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#ドッグイヤー 『地域づくりの新潮流』スローシティ アグリツーリズモ ネットワーク 2

地域づくりの新潮流

■スローシティ(チッタズロー)は観光を目的とするものではなく、高級な生活の質を求める人々の住む都市を目指す運動であり、市民自身のためのものです。

■ヘルシンキ市のまちづくりで特筆されるべき点は3つある。ひとつは「計画なきところに建設なし」というポリシーである。
第2のポイントは、その「計画」を策定する市の都市計画スタッフの充実である。
次に特筆すべきは、ヘルシンキ市の面積の80パーセントが公有地であり、さらに市外にも公有地を獲得しようとさえしていることである。

子供のときからまちの美というものを意識して育っていればこそ、けっして美しい国とは言えないわが国と対照的な環境が形成されていったのだろう。美しくないまちには、投資家を含めて人々を呼び寄せることができないのだ。
今からでも遅くはないから子供に食育をほどこすように都市や地域の美学を教え込むことが必要だと考える

■イギリスの牧場や畑には「パブリック・パス」という誰でも通れる通路があって、多くの人々が自由に散歩を楽しめる。グリーンツーリズムを定着させるためには、わが国にも必要な制度であろう。

■もう一つ興味深かったのは、美術館のホールで行われていたまちづくりのための市民ワークショップである。パネルに張られた提案に対して市民が自由に自分の意見を書き込めるようになっており、大変な人混みだった。

■もう一つ特筆すべきは、特に旧東ドイツで行われている人口減少に対応する「減築」という制度である。東ドイツの大都市ライプツィヒでも、西側への人口流出によって人口減少が起こっていたが、空き家を取り壊した跡を緑化して緑のネットワークをつくり出すなど、「減築」を創造的に利用して都市空間を豊かにすることで価値を上げることに成功している。

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