見出し画像

自薦140字小説まとめ④

【No.675 蜃気牢】
蜃気牢に囚われる人が年々と増えていく。人の繋がりが希薄になった今、世界中で蔓延している自然現象だ。表面上だけの希望や、叶えたかったいくつかの夢、あるはずもない未来を見せては蜃気楼の檻に閉じ込める。次々に人が現実から消えていく。蜃気牢の中にだけ、幸せそうな人達の影が見えた

【No.676 猫の妖精】
冬にだけ現れる猫の妖精がいた。寒くて震えている人の元に訪れて、毛布を授けるブランケット・ブラウンケット・シーだ。人語を話し、二本足で歩く茶色い猫。体が暖かくて笑顔に変わっていく人を見て、猫は心が温かくなるのを嬉しく感じる。ブランケットと幸せを運ぶ、優しい優しい、猫の妖精

【No.679 わたゆめ】
路地裏でわたゆめが売られていた。昔の夢をお菓子にしてくれるのだ。売り子が棒をくるくると回していく。パイロットなら飛行機の形に、サッカー選手ならボールの形にわたゆめが夢を象る。僕のは歪な形で、口に含んでも甘いのか苦いのか判断がつかない。あの日、描いた夢はもう忘れてしまった

【No.680 春撒き】
冬の凍てつく寒さが通り過ぎたころ、町中では一斉にスプリングラーが起動した。勢いよく回るノズルから桜の花びらが撒かれる。枯れた木は鮮やかに蘇り、どこからか暖かい風を運んできた。今年こそはみんなでお花見ができるように願う。厳しい時代を乗り越えた証の、待ちに待った春撒きの季節

【No.681 せいめいのおわり】
彼女のことを偲ぶ。今にして思えば、女の子っぽい名前が嫌いだと言っていた彼女に対して、僕の名前だけが最後にあげられるプレゼントだったのかもしれない。名前を失った彼女をいつか、忘れてしまう。悲しいことではなかった。また別の何かに生まれ変わるだけだ。生命としての、姓名としての

【No.682 歯虫】
現代病である歯虫の治療で、歯医者は患者で溢れ返っている。歯の黒ずんだ部分に足だけが生えた歯虫は、口の中から頭の神経へと潜り込む。乗っ取られた人間は甘いものが欲しくなり、炭酸飲料やスナック菓子を貪ったまま歯磨きをしなくなる。そうして人間を操り、仲間の歯虫を増やしていくのだ

【No.683 夢ガチャ】
子どものときに回し過ぎてしまった夢ガチャのせいで、今では地に足のついた将来しか残っていなかった。昔は消防士、俳優、小説家と回せば回すほど夢が溢れてきたのに。今では夢ガチャを回すお金も、時間も、興味もない。「これで最後」と諦めて回しては、中身を見ることもなくゴミ箱に捨てた

【No.684 ワードフォンデュ】
適切な人間関係が難しくなった現代で、ワードフォンデュは国民のおやつになった。甘酸っぱい言葉、ほろ苦い言葉で気持ちをコーティングするのだ。オブラートに包むだけでは本音を隠せない。それほどまでに誰かを貶める言葉は力を持ってしまう。優しさの膜で覆って、傷つかない言葉を口に含む

【No.685 月の魔法】
満月を見ると子どものころを思い出す。母親が満月に手をかざして軽く降ると、手のひらには月見団子が乗っかっていた。「取り過ぎると三日月になっちゃうから、今日はこれだけで我慢してね」と微笑む。今にして思えばあれはマジックの類なのだけれど、当時の僕は母親が魔法使いのように思えた

【No.686 雪方不明】
小学校の冬休みに、同級生達が雪だるまを作っていた。僕も混ぜてもらいたかったのに、みんな怒ったり泣きながら僕を追い払った。毎日、毎日、同級生達は雪だるまが溶けないように固め続ける。毎日、毎日。大人になって思い返す。行方不明になった女の子は、一体どこに消えてしまったのだろう

【No.687 言の葉の庭】
「言葉なんてあるから差別が生まれる。言葉なんてあるから中傷が始まる」という思想を持って、とある国から言語消失弾が世界に撃ち込まれた。爆風を浴びた人達は言葉が頭から抜け落ちてしまう。言葉を守るため、本棚シェルターに避難して文章を蓄える。大切な言葉を、誰かに届けられるように

【No.688 からくじ】
恵まれて、甘やかされて、施されて。みんなに与えられ過ぎてしまったから、アタリだけのクジが入った箱を受け取ったことに気付かないでいた。少しでも気に食わないことがあればハズレだと思い込む。道端に捨てられて、ボロボロになった何百枚ものアタリクジを、誰かが恨めしそうに眺めていた

