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思考はホントに現実化するのか?

「思考は現実化する」「願えば叶う」「人がイメージできるのもは実現できる」

これらはよく聞く言葉ですが、因果関係のない話には納得できない性格なので、どこか怪しげな話としてスルーしていました。

この記事では思考が現実化する仕組みについて考えてみたいと思います。

松下幸之助の言葉

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パナソニック創業者・松下幸之助氏が、ある講演会でダム式経営について話をした時の有名なエピソードがあります。

ダム式経営は、ダムに水を貯めるように企業も不況に備えてお金を蓄えておかねばならないという考え方ですが、講演が終わり参加者の一人が質問をしました。

「会社にお金を蓄えることが大事なのはわかった。しかし我々経営者はそれが出来なくて困っている。どうすればダムができるのか教えて欲しい。」

この質問に対して松下氏は苦笑を浮かべ「まずダムをつくろうと思わんとあきまへんなぁ」と答えました。

具体的なノウハウを期待していた会場全体に失笑が広がりますが、強い衝撃を受けていたのが、講演に参加していた京セラ創業者・稲盛和夫氏です。

稲盛氏は一途に思い続けることの重要性を理解し会社経営に活かしました。
のちに稲盛氏は“思い”を“信念”まで高めることによって、目標を達成するための創意工夫が生まれてくると言っています。

目標達成のための脳の使い方

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ダム式経営の話は、ダムを作ろうと思うこと(思考)。その思考を寝ても覚めてもそのことを考えてしまうような強い願望まで高めること。強い願望によって創意工夫が生まれてダムが実現する。ということになります。

まずは思考すること、次に強い願望まで思いを高めること。ここまでは繋がっていますが、強い願望から創意工夫が生まれて実現するところが少し飛躍しています。

この点については、脳と心の仕組みで説明することができます。
まず強い願望は心の底から達成したい目標のことであり、真の欲求であることが非常に重要です。

真の欲求で目標を設定すると、脳の機能であるRAS(Reticular Activating System:網様体賦活系)とスコトーマの原理によって目標達成に必要な情報やリソースが認識できるようになります。

また、真の欲求で目標を設定し必ず達成するという高いエフィカシーを持つことによって、脳内にドーパミンが分泌され脳がクリエイティブに働くようになり、目標達成のためのアイデアや道筋がみえてくるようになるのです。

もう少し詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。


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