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「光をかえす」(詩)

私はウソに包まれて
女の子と鳴りました

あの火を点けた夜
手の平同士を合わせて見つめた眼

音が降っている
降り積もって息は多面に光をかえす

嘘に味を沁み込ませ
あなたに食べさせた

どうせ女に成るのです

最後の折り目を折る指先は
細くも白くもやさしくもなく
嘘が胸の切れ込みで光をかえすのです

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