【No.689 サンプルケース】
真夜中に食堂がぽつんと現れた。誘われるように入ってみると、ケースの中には人間が詰まっていた。老若男女問わずに並んだ人間はマネキンらしい。物陰に隠れていると豚、牛、鳥などの動物達が訪れる。店員である謎の生物が「今日は粋のいい人間が入荷しましたよ」と、包丁を片手に笑っていた

【No.691 セミヌード】
友達がセミヌード写真を見せてくれるというので、ドキドキしながら家にお邪魔する。僕はこういうのに免疫がなかった。「写真もいいけど実物の方が興奮するだろ」と言うと友人の妹が部屋に入ってくる。嘘だろ、と思いながら妹が持っている箱を開けると、中にはセミの抜け殻が大量に入っていた

【No.692 書く恋慕】
ラブレターという響きが苦手だった。なんとなく軽い気がして心がもやもやしてしまう。そんなことを思いながら今日も片思いの男の子に手紙を書く。本当は好きなのに、恋心をこっそりと隠しながら文章にする。私からは告白なんてできないけど、いつか、私の気持ちを彼に知ってもらえたのならば

【No.693 塩対応】
鳥に啄まれそうになったとき、一人の若い女性に助けられる。調べてみれば、女性は国民的アイドルだそうだ。お礼を言うために握手会へ参加すると、女性が怪訝な顔をして「スタッフさん。ナメクジがいるんですけど」と僕をデコピンで弾き飛ばす。あまりの塩対応に僕はしおしおと萎んでいった

【No.695 一期一会】
縁は一期一会だ。私と関わってしまった人達は記憶を失ってしまう。遥か昔、交流を疎んでいた私に魔女がかけた呪いだった。どんなに親しくなっても、私だけに思い出が積み重なっていく。それでも、繋がりが希薄になった今、誰かの心に残り続けるよう願った。来年も、覚えていてもらえるように

【No.696 斜陽】
「終わりよければ全てよし」という言葉が苦手になってしまったのは、それまでの挫折や後悔を無意味だと笑われたように感じたからだった。どんなに始まりが悪くても、きっと、その過程に意味があるはずだと願う。新しい年が始まる。冷たい扉を、冷たかった手で開ける。鐘の音がどこかで鳴った

【No.697 約おせち料理】
貧乏性な叔母さんがおせち料理を出してくれたので驚く。でもそれより驚いたのは中身と叔母さんの説明だ。ところどころに穴が空いた『あなぼこ』や、身がえぐれた『くりぬきんとん』や、たまごの白身だけを使った『だけ巻き』といった少し貧相なものばかり。おせちじゃなくておけち料理だった

【No.699 謝罪会見謝罪会見】
不倫の謝罪会見を開いた。けれど反省の色が見えないだので謝罪会見に対する謝罪会見を開く事になった。態度が悪い。謝罪会見を開く。お辞儀が浅い。謝罪会見を開く。謝罪会見に対する謝罪会見に対する謝罪会見に対する謝罪会見を開く。俺は何に対して謝っているのかわからなくなってしまった

【No.700 春疑き】
失恋したので春のパウダータイプを購入する。ペットボトルの中に春パウダーと、甘酸っぱさやほろ苦さを混ぜて涙で溶かす。フタを開けるとぽかぽかした陽気が部屋を包んだ。桜の花びらが舞う。息を吸って、淀みを吐く。新しい出会いを、新しい生活を夢見る。もう一度、春を思いきり吸い込んだ

【No.703 お忍びデート】
今日は彼女とのお忍びデートだ。僕は若手俳優、彼女は人気アイドルグループ。禁じられた恋愛を報道されてはいけない。ふと、人の気配を感じて隠れ身の術で壁と同化する。その間に彼女は水遁の術で池に隠れたようだ。僕は伊賀、彼女は甲賀の忍び。誰にも知られてはいけない秘めたる恋愛だった

【No.704 肩たたき券】
五歳の息子から誕生日プレゼントに肩たたき券をもらう。感動のあまり、大事に取ったまま数年が経った。息子が中学二年生になったある日、肩たたき券を思い出して使ってみる。すると息子は「叩けねーよ」と言い放った。反抗期かと思えば照れながら指をさす。紙には『肩たた券』と脱字していた

【No.-046 線香花火】
恋の病を患って入院することになった。病室の窓から覗く線香花火の木を見つめる。パチパチと燃える花火が全て散ってしまったら私は死んでしまうだろう。ドキドキする度に花火が落ちていく。ふいに好きな男の子がお見舞いに来て心臓が高鳴る。蝉が鳴く。ラムネが弾ける。線香花火が淡く光った

