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#ドッグイヤー 『地域再生の失敗学』4

地域再生の失敗学

■魅力的な住まいと、おいしい店と、とっておきの場所を用意しておくことと、さらに彼女たちは子供のことを優先して考えるのでインターナショナルスクールを充実させる、ここまですれば奥さんたちはきっと半年から一年は京都に住みたいと思うはずで、奥さんがそういえば投資家もそれに従う。そこで地元の中小企業を見て回らせればいいんです。

■「トランザクティブ・メモリー」という概念が、顔を合わせることの重要性を裏付けています。これは、組織にとってメンバーが一緒に何か学習するよりも、バラバラに学習したことを持ち寄りお互いに「誰が何を知っているか」をしっている状態のほうが、組織の持っている知識の総量が大きくなるという考え方です。つまり、何を(What)知っているかよりも、誰が何を知っているか(Who  knows  what)のほうが組織にとって遥かに重要なのだということです。

■ひらめきや思いつきをもたらす仕組みは、脳科学の分野では「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼ばれていて、ぼんやりしたりあまり集中していない状態の時に、脳の複数の領域が神経活動を同調させながら活動していることがわかってきています。
日本でも、若い起業家が中核都市から少し離れた片田舎に集まる傾向があります。

■地方都市が他人を惹きつけるためには、まずは住みやすさがもっとも重要でしょう。あとは人を集めるちょっとおしゃれなカフェがあって、そこでは無線LANも電源も使えて、夜は小さなパーティが開けるバーになる。バーベキューができる河原や公園がある・・・そんな小さなことで十分なのだと思います。

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