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【フェイバー・ビレン】色彩心理学!今夜も真っ赤なマトンシチュー!?【好きな色嫌いな色の性格判断テスト】

……この前描いた絵、よく考えたらめちゃくちゃ全体的に赤である。

フェイバー・ビレンは色彩心理学の第一人者だ。彼の本をいくつか読もうと思い、初めに「好きな色嫌いな色の性格判断テスト」を手に取る。初心者でもとっかかりそうなそういう本から、専門的なものまで色々書かれていらっしゃる。


何故読もうと思ったかと言うと、アタイはこう見えて芸大生だ。通信制の大学である。「入学するのは簡単だが卒業するのは難しい」で名高い通信制大学を躁鬱発達のアタイがなんとか頑張っている。ちゃんと卒業できる……予定。

もうちょっと色を感覚じゃなくて形で見た方が楽しくできるんじゃないのか。
デジタルの作品をやっていたのだが、もう目の焦点が合わない。視力が落ちたというのもあるが、色がよくわからないのだ。うつだからか色がわからないというか、感覚が薄くなっているというか、なんていうべきか……目標はあることは理解してるのに、どうやって進めばいいか、描けばいいのかわからない。

(その他色々理由はあるが、来年度油絵の方に編入することにしてる。一日中家でパソコンに向かってカチカチやってるよりは目と心がマシとは思う……と思いたい)

この本を読む数分前、お母さんと喧嘩したのだ。作品を描きたいのに買い物に付き合わされ、でもお母さんと話す時なんて買い物の時くらいしかないので、色々話す。

「どうすればいいかわからない、自分の絵が下手で辛いし地元の友人とやってる作品でもアタイが頭悪い協調性の無いことをしてしまい辛い、悪い失敗では無いから生かしたいとは思うがやっぱり悲しい」
と言ったら

「頑張るしか無い」
と言われる。そしたらついムカついて
「頑張れなんて言うなよ」
と、お母さんに言ってしまった。

本当に周りがよく見えなくておまけに絵も下手で辛いんだよ。十分見えないなりに頑張ってるのに頑張れとか言うなよ……と…………
そういえば、この前知り合いの手紙に犬と猫を描いたら「上手だね」って言ってもらえて、ああ、最近そういえば絵が上手いって誰も言ってくれてなかったなと思ってお世辞だと分かってても嬉しかった。
嘘でも良いからお前は頑張ってるよとでも言って欲しかったのだろうか。
もちろん後々考えればアタイが悪い。他の人に
「紬樹さん頑張れって言う……ウザイ」
って言われたらそりゃ
「この人とはもう適当なセリフしか話さねえ〜!」ってなる。
お母さんだから話さねえ〜!ってなるわけにいかないから言ってしまったことなんだって今思えば分かる……

……さて、長くなってしまった。本の話に戻ろう。


中古で買った為、所々黄色いマーカーが引いてあってまあ〜読みにくい読みにくい。この黄色があまり好きでは無いな。目が痛いだけ……?というべきかな?厨学生の時は蛍光ペン、赤(マゼンタ?)を使ってた記憶がある。青はまだしも黄色は理解できない……?
あ……でもチェコアニメとかで使われてる優しい黄色はすごく理想的で好きだ。

黄色から連想される言葉を引用すると、

ポジティブ
「快活な、陽気な、希望に満ちた、楽観的な、広々とした」

ネガティブ
「眩惑的な、傲慢な、気難しい、自己中心的な」

です。おお!すごく体癖論でいう9種的というか、まさに優しい子供に見せたい温かい光であり、主張が激しく目が痛い過敏な光でもある!
……温かい人って目下の者に対して過保護で過干渉になりがちかもしれないけど、自分のそういう所に気づけるといいよね。そして明るい気持ちで手を離して飛ばしてあげられたら素敵だろうね。
見守る側か見守られる側かわからないけど、いつかそんな美しい景色が見られたらいいな。

アタイは今好きな色というものが本当に分からないが、1歳の時に好きだった色を何故か覚えている。
なんか、ベビーベッドの飾りにカラフルな輪っかがついてて……その中でも特に興味を示したのが紫。

紫は散乱したり溶融しやすく見えにくい。近くだと目立つけど遠くだとすごくぼやける。
昔から「神秘」「荘厳」のイメージ。
……もしかして、他の子たちがピンクとか赤とか青って言ってた時、アタイは何か達観した考えを持っていた……!?そんな驚きがあるが、今現在、紫はまあ……そんな、ちょっとした「昔の色」という特別感は多少あるものの、別に……って感じです。と言っても他の色が特別好きなわけでもない。

色々考えて、「強いて言うなら……」なら……まあ……じっくり考えて一番好きかな〜というのは黄色……?でも蛍光の黄色は他の蛍光色より苦手。

(実際、黄色が好きな人は結構6種的な人や精神病質な人ってことがビレン先生の本に……!ゴッホも黄色が大好きです!)