【No.-047 膜を生む】
ホットミルクの膜が好きだ。大しておいしくはないけれど舌触りが癖になる。私は今、蜃気楼のような湯気の中をさまよっているのか、白紙のような液体の中をたゆたっているのか、それすらもわからない人生の迷子だ。膜の外側にいるのか内側にいるのか、それは、飲み干してから考えることにした

【No.-048 結縁地】
何かを失った人の前にだけ現れる結縁地があるらしい。微妙な距離感ができてしまった友達、関わりが少なくなったフォロワー、別れた恋人など、失った者同士を繋ぎ合わせる場所だそうだ。観覧車に乗り込むと会いたい人の幻に出会える。いつかまた元通りになるための、言葉を交わすわずかな時間

【No.707 過去世】
手帳の引き継ぎ作業が好きだ。好きな人の誕生日。何かを成し遂げたときの記念日。また一つ思い出が積み重なった事を嬉しく思う。一方で嫌いになってしまった人の誕生日や、大切でなくなってしまった日を書き込まずにいる。そういった『いくつか』を見ないふりして、幸せだけを更新していった

【No.708 境界線】
正月と日常の境目があやふやになっているとき、ふと、新聞のテレビ欄から『新春』の文字が消えていることに気付いて現実に引き戻される。街の喧騒や雰囲気ではなく、言葉ひとつで季節の移り変わりを実感するなんて滑稽な話だ。その日、遅い初詣に訪れてはおみくじを引く。中は見ないで捨てた

【No.709 未来保険】
未来保険に入ってからは、何事もすぐ諦めがつくようになった。夢や希望、才能といったものを積み立てていく。将来に挫けたときは『普通に生きていける日々』が保証される。自分一人の明日を失ったって、きっと誰かが理想を受け継いでくれる。未来を守るために入った保険で未来が廃れていった

【No.710 アレ外し機】
露天商が佇んでいた。暗視ゴーグルを掲げて「これを装着しながら見るとアレが外れますよ」とニタニタ笑う。まさか、いかがわしい作品のモザイクか? 期待に胸を膨らませながら露天商が用意したパソコンを開くと、有名なミステリーアニメが流れる。全身黒タイツの人物の姿が徐々に薄れていった

【No.711 幽かむ】
「この前遊んだときに撮った写真。私の体が薄くなってるんだよね。心霊写真かな?」と友人が私に話しかけてくる。あのあと、車に轢かれた彼女は亡くなったことに気付いていないらしい。私は同級生に「この子のこと見える?」と聞いても無視されてしまった。確かに、誰も取り合わない話だろう

【No.714 掠れ綴る】
古い本が好きだ。読了日が書かれていたらその日に思いを馳せて、犯人の名前が丸で囲まれていたらその人に目を光らせる。ハッピーエンドの一ページ手前にしおりが挟まっていた。前の本の持ち主は幸せの一歩手前で諦めてしまったのか。物語が終わってしまうのが嫌だったのか。本音は、未だに——

【No.716 金の魚】
本物のお金しか口にしない珍しい金魚を購入する。金額が高ければ高いほど綺麗に育っていく。ある日、水を替えていると、鉢の中にブラックカードを落としてしまい金魚がそれを飲み込んだ。瞬間、クレジット会社から電話が鳴る。「三千万円のご利用がありましたが、間違いではありませんか?」

【No.717 かに道楽】
「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………。」

【No.718 経営の手引き】
マンション経営の本を買った。「あまり難しい設計にしてしまうと初心者がが入りにくいです」なるほど「建てる地域によって敵の強さや宝箱のレア度を変えるのがベスト」ん?「ボス前には回復とセーブポイントを置いておくといいでしょう」表紙には『よくわかるダンジョン経営』と書かれていた

【No.720 図鑑図鑑】
星座図鑑、科学図鑑、植物時間、深海図鑑。この世には色んな図鑑が溢れている。どれを読もうか迷っている人のために、古今東西の図鑑がリストアップされた図鑑図鑑が発売されることになった。その便利さに多くの出版社から図鑑図鑑が発売されて、更に迷わないように図鑑図鑑図鑑も発売された

【No.721 曲がり角禁止条例】
曲がり角禁止条例が制定された。パンを咥えた美少女とぶつかって事故にならないように、恋愛にうつつを抜かして学業を疎かにしないように。角っこは丸く抉られて、新しい道はゆるやかなカーブで舗装される。人生の道に迷う人はいなくなったけど、代わりに、紆余曲折もない平坦な毎日が続いた

【No.722 孤独りんご】
白雪姫の美しさに嫉妬した王女は、老婆に化けて孤独りんごを食べさせました。それからはどんなに愛されても、どんなに楽しくても、誰からも必要とされていない感覚に苛まれました。けれど問題ありません。白雪姫はひだまりの夢の中で、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし

