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140字小説 No.251‐300

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【No.251 薄化粧】
私が幼いころ、母に「マニキュアを塗ってほしい」とせがんでいたそうだ。母はいつも「その長い爪には似合わないわよ」と口実に、私の爪を切っていた。大人になった今、三日月を見ると思い出す。普段から化粧をしない母の細い指を。薄化粧をしたあの朝の、静かに眠っていた母の横顔を

【No.252 夕闇が丘③】
痩せる秘訣を知るために友人の家へお邪魔した。「食べ過ぎはよくないよ」と言われたけれど、出されたデザートがあまりに美味しかったので何口も食べてしまう。すると体が軽くなるのを感じた。軽くなる。軽くなる。あれ? 気付けば、骨と皮だけになっていた。「だから注意したのに」

【No.253 反省会】
「反省するまで戻りません」そう言って先生は職員室に帰ってしまった。「別に謝りに行かなくても良くない?」先生はノイローゼで学校を辞めることになった。同窓会で先生が自殺を図ったことを知る。それを聞いた同級生達が笑う『反省するまで戻りません』先生はまだ帰ってこなかった

【No.254 翠緑】
「病葉って知ってる?」と、入院していた彼女から聞かれたことがある。秋の落葉期を待たずに、病気によって夏に変色してしまう葉のことだ。彼女は病葉のような人だった。公園のベンチに座る。翠緑をした炭酸飲料の気泡が弾けて、どこへともなく消える様をただただ見ていた。夏だった

【No.255 透明飲料】
最近は透明飲料ブームだ。新商品の透明飲料を飲みながら高校へ向かう。教室に入ると私をいじめるグループが無視をしてくる。呆れながらも隣の友人に声をかけたけれど返事がない。どころか、出席確認の際に先生まで「今日は休みか?」と言うのだ。どうしてみんな私を無視するのだろう

【No.256 僕の料理】
彼女が僕の料理を食べたいと言ってきた。彼女からのお願いなんて滅多にないので、食材の自腹を切り、目を剥き、骨を折り、手を焼き、心血を注ぎ、頭を抱え、身を削ってなんとか料理を作る。偏食な彼女もこれできっと満足してくれるだろう。彼女に食べられるのを、嬉しそうに待った

【No.257 「嫌い」の席】
子どもの頃、一つ飛ばしずつ電車の席に人が座っていることに気付く。「なんで間を空けてるの?」と母に聞くと、「人と人との間には『嫌い』が潜んでいるのよ」と答えた。 今にして思えばあのとき、僕を挟んで座っていた母と父の間にはもう、『嫌い』が潜んでいたのかもしれない

【No.258 語彙力ガチャ】
語彙力ガチャとゆーなんかすごいのがあるらしい。出てきた言葉が身につくとかそんなのだそうだ。僕はやばいと思って回したら、なんだか語彙が増えたみたいな気がした。回す。回す。回した。頭の中に流麗な言葉が溢れ出して、千種万様な表現がある事に感嘆する。まさに幸甚の至りだ

【No.259 記号言葉】
彼女に「」いいところを見せようと散歩√をーして地面を×。そしたら:で眼鏡を÷。彼女が@驚いて目を、にしたけど怪我はなかったから&した。もっと♯に走れたら良かったのに。.疲れた〜帰宅する。今日の晩ご飯は彼女特製の#ドビーフだ。おなかいっπ食べよう。いただき〼

【No.260 NPC】
目が覚めるとゲームの世界に入り込んでしまったらしい「困ったな」住民に話しかけても同じ台詞ばかり繰り返す。どうやらNPCのようだ「困ったな」 帰り方も分からず、同じ道を右へ左へ往復する「困ったな」冒険者が教会へ入っていくのが見えた。すると、目の前が真っ暗になった

【No.261 お客様は神様】
コンビニでバイトを始めて数週間が経った。「お客様は神様です」と言うけれどそうは思えない。ある日、先輩が「神様は神様でも、疫病神と思えばいいんだよ」と笑っていた。なるほど。「お客様は(疫病)神です」か。気が楽になり「いらっしゃいませ」と、久しぶりに明るく呟いた

【No.262 苦労自販機】
不思議な自販機を見つけた。そこには「苦労」と書かれており、見本には透明な缶が置かれている。「苦労は買ってでもしろ」と言うので、120円払うと飲み物が落ちてきた。取り出そうとすると中で引っかかる。四苦八苦の末、数分後にやっと取り出せた。え、苦労ってこういうこと?

