![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62237749/rectangle_large_type_2_ccf94aa5013755620896eb6d4c398978.jpg?width=1200)
百人一首ツイノベ解説 #065
絵羽模様の和服を纏った彼女が砂浜で横たわっていた。「私はもう汚れてしまったの」と目を伏せる。波が彼女の茶色い髪を濡らすと、髪の至る部分の色が抜けて変色していた。夕陽が海に融けていって空が橙から群青に移りゆく。彼女も、空の色も、心さえも。病葉のように本来の色を失っていった #twnovel
— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) May 14, 2020
和歌
— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) May 14, 2020
「恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ」
歌意
「相手の薄情を恨み、気力もなくなり、泣き続けて涙で乾くひまもない着物の袖が朽ちるのも惜しいのに、さらにこの恋のおかげで悪い噂を立てられ、朽ちていくだろう私の評判が惜しまれるのです」
(注:和歌の歌意は今日マチ子さんの著書『百人一首ノート』から拝借しています)
この記事は有料ですが全編公開になっています。私の活動を応援してくださる方がいましたら投げ銭してくれると嬉しいです。また、サポートやスキのチェック。コメント、フォローをしてくださると喜びます。創作関係のお仕事も募集していますので、どうか、よろしくお願いします。
ここから先は
0字
¥ 100
改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652