【No.723 人生の希釈量】
「カルピスの原液を水で薄めるより、水をカルピスの原液で濃くしていった方が失敗しないよな」と彼が笑う。つまらない理屈を延々と聞かされた挙げ句「濃い話ができた」と満足する彼を見て、人生の希釈量を間違ってしまったことに気付く。私達の関係が、感情が薄まっていくのを感じていった

【No.727 おしぼりマッサージ】
日頃の疲れを癒すためにマッサージ店へ訪れる。「おしぼりお願いします」と注文して、店員さんが僕の体を雑巾のように絞り上げた。プチプチという音と一緒に、ぐるぐる状になった体から老廃物や汗が排出される。平面になった体が元通りになるまで物干し竿にぶら下がる。陽の光が気持ちいい

【No.728 怪獣のあとしまつ】
地球にやってきた怪獣は、小学校の子ども達に温かく迎え入れられました。お遊戯会の主役に選ばれた怪獣は不安で泣きそうです。先生に教えてもらった『緊張しなくなるおまじない』の意味はわからないけど、落ち着いた気持ちで舞台に立ちました。消えた三人の友達のために怪獣はがんばります

【No.729 キャッツカード】
今月はいっぱい仕事をこなしたからご褒美がたんまり振り込まれてるだろう。うきうきしながらATMにキャッツカードを入れたら、なんと100ネコも増えていた。疲れを癒すために20ネコを下ろすと、カバーから20匹のネコがにゃーにゃー飛び出してくる。たまにはこんな贅沢もいいだろう

【No.730 犬猿の仲】
犬猿の仲と言われるように、縄張り争いを繰り広げる犬と猿の戦いは激化する一方だった。犬の猛攻をのらりくらりとかわす見猿、言わ猿、聞か猿の三猿に対して、退か犬、媚び犬、省み犬の三犬は果敢に攻めていく。結果はどうでもよかったけど、父が所有する森だから早く出て行ってほしかった

【No.733 逆応援団】
逆応援団による相手への妨害合戦が始まった。抑揚のない音でやる気を削ぐ淡々七拍子。徐々にリズムが揃っていくけど、最初のテンポが気持ち悪い段々七拍子。タイミングも強弱も全く合っていない散々七拍子などで調子を崩していく。自分を高めるより、足の引っ張り合いの方が元気になるのだ

【No.734 ことわざ体験会】
ことわざを体験する授業が行われた。私は『七転び八起き』を強制的に行なわされる。先生に突き倒されて、生徒達が私の腕を引っ張ってむりやり起こした。七回倒されたときに意識が朦朧として、七回起こされそうになったときに体がよろける。倒れることも許されないまま、八起き目が始まった

【No.735 金の生る木】
庭に金の生る木が生えてきた。水を少し与えるだけで、硬貨の実や紙幣の葉っぱが成長していく。ある日、台風によってほとんどのお金が飛ばされてしまったけど、また一から育てればいいだろう。泥だらけになった地面を綺麗にしていると、土の中から失くしたはずのキャッシュカードが出てきた

【No.737 エモコン】
上司が不機嫌だからエモコンで感情を操作する。笑顔ボタンを押して情緒量も上げていく。泣きたいときは自分に向けて哀憐ボタンを押せば、悲しくもないのに涙が溢れてきた。感情なんて簡単に操れる。今、喜んでいても。今、怒っていても。自分の気持ちが正しいことのか証明にはならなかった

【No.738 金塊くじ】
スクラッチくじを100円玉で擦っても削れなかった。なんでも、当選金額以上のものでしか削れないそうだ。試しに100万円の時計で削ると50万円が当たった。やがて、金塊でも削れないスクラッチに僕と店員さんは目を丸くする。「この金塊の価値って?」「今だと500円ですね」

【No.739 憐藍】
現代文の先生が恋と愛の違いについての授業を行った。「好き『だから』が恋。嫌い『だけど』が愛だと思うの」結婚してすぐ旦那さんを亡くした先生は今、どんな気持ちでいるのだろう。『I love you』を「作り笑いが下手になってしまった」と和訳した先生の、薬指にはめた指輪がくすんでいた

【No.740 鉄の抒情】
凶悪な犯罪者に【鉄の抒情-アイデンメイデン-】が科せられる。聖母マリアを象った空洞の鉄人形に押し込み、左右の扉に付いた針で心を串刺しにした。個性も、思考も、感情も穴だらけになった犯罪者はただ無機質に生きる。喜びも、怒りも、哀しみも、楽しさも鉄のように冷たくなってしまった

この記事は有料ですが全編公開になっています。私の活動を応援してくださる方がいましたら投げ銭してくれると嬉しいです。また、サポートやスキのチェック。コメント、フォローをしてくださると喜びます。創作関係のお仕事も募集していますので、どうか、よろしくお願いします。

ここから先は

0字

¥ 100

改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652