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地元でごてんまり作家をやる喜び

こんにちは。秋田県由利本荘市でごてんまりを作っています〈ゆりてまり〉です。

先日ヤマキウ倉庫で行われた、着物フリマで水引の髪飾りを購入しました。
ピンクの色合いが可愛い髪飾りです。
ちょうど似たような色合いのごてんまりがあったので、髪飾りに付け加えてみました。

水引の作家さんに、こちらの画像をInstagramなどSNSで紹介していいか聞いたところ、快くOKしてくださいました。
水引が気になる方は、ruruさんのInstagramをご覧ください。
美しい作品がたくさんあります。


こちらの髪飾りと、同じく先日の着物フリマで購入した浴衣を着用して地元のイベントに行きました。
髪飾りを見た5歳の女の子に「ごてんまり、可愛い!」と言ってもらいました。


この女の子は友人の娘さんで、3歳の七五三の時にわたしのごてんまりの髪飾りを付けてくれました。
つい最近も虹色のヘアゴムをオーダーしてくれて、制作したばかりです。

商品が売れるだけでなく、こうして自分の作ったものを他の人が身につけてくれる、誰かの役に立っていることが実感できるって、嬉しいですね。
これも地元でごてんまり作家をやる喜びの一つかなと思います。

石脇夕涼みのイベントでも、わたしの作った鶴のまりを浴衣に合わせて使ってくださる方をお見かけして、とても嬉しかったです。

写真撮らせていただきました
こちらの方も作家さん。「ちびすけ堂」のイラストレーターです。

この鶴のまりは、今月の着物フリマとゆりほんじょうマルシェで販売しました。
地元で作ったごてんまりを、地元の誰かが身につけて楽しんでくれる。
しかも地元のイベントでそれが起こるという、実にハッピーな循環が起きています。
あまり意識していなかったのですが、これもまた「ごてんまりの円環」なのかもしれません。

前にも「ごてんまりの円環を作りたい」と書いたことがあります。
このときわたしが考えていたのは、一度オーダーしていただいたまりを軸に、時空を超えてお客様が同じまりを何度も楽しむイメージでした。
しかし今回のように、地域で同時多発的に起こるごてんまりの円環もあるんですね。
これは新たな気づきでした。

何よりも皆さんがごてんまりを自主的に身につけてくださるのが嬉しいです。
わたしが作ったものをそのまま身につけてくださる人もいますが、アレンジする人もいます。
誰かのアレンジが入ると、わたしでは思いつかなかったやり方が見つかるというか、ごてんまりの幅が広がって楽しいです。
例えば鶴のまりは、最初からイヤリングとして販売していたわけではありませんでした。

ゴロゴロと丸のまま売っていました。


イヤリングに仕立てて浴衣と合わせることを思い付き、実行したのは、あくまでお客様です。
写真は撮っていないのですが、ゆりほんじょうマルシェで販売した一個売りのまりに、ビーズをつけてピアスに加工した人が、ミニごてんまり教室に来てくれたということもありました。

同時多発的なごてんまりの円環は、まりを心から「楽しみたい」人がいるからこそ、生まれたんだと思います。
まり楽しむ人が出てくると、ちょっとずつ地元が変化していくのが感じられます。
そういう変化を肌で感じられるのが、地元でごてんまり作家をやる一番の喜びだと思います。

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