【No.263 心入れ替え装置】
人生で嫌なことがあったので、気分転換に心を入れ替える。胸部を開いて滅入った心を取り出し、ストックしてある「前向きで明るい心」と交換した。胸部を閉めて数分、たちまちと元気を取り戻して力が湧いてくる。よぉし、明日もがんばるぞ。………………なんて、できたらいいのになぁ

【No.264 正だしい日本語】
五時脱字す人が苦手だ。正だしい送り仮名が分からなかったり、間違った言葉の使い方を見ると呆れて失笑してしまう。日本人なのにちゃんとした言葉を使えないことに違和感を感じる。本当に語彙力が少ない人が本当に苦手だ。「やれやれ、面倒だは」僕わ日本語の乱れに頭痛が痛くなった

【No.265 藍二乗】
「『人生』をアップデートする為の容量が足りません。不必要な思い出を消去して下さい」好きな小説繋がりで知り合った女の子を選択する。新年に向けたカウントダウンが始まる。あの子の記憶が不鮮明になっていく。いくつかの嫌いを置き去りにして、また、素晴らしい一年が始まった

【No.266 帰郷】
正論を撒き散らしながら、言葉の暴力で殴ってほしい。君の事を認めた上で、君の事を嫌いになりたい。「幸せじゃなくてもいい」と言える人は、最初から幸せな人だからだよ。憧れを捨てた東京には、君のような人が大勢いるのですね。去年を置き去りにして、また、今年が始まりました

【No.267 橙】
新年を迎える度に、何か目標を見つけなくては。何か結果を出さなくてはと意気込む。街の景観が変わることが細やかな調整であるように、新年を迎えることは人生の強制大型アップデートなのだろう。偶然見つけたバグを利用して、なんとか生き抜いた日々を、これからも生き抜くために

【No.268 テトリス】
目が覚めると、天井の高い長方形の部屋にいた。テトリスのBGMと共に様々な形のブロックが落ちてくる。慌ててよじ登ったり、避けたり、向きを変えたりと、ブロックに挟まれないように、両腕と両足を揃えて縦一直線になる。その途端、ブロックと自分の体が明滅して消えてしまった

【No.269 サイハテ】
去年の手帳を見ながら、新しい手帳に親しい人の誕生日を書き込んでいく。その様子が思い出の引き継ぎ作業のようにも思えた。一通り書き終えて、嫌いになってしまった人の誕生日を書いていないことに気付く。そうやって誕生日を失ったあの人は、まだ、どこかで生きているのだろうか

【No.270 おわかれ】
「この言葉ください」私が指差したのは『大好き』だ。今や言葉を買う時代になった。『令和』の言葉が買えなかった人達は世界が終わってしまう。元号が変わろうとするグレーゾーンにて、運命がとおせんぼする「平成の内に死んでしまうので、せめて、この言葉を一人へ伝えたいんです」

【No.271 プロット】
私は高校でいじめられていた。最近は露骨になって、机に花瓶が置かれていたり、同級生に話しかけても無視されることが多い。出席を取るときになっても、私の名前だけ呼ばれなかった。窓を眺めると私の姿が映ってないことに気付く。……あぁ、そっか。私、本当に死んじゃったんだ

【No.272 プロット(2018/04/20.pdf)】
都内の高校で女子生徒が飛び降り自殺を図った。なんとなく、女の子の死を創作にしたいと感じた。それは悪いことなのだろうか。不謹慎なことなのだろうか。だから、この小説を最後に僕は言葉をやめようと思った。ふと、僕の彼女が亡くなった日のことを思い出す。どこにもない夏だった

【No.273 無題(4).doc】
彼女が亡くなる数日前、僕達は些細な事で喧嘩をした。「歌を歌うことは、私の本当にやりたい事じゃなかった」と。君の事を認めた上で、君の事を嫌いになりたかった。「憧れを捨てた東京には、君のような人が大勢いるんだね」と、彼女の背中に向けて吐いた言葉が、最後の思い出だった

【No.274 無題(1).txt】
昔、彼女が「憂鬱に名前を付けて、それを水風船に書いて割りたいね」と言っていたことを思い出す。彼女は自分自身の名前を水風船に書いて割ってしまったのだろうか。あの日と同じ公園のベンチに座る。翠緑をした炭酸飲料の気泡が弾けて、どこへともなく消える様をただただ見ていた

【No.275 無題(3).xls】
「『幸せじゃなくてもいい』」と言える人はさ、初めから幸せな人だからだよ」と彼女が笑いながら呟いた言葉が印象的だった。「有名になりたい」が口癖だった彼女は、憧れを抱いて東京に移り住んだそうだ。夏にも関わらず長袖を着て、代々木公園で歌う彼女の姿が、どこか翳って見えた

