AKIRA

たぶん文学と哲学とお酒が好きです。日記みたいなものを書きます。

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最近の記事

『火垂るの墓』からVoid Of Visionを経てまーらん舟へ (日記)

9月29日 『火垂るの墓』が世界で評価されているらしい。 アニメーションだけどリアリズムが徹底されている点が他のアニメやディズニー映画にない評価ポイントなのだとか。 「実写映画も含め、映画史上最も心に響く、胸を引き裂かれるような悲劇的な物語である」とか「説得力のあるリアリズムと日常の重要性をしっかりと把握した描写により、節子の肉体的・精神的な崩壊を描いている」とかいわれている。 あと反戦映画である事にほぼ異論がでないくらい真っ直ぐな反戦映画としてみられている。 確かに映

    • 「ゆやゆよん」という日本語が輸出される時、芭蕉の足音 (日記)

      9月23日 アーシングをしに公園に行った。 アウトドアチェアを持って裸足になって大地に触れた。公園で詩を読もうかと中原中也とボードレールとリルケの本を持って行った。 公園についてスマホを開くと中原中也についての記事が私の画面にやってきた。 タイムリー過ぎる。 タイムリー過ぎて怖い。 見てた?私のこと??グーグルさん。 記事は日本文学研究のジェフリー・アングルス氏が中原中也の詩を英訳したという内容。 「ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよん」みたいな翻訳不可能なものや擬音語がそ

      • 推論能力と明晰な理性 (日記)

        9月22日 私のスマホの画面にパシュンとChat-GPTo1についての記事が流れてきたのでみた。 GPT-4oよりo1の方が数学的な能力が高くて理系の分野で使えるらしい。推論能力が高くて、反省しながら時間をかけてよく考えるシステムで理系が得意とあるけど、推論能力が高くて反省しながら時間をかけてよく考えるなら、文系でもいけるんじゃないかと思ったけど、どうなのだろう。 比べてみてもあまりわからない。 結局問いかけ方によるんじゃないかと思う。 ナボコフと三島が「無意識」という

        • 複雑さの先にあるもの (日記)

          9月20日 夜に大きめの薬局にいったら駐車場にキッチンカーがあって焼き鳥を売っていた。 手頃に買えて丁度いいと思った。これは当分金曜の夜は焼き鳥になりそうだ。安いし炭じゃないっぽいけど出来合いの物よりは格別にいい。 イオンとかデパートで売っている「あの有名店の商品がここでも買えます」みたいなものって馬鹿みたいに高いけど、中には安くてうまい良心的なものが混じっている。 そのキッチンカーは小さくて、注文を受けて焼いて会計をする事を1人でやっていて本当に大変そうだった。今は夜

        『火垂るの墓』からVoid Of Visionを経てまーらん舟へ (日記)

          なにか書かなければならぬ月の錯視 (日記)

          9月19日 なにか書かなければならぬ なにか書かなければならぬ なにか書かなければならぬ なにか書かなければならぬ なにか書かなければならぬ。 簡単な早口言葉か発音練習の1つみたいだ。 みんなも使っていいですよ。 開高健という作家がいるけど、「かいたかけん」というのは、編集者との会話の、 「書いた?」 「書けん!」 というやり取りからつけたとウィキペディアに載っていた気がする。 開高健の『白いページ』というエッセイ集の中には、彼が「生きる手ごたえ」とか「裸の知覚」とか

          なにか書かなければならぬ月の錯視 (日記)

          梅・整体・PFAS・株・酒・ファミチキ・暑い (日記)

          8月8日 仕事場に梅ジュースみたいなものがあって、その漬けてあった梅をもらって家で食べていた。 梅ってフルーツなのだろうか。 全然フルーツのイメージないけど、もしかしたら果物なんじゃないかってバチンと閃いたので、調べてみたらやっぱり果物だった。 梅ジュースを作った梅って成分が砂糖に溶け出してしわしわになっていて、果肉部分もなくなったみたいにしわしわになっている。全部出ちゃったんだなって感じがする。栄養とかどうなのだろう。 整体に行った。 少し腰に違和感があったくらいでそ

          梅・整体・PFAS・株・酒・ファミチキ・暑い (日記)

          サイバー攻撃と大統領とログ (日記)

          7月1日 予報よりも雨が降った。 あんまり雨が降ると業務に支障が出る仕事をしているので困ったなーと思った。 梅雨なのに線状降水帯なるもので台風みたいに強風と大雨が比較的常態化するようになっている。困ったなー。 7月2日 KADOKAWAへのサイバー攻撃が話題だ。 読んだ記事を貼り付けようと思ったらもうページがなかった。 個人情報を取られて身代金を請求されているらしい。あとハッカーによる身代金請求はよくある攻防だと専門家がいっている。そうなのか。 IDってなんだろうっ

          サイバー攻撃と大統領とログ (日記)

          政治と技術競争とイタリア紀行 (日記)

          6月30日 前回からめちゃめちゃあいたけど気を取り直して(特になにかあったわけではないけどさ)日記を書いてみる。 バイデン大統領が年でヤバそうだって話が話題だ。 個人的にはバイデンの方がいいんじゃないかと思うけど、受け答えが危ういとかいうのはなかなか難しいような気もする。 政治家の年齢ってぼちぼち考える時期に来てるんじゃないかと思う。今は都知事選も話題だし、日本の政治家で紙に書いてある文章を読み上げるのも怒って辞めちゃう人がいたけど流石に無理だと思う。 それを言うと

