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子どもとの会話が難しくなるのは、大体大人が考えすぎている

おはようございます。
おすすめnoteとして表示されたお話がすごく素敵だったので、ご紹介したいと思います。

さわらさんと息子さんとのやりとり。
子どもの言葉の裏まで想像してしまってイラッとする。
めっちゃ共感しました。

大人は子どもの言葉の裏を想像してイラッとするけど、子どもは、別に大人をイラつかせたいわけではないし、ただ自分の気持ちを伝えただけ、というパターン。
よくありました。
すごく、よくありました。

大人が勝手に深読みしているだけ、なんですよね。
本来は含まれていない意味を読んでしまうから、子どもの気持ちをそのまま受け取れない。
さわらさんの息子さんは、本当に、ただ天丼が食べたかっただけ。
さわらさんのご飯が食べたくないと言いたいわけでも、さわらさんの食事の支度を無駄にしたいわけでもない。
でも、大人って、なんか深読みしちゃうんですよね~

子どもの想像力は広いようで狭い

子どもの遊び方を見ていると、その発想力や想像力に驚かされることがあります。
だから、子どもは想像力がすごい!と思いますよね。

子どもの想像力は確かにすごいんですが、実はかなり限られた場面でしか発揮されません。
子ども自身が経験したことがないことに関しては、想像のしようがないからです。

なので、幼い子どもは相手の気持ちを想像できません。
ある程度成長しても、自分が経験したことを自分のことのように想像するって難易度が高いんです。
自分から考えてみよう、想像してみよう、という子はまた別なんですが。

大人も悲しくなる、ということは想像しにくい

幼い子どもにとって、大人はすごく大きな存在。
乳児にとっては世界の全て、とも言えます。

大人自身も、子どもにとって”すごい存在””頼られる存在”でいたいと無意識に思うため、子どもに対してあまり素を見せないことが多いと思います。
嫌なことがあっても、なんてことのない顔をしちゃう、とか。

その結果、子どもにとって大人が悲しがる姿って想像しにくいものになるんですね。

だから、余計に自分のすることで大人が悲しくなるって考えなくなる。
無意識に、自分が何をしても大人は受け流してくれる、受け入れてくれると考えている。
それはある意味で正解。
でも、それを当たり前にしてしまうと、大人の気持ちは思いやらなくていいってことになってしまいます。

大人が悲しがると、びっくりする子ども

私は、大人にも喜怒哀楽といった感情があることを、早いうちから子どもに伝えた方がいいと考えています。
だから、保育園で子どもと接する時も、子どもの行動に対する喜怒哀楽は伝えるようにしていました。

叩かれれば痛いし、頭突きも痛い。痛いのは嬉しくないから止めてほしい。
せっかく片づけたところを、わざと散らかされたら悲しい。
今はマスクをつけていることもあるので、ちょっとオーバーなくらい、悲しさをアピールしました。

すると、大体の子どもはびっくりした顔をします。
それからちょっとおろおろして、どうしていいか分からないという顔になる。
「もうしないでね。」と言うと、一生懸命頷いてくれる。
子どもも悪意があるわけではないので、素直に受け入れてくれます。

そういう生活を数ヶ月していると、こちらが何も言わず、表情を曇らせるだけで、子どもははっとした表情をするようになります。
子ども同士でも、悲しそうな顔をしている子、泣いている子に気がつくと、慰めようと頭を撫でる姿が出てきます。
1歳児だとまだ難しいかもしれませんが、2歳児ならごく自然に見られる姿になるんです。

無下にされたと思うから大人はイラッとする、子どもも同じ

大人でも、自分の気持ちや頑張りが無下にされるとイラッとします。
自分を適当に扱われた気がして、悲しくもなります。
でも、相手に自分を無下にする意図はないってことが分かると、イラッとすることなく冷静に対応することができるはず。

これが難しいんですよね・・・本当に。

経験上、子どもとのやりとりで大人がイラッとするのは、大体大人の考えすぎ、深読みしすぎが原因。
私自身は、それに気がついてから大分イラッとしなくなりました。

そして、子どもは自分の気持ちをそのまま受け止めてもらえれば、それで満足することが大半です。
大人が自分の気持ちを無下にされるとイラッとするのと同じように、子どもも、自分の気持ちをちゃんと受け止めてもらえていない、と感じると悲しくなります。
だから主張を続ける、そして大人にまた否定され、さらに悲しくなってもっと強く主張して・・・最終的に怒られる。

子どもの言葉をそのまま受け止める。
案外、それで子どもの気持ちがおさまることって多いんです。

子どもの言葉をすぐ叶えることはできない状況でも、すぐ「無理」とは言わず、ひとまず「そうしたいんだね」と受け止める。
そこから話を始めるだけで、子どもとのやりとりはかなり変わってくると思います。

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