【No.276 無題(5).docx】
公園の蛇口に笹舟が置かれていた。蛇口から水を出して、窪んだ水皿の中でどこにも行けない笹舟を揺らす。あの日の記憶も彼女との思い出も、どこにも流れることができずに、笹舟と同じように僕も公園で揺らいでいた。橙に染まった観覧車を見上げる。誰かの歌う声がした。夏が終わる

【No.277 無題(2).jpg】
彼女が亡くなったことを知らない誰かの中では、まだ、彼女は生きているのだ。知らない誰かの中では、まだ、彼女は乾燥した唇を気遣いながら笑っていて。まだ、彼女は代々木公園で歌っていて。知らない誰かになって、こんなくすんだ赤い糸だらけの六畳一間を抜け出したいと思った

【No.278 未入稿データ(2019/04/20.ixy)】
「みんな幸せが無理なことはわかってるけど、そう思うことは駄目なの?」小説も、短歌も、脚本も、思い出になってくれなくて。人の死を題材にした作品はつまらなくて。金にも有名にもなれなくて。『みんな幸せ』の『みんな』の中に、彼女だけがいなかった。言葉が消える。秋になった

【No.279 シャボン玉】
シャボン玉売りの少女は今日も街でシャボン玉を売ります。誰にも見向きされない中、シャボン玉の膜には人々の思い出や記憶が映し出されました。 街中の人が喜びに溢れる中、少女は哀しそうにシャボン玉を吹きます「優しさや思い出なんていらないのです。お金さえあればいいのです」

【No.280 碧】
『元号が変わります。記憶の引き継ぎをして下さい』もうすぐ人生の大型アップデートが始まる。忘れたい人や思い出は消去して、大切なものだけ保存していく。平静ではいられなかった色々を蔑ろにして、また新しく人生が0話から始まる『アップデート開始まで、あと、3、2、1――』

【No.281 群青】
「まもなく2020年になります。人生のアップデートをしてください」液晶を押すとリストが表示される。嫌いな人、忘れたい思い出などを選ぶと、新年には全く覚えていないのだ。ひとつずつ、鐘が鳴るたびに記憶が消えていく。昨日のことも、明日のことも。本当は大切だった、誰かのことも

【No.282 移動図書館】
街を散歩していると、移動図書館が公園の前に止まっていた。車に絵本や小説を乗せて、図書館のない地域に本を貸出するサービスだ。僕は懐かしくなって『浦島太郎』を手に取った。「これ借ります」と断りを入れた瞬間、景色が歪んで海辺に変わる。目の前には子どもにいじめられている亀がいた

【No.283 ギルド】
「俺、仕事辞めようかな」「次の就職先は決まってるのか?」「ここにしようかな」と就職先を告げると「お前マジかよ。そこは休みもなくて、やり直しができなくて、死ぬまで働かされるんだぞ」と憤る。なんだ。そんなにブラックなのか『人間』って仕事は。じゃあ俺は、働きアリのままでいいや

【No.284 インスタンドラーマン】
海外のお店で「インスタンドラーマンかちかち山味」というカップ麺を見つける。変な翻訳だなと気になって購入してみる。フタを開けたら石と味噌がごろごろと入っていた。タヌキの素を先に入れて、熱湯を注いですぐにウサギの素を入れる。3分経ってフタを取ると、湯気の中から物語が始まった

【No.285 コアラとユーカリの木】
ユーカリの木を植えた次の日、天井を突き破って高くまで伸びていた「空の上にはすごくおいしいユーカリがあるらしいぞ」噂を聞いたコアラ達は、動物園を次々と抜け出して登っていきます。先に行かせるものかと出遅れたコアラ達が、根元をガシガシすると倒れてしまいました。めでたしめでたし

【No.286 福袋】
今年の福袋が売られていた。「言い値」と書かれたそれを試しに1円で買ってみると、倍の2円になっていた。これは倍になる福袋なのか。僕は何度も通い詰めて、貯金全額を叩いて福袋を買うと、中には何も入っていなかった。「詐欺じゃないか」怒鳴ると、店員は「お客さん、もう年明けですよ」

【No.287 人生格付けチェック】
人生格付けチェックが開催された。進学、就職、人間関係と、私達は成長するごとに、AかBの人生を強制的に選ばないといけない。ひとつずつ選択肢を間違えるたびに、一流人生、二流人生と転落していく。そうして私は何度道を間違えたことか。高らかに結果を告げる声がする「生きる価値なし!」

【No.288 ですのート】
人を殺せるという噂がある黒いノートを手に入れた。奴の苦しむ姿をこの目で見てやろうと、目の前でノートに名前を書き込む。「や、やめるんですの!」「こんなときにふざけてる場合か?」「まだ死にたくないですの!」奴の語尾を不思議に思い、表紙を確認すると『ですのート』と書かれていた

