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ブライダル一筋30年!ブライダルフォトグラファーの備忘録

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フィルムの時代から現在進行形でプロのブライダルフォトグラファーとして撮影をしています。挙式当日のスナップ撮影やフォーマル撮影、別日の前撮りフォトやフォトウェディングなど。 今まで…
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#11.「披露宴前半(1)」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

#11.「披露宴前半(1)」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

披露宴前半(1)
会場の特色

今回は、挙式も無事に終わり披露宴へとお話は移るのですが、披露宴会場の造りは、ホテルやゲストハウスなど、どの会場も特色を見せるポイントになります。窓からの景色や、ワンフロア貸し切り感を全面に出すところ、ガーデンを邸宅が囲む完全独立型の会場など様々です。

進行に合わせた撮影

会場により、披露宴前にプチ立食を挟むところもあったりと一言でご披露宴といっても、進行は同じで

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#10.「アフターセレモニー」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

#10.「アフターセレモニー」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

今回タイトルの「アフターセレモニー」という言葉は、あまり馴染みがないかもしれません。中には会場のオリジナルもありますが、その内容の多くはフラワーシャワーやブーケトスに代表される挙式後のセレモニーを意味します。

挙式の厳粛な雰囲気とは打って変わって、日ごろのお二人とご友人との距離感なども垣間見えるシーンや表情を撮影できるチャンスです。

フラワーシャワーは、会場の作りにもよりますが、お二人が階段を

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#9.「挙式本番」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

#9.「挙式本番」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

前回の記事では、挙式の開始直前までをお話してきました。
チャペルの中では、ご親族やご友人の皆様が、お二人の登場を待っています。

いよいよ挙式本番の撮影になるのですが、入場を「前から撮影」か「後ろから撮影」か、また2名のフォトグラファー商品の場合、どちらがどの方向から撮影するのかなどは、会場によりいろいろです。

僕が昨年までメインで撮影していた会場では、メインフォトグラファーは、閉まっている扉の

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#8.「挙式当日!!」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

#8.「挙式当日!!」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

いよいよ挙式当日のお話になってくるのですが、当日を迎える前の準備については、#4の「身だしなみ&マナーについて」でお話しましたね。

当日の撮影開始のタイミングは、会場や商品によって多少の違いはありますが、十分に機材のセッティングと最終資料をチェックしたら、当日の会場外観の撮影をするところが多いですね。

挙式当日の空や日差しや、こちらの会場を選んだお二人の想いなどを振り返ることができる素敵な

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#3.「無双のデジタル世代との遭遇」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

#3.「無双のデジタル世代との遭遇」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

前回は「新境地開拓!育成奔走スタート」なんて言って締めてましたけど、今回は、育成に参加してくれた、ブライダルカメラマンを目指す20代男性S君と30代女性Hさんのお二人のお話です。

最初に彼らが撮影したデータを見せてもらいましたが、意外とうまくて驚いた(笑)。しかし今すぐに任せられるほどではない。

タイトルにも掲げた、とにかく沢山撮る「無双のデジタル世代」と言っても、もちろん全否定するものではな

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#2.「フォトグラファー育成のお話し」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

#2.「フォトグラファー育成のお話し」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

フォトグラファーをなが~く続けていると、『若い子の育成』なんてお話も最近はあり「あ~時間がたったんだなぁ~」なんて、改めて過ぎ去った歳月を感じてしみじみ…。

育成・・・育成?ん?
ところで、自分は誰に写真を教わった?と、ふっと我を振り返る。
今に至るまで、いろいろな人と出会い、刺激しあい、時には熱い議論なんてことも。
ただ、思い返してみても「先生?師匠?」というような存在はいなかったような…。

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