          政治と技術競争とイタリア紀行 (日記)

          ここには神が御座します。 (日記)

          3月12日 Bappa Shotaのアメリカで最も肥満の人が多い街についての動画をみた。 旅系というのかジャーナリズムというのかわからないけど、こういう感じの動画って映像きれいだし話は上手いし情報性があるしめちゃくちゃクオリティ高い気がする。視聴回数多くて見られてはいるけどチャンネル登録者数が少ないのが不思議だ。 3月14日 仕事中に段々と首が痛くなってきて、いつの間にか首を動かす全ての動作が痛くて滑らかにできなくなった。 でも今日は整体の日なのでそんなに気にかけてい

          ここには神が御座します。 (日記)

          ボットみたいに書くというのは、もしかしたら有益なコンテンツなのかもしれない (日記)

          3月7日 養老孟司の記事を読んだ。 今は1日中虫の研究をしていて幸せだっていうような記事。いやそんな記事じゃないけど幸せそうだ。 医学部に進んだのも解剖学に進んだのもなりゆきだ、という部分が意外だ。 作家、思想家、芸術家、起業家、経営者とか名を馳せる人達って自らの強い意志で今に至っているイメージがあるから、養老孟司みたいなぼやんとした感じは意外だし、なんかそうじゃない人もいるんだなと思った。 解剖学をやっている時、遺体を引き取りに行く事を嫌がる研究者がいるけど、ホルマ

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          本を読んだからって特別な武器が手に入るわけじゃない

          2月27日 納税ストライキみたいな雰囲気がほんの少しだけあるらしい。 いいぞ、もっとやれ。 現状は一般市民の脱税はアウトで政治家はセーフになってるだけなのでもうどうしようもない。 あとは秘書がとか、経理の担当がとか言って政治家は逃げるだけで、まあどうでもいいけど、ちゃんと次できないようにすることが重要だ。 もう必要なのは自由と権利を守りながら、変なことをするやつを規制すること。規制、規制、規制、規制、規制。一にも、二にも、三にも、四にも、適切な規制。 人間は悪いことをす

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          未来の予測って結構むりじゃないですか?

          2月26日 エマニュエル・トッドの記事をみた。 トッドはよくわかんないけど、歴史学とか統計学とか人類学の専門家で、学術的に短期的な未来予測をしてしっかり当てているらしい。 彼の主張はこんな感じだ。 もはや欧米は民主主義の代表ではない。 グローバル化とは、第二の植民地時代であり、つまり「グローバルな植民地時代」である。 私達の民主主義は、消えゆく民主主義である。 『帝国以後』を書いた20年前は、政治的にも世界経済的にも希望があったが、今、過去に戻れると思うべきではない。

          未来の予測って結構むりじゃないですか?

          公共のトイレで少年二人がゴニョゴニョやってるっていうのは基本的にありなんですか?

          2月24日 ゴミ拾いの続きをした。多すぎてすぐに終わらなかったので前回は中断した。45リットルの袋で3袋半もあって、何度も往復して時間がかかったので、残った皿と割れた陶器だけは今日収集した。 仕事場に止めた車の近くで五円を拾った。 手袋をしているので手が真っ青だ。 めちゃめちゃ汚ねえ。 こうまで汚れて削れて曲がったりへこんだりするものなのかと思った。 昭和六十二年。私より3つ上だ。 まあ五円拾ったからってなんかあるわけじゃないんだけど。 御縁がありますよ、って神様が言

          公共のトイレで少年二人がゴニョゴニョやってるっていうのは基本的にありなんですか?

          言っていることがわからない時どうするか

          2月22日 朝、仕事場に持って行くハーブティーの入った水筒がカバンの中でダラダラとこぼれていた。 中のパッキンがちゃんとついていなかったらしい。なんでこんなにドボドホこぼれんのさ、と蓋を開けてみたら、パッキンがジョボンとハーブティーの中に落ちた。 あー 最悪だ。 鞄の中で液体がこぼれることの嫌さってとてつもないものだ。一度牛乳パックのスクリューキャップタイプのやつがこぼれていた事があって、「うっっわ!」「最悪!」とか結構でかめにコンビニ内でつぶやいていた気がする。 パ

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          脳を取り替える

          2月19日 価値観がはっきりしている人ってすごいなと思う。何かが正しいとか何かが善であるとか悪であるとか。それが嘘だったり矛盾していた時のグラつきが嫌だからはっきりした態度は取れないなと感じる。 学生の頃から思想を表すような一つの態度をとることは、その背後に膨大な論理を必要とするので、簡単に断定的な判断をくだすことは出来ないなと思っていた。だからいつも曖昧な優柔不断な、ぼんやりした態度を取ることしかできなかった。 何か一つの思想を標榜することは、常に嘘というか間違いを忘

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          現実を捉えることの難しさ

          2月12日 村上龍『明日できることは今日はしない』の「私が子供の頃、ストレスで死ぬような人は少なかった。」を読んだ。 文章の中で女子高生の援助交際について触れている。 女子高生の援助交際って今でもあるのだろうか? 今のパパ活とは違うように感じるし、高校生っていうのが今では少ないように感じるけどどうなのだろう。大学生のパパ活とかは多そう。 女子高生の売春が流行っていた時代というのもすごいなと思う。 村上龍は、援助交際が流行している事の社会学的な意味については興味がないと書

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