なんと、冒頭には精神病と色の関係まで書かれている。丁度いい。(詳しくはぜひお読みになってください)
やっぱりアタイのようなちょっとおかしい人は、このように無理矢理心じゃなくて言葉や形で見ようとするのかもしれない……。自分が急にマッドアーティスト☆のように思えて面白くなってくる。
感覚というものばかりを頼りにしていたけれど、新しい別の感覚を覚える……もし耳が聴こえなくなり、不便や音楽が聴けなくなってしまったらアタイはとても怖いかもしれない。でもその時がもしあったとしても、冷静に、そしてたまにおかしく……

色じゃなくて形で見る色……考えれば考えるほど……ヒッヒッヒ…………

「ハヌマーン(バンド)」のアルバムアートの色で見ていこうと思います。
詩人・山田大先生も元々は感覚人で、かなり感覚で詩を書き、生きている方と伺えます。ほんとうに「ザ・詩人」でまさに天才といったような絵描き方をします。しかし「形」となって似たような表現になりがちになってしまうという欠点も随所に見えるような……

「World system kitchen」

色に対する無関心。
うつ状態になると「色がくすんで見える」とか言いますよね。
勝手な想像ですが、もしかしてこの頃彼はうつ状態かそれに近いものだったりしたのだろうか?
全体的にくすんだ無彩色。ひっくり返したタバコ箱とビル、国道のような道。

ちなみにアタイの描いた風景構成法のテスト!
(にわかです、ゆるして)


右奥にあるのは一応ビルの群のつもりである。ちなみにこの風景構成法で紙の右上にあるモノが象徴するのは「未来」「したいこと」らしい。アタイの「未来・したいこと」はおそらく「働かなきゃ」とか「どこかに遠くの街に行かなきゃ」だろうか?と予測できる。

アルバムの歌の内容も「家の中で独り、無関心、どこにも行けない夢」
アタイの大好きな「トラベルプランナー」なんかはまさにうつ病の歌といってもいいような内容だ。

このアルバムイラストも右奥に向かってビル……おわかりいただけただろうか?もちろん間に受けないでくださいではあるが……

ある多弁家の個人的な感想です。お願いですから間に受けないでください!

赤を好む人々は…
活発な外向派でありたい願望を持ちながら燃え尽きてしまうため、羞恥心に耐えられず、心理学用語【補償作用】から、赤の強さに憧れるタイプ(中略)躁鬱病の症候やその滞在的気質がある人もまた、赤を好みやすい。

フェイバー・ビレン 好きな色嫌いな色性格判断テスト

「RE DISTORTION」

は名前からも伝わってくるが、やっぱり似たような「世界の仕組み」的な厨二アルバムである。だがさっきの「部屋の中で独り」浴びる「世界の仕組み」とは打って変わり、「nice to neet you」も「今夜、貴方とマトンシチュー」などどれも外の世界で、「どこにも行けない」と考えていたあの時と打って変わって半ば誇大妄想的。
最後の「リボルバー」に限ってはすごく「躁」なイメージである。常に愛を……さよなら絵○的な爆発オチに感じた(アタイは)
そう、躁、外の世界に対しての興奮や刺激や攻撃性で赤、自分はお前らとは違うのさ……の青い人物……アタイもそうしがちだから分かる(躁鬱w)が、そういった躁的なものが半ば目の痛い色になったのでは無いだろうか?
……そして、青空にはなんだか、蛍光青に比べるとむしろ白に近いというか、青空を見ることを「虚空を見る」と言うべきか、躁も鬱も何も感じたく無いような気持ちのように感じられる。
共感、といった言葉でアタイが片付けてしまうとバカみたいかもしれないけど……

……というかもしかして、山田大先生も赤より黄色の方が好きなんじゃないか説。

決して間に受けないで下さい!

精神が不安定だと濃い色たちからはネガティブな連想をし(赤のアルバム、鬱の時にスマホにどどーんってなると普通に不快)、気分が高揚するとその眩しさに心が冴える。……まさに不眠が続くせいで今夜もマトンシチューである。
「内向」と「外向」を入れ替えながら生きてる人は、色の感じ方も変わってしまう。うつ病が周りが暗くくすんで見えてもヤクをやれば世界はカラフル……
体癖論でいう6種的な人にヤク中が多いのもそんな二重人格な所からだろう……
だからと言ってお母さん、「がんばれ」としか言えないのはわかるが、アタイにヤクはやって欲しくないだろう、酒でさえ依存したら困るからって理由でやってないってえのに!

ほんと、「6種」「黄色に惹かれる人」「精神病質」とかいう人種は、基本的に見えている世界は他の人よりもずっと楽しくて美しい自信がある。例え躁鬱発達もうダメオタクだとしてもその自信がある……いや、だからこそだからかね…… 
……お母さん、せめて「(アタイの)見えてる世界、すごく美しい世界じゃないか、素敵じゃん」ってだけ言って欲しいんだよ……そんな都合のいい人なんていた方が怖いのかもしれないけど。鬱だ〜〜!!!

前、「強いて言うなら赤が苦手かな、躁の時の自分に似ててキツイ」って描いたけど、結局躁の時は好きだってことぢゃん。

思えばね、フェイバー・ビレン読んでいくうちにどの色も本当に面白く思えて仕方ないよ。そしてどの色も眩しい色だと毒々しくて参ったね。

ああ^〜だめだ、そうやっていくうちに自分が何が好きで何者なのか本当に分からなくなる。


青春はどどめ色☆


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