tree House





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