【No.289 溶けない】
今日は高校最後のバレンタインデーだ。彼のために手作りチョコを用意して学校に行く。3年間打ち明けられなかった想いを伝えたくてドキドキした。授業が終わってから彼の元へと向かう。震えながら「ずっとずっと大好きでした」と呟いて、チョコレートを供える。お墓の前で、私は手を合わせた

【No.290 エイミー】
明日で僕は誕生日を迎える。世界では今、二十歳になると強制的に夢をダウンロードされる時代だ。身の丈に合わない夢を見ないように。夢に破れて自殺しないように。機械がいくつかの要素から『正しい夢』を弾き出す。辞めた筈のピアノなのに、机を弾く癖が抜けない。「計算結果、あなたの夢は」

【No.291 トーエ】
美容師さんから「髪の毛にはね、記憶が宿っているの」と聞いた。だから失恋をしたら髪を切るそうだ。辛い記憶を忘れるために。思い出さなくてもいいように。美容師さんの長い髪が私の頬に触れる。少し熱く、多量に柔らかい。美容師さんが長い髪を揺らしながら「嘘だけどね」と、小さく笑った

【No.292 カードゲーム動物園】
カードショップに行くと、動物達がカードゲームで遊んでいて驚いた。人にも似たソレはキーキーワーワーと鳴いて異臭を振り撒く。アニメで覚えたのか何やら台詞のような言葉を喋っている。相手を威嚇するようにシャカシャカと手を動かし、パチパチと警告音を発する。すごい時代になったものだ

【No.293 せいめいのおわり】
「両親が離婚することは悲しいことじゃなかったのよ。でも、始業式で名前を呼ばれる順番が遅くなったの。名字が変わったからね。なんでだろう。それがすごく悲しかった」と彼女は笑いながら話していた。今にして思えば、僕の名字だけが彼女にあげられる最後のプレゼントだったのかもしれない

【No.294 花譜】
声優の仕事は声と語彙力が大事だ。加湿器の電源を入れてのど飴を舐める。役に合う花はどれかなと考えたあと、クチナシが浸されたハーバリウムのボトルを手に取る。専用オイルを飲み干して声の調子を整えると、クチナシの花言葉である「とても幸せです」という感情と語彙力が頭の中に広がった

【No.295 白日】
「あなた達の思い出をジグソーパズルにします」と露天商に話しかけられる。怪しいと思いつつも買ってみると、後日、まっしろなパズルが届けられた。やっぱり詐欺じゃないかと憤っていると、彼女は完成したジグソーパズルをじっと眺める。「すごいね、あの人。私達より私達のことわかるんだ」

【No.296 ひな人形】
「ひな人形を見に行ってくる」と娘が家を飛び出した。私も前に見せてもらったが、お隣に越してきた老夫婦の家には立派なひな人形が飾られている。まるで本物の人と勘違いするくらいに。いつのまにか空き地になったお隣を眺める。ひな人形の姿が頭から離れない。あれから娘は行方不明になった

【No.297 月が綺麗ですね】
「『月が綺麗ですね』って知ってる?」と、鏡に向かって指で広角を上げている彼女に質問する。「知らない。なにそれ?」「夏目漱石がI love youをそう和訳したんだって」「ふーん」「君ならどう和訳する?」「『作り笑いが下手になってしまった』かなぁ」と言って、彼女は鏡ごしにほほえんだ

【No.298 雨うつつ】
子どものころ、雨の日にだけ見える友達がいた。いつのまにか部屋の中にいて「わたし、雨のひはそとであそばないといけないから」と困りながら笑う。彼女がどこから来て、どこへ消えるのか。大人になった今でもわからない。遠い日の思い出だ。ヘッドフォンで耳をふさぐ。雨の音だけが聞こえた

【No.299 少数欠】
「××君が××さんの給食費を盗んだと思う人」と先生が質問する。生徒達のほとんどが次々に手を上げていく。僕は本当の犯人を知ってるけどこわくて言えなかった。××君は「僕が盗みました」と身に覚えのない自白をする。多数決で決まったことは、少数派となった人の「本当」になってしまうのだ

【No.300 サービス終了】
僕の作ったアプリの感想を見ると「リリース以降、特に面白いイベントがない」「登場人物が少ない」「課金したのに恩恵がない」「何度も同じバグが発生する」と散々だった。もう、潮時なのだろう。説明文に「『僕の人生』は二十七歳をもって、サービス終了とさせていただきます」と書き込んだ

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改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652