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#ドッグイヤー 『地域再生の失敗学』1

地域再生の失敗学

■本書でいう「地域」とは、中心となる都市と、その都市に通勤・通学する人口が一定以上いる周辺地域を合わせたもの。そしてこのような地域における平均的所得が向上することをもって「再生」と呼びます。

■現代の先進国経済における所得の源泉は「ものづくりそのもの」にはありません。先進国にとっての所得の源泉は、企画・開発、デザインといった「ものづくりの周辺」へと移ってきています。

■多数のアイデアがテストされ、その中の一部が半ば偶然生き残っていくという視点がこれからの経済にとって重要になるでしょう。地域経済の活性化のためにはより多くのアイデアが生産される場所が必要です。

■「まちおこし」は地域再生のための手段にすぎない。そして地域再生のためには経済の再生が必要だ。必要なのは「いかにして稼ぐか、いかにして稼ぎを逃がさないか」という視点だ

■地域活性化の取り組みは、最初は当然ながらそれなりの意識を持った人が集まって成果を出します。しかし、それが話題になればなるほど、何も考えずに後乗りしてどうにかトクしようと参入する人が増加し、一気にコモディティになって陳腐化してしまうというのを繰り返してきています。

■今は全国各地でメインストリートではなく路地裏からまちが変わっていくことが多くなっています。まずは地味でもやりやすく、成果の出やすい路地裏から手をつけていく。そして成果を上げていけば、説得力が出て波及していく。

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