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JHLホームゲーム 2,000人プロジェクト!


読みに来ていただきありがとうございます。

今回のことを簡単にまとめようかなと。事例の展開と経緯、思いも綴っておきたいと思います。

詳細は後ほど記載しますが、とにかく2,000人以上を集めたい!と思い、始めた企画。結果は2,082人お越しいただき、なんとか目標達成!
これも最後の最後までどうなるか読めず、ヒヤヒヤして生きた心地がしなかった。。。

ことの発端は7月中旬。
リーグ事務局で安田CMOとの会話で「ホームゲームで何かできないですかねー?」がスタート。
「バスケの時はこんな施策してましたよ!」
「プロ野球ではこんなことしてますよ!」
なんて色々教えてもらい、
「ぜひ色々と手伝ってもらえませんか?」とお願いしました。
快く受けていただき、そこから工程表など怒涛のアイディア、基礎の徹底の大事さを教えてもらいました。

なんで2000人呼びたかったかというと、2015年に『会いたいクラブ宣言』の概要を作っていた時に「2,000人プロジェクト」というものがあったから。
キャパの問題や安田さんからの提案っていうのもありましたが、あの時の目標を今叶えるべきだな。と感じたからです。

何をしたか。
そんな秘策を知りたい人はいるかもしれませんが、先ほどもあった基礎の徹底「当たり前のことをどれだけやれるか」と言うにつきます。
そしてその当たり前ができていない事が沢山あったので、悔しい気持ちにもなったわけです。
どんな「当たり前」か。

1, 工程表(本当はちゃんとしているけどここではザクっとね)
約2ヶ月前 概要決めて、SNSの開始
約1ヶ月前 企業さんへの声かけ、行政、関係各所との打ち合わせ(イベント詳細やチラシ配りの下準備)、チラシ完成
当日まで 企画発表(メディア向け)、前売りチケット販売、チラシ配布、各所営業まわり
いつやるかをエクセル表に落とし込んでいきます。

2, 工程表に合わせて行動。

3, 人数目標と確定人数表を作り、随時更新。(どこから何人呼ぶかを詳細に分ける)

以上。

え。

まじですよ。

決めたことをどれだけやれるかが大事なのだと学びました。
そして沢山できていなくて怒られ&反省をしている次第です。
ですが、重要なのはその中身というか濃さですね。


今回のマッチデースポンサーになっていただいたフォーデイズさんとも数度の打ち合わせの中でこちらも色々と提案させてもらいました。
『流石に無理かなー。。。』っと思っていた案も出してみたら「やりましょう」と言ってくれたり。
本当に言ってみるもの、行動してみるものですね。やってみないと何も始まらない。
そうして皆様に2,000枚のTシャツをお配りする事ができました。

フォーデイズコラボTシャツ


ハーフタイムイベントも地域と企業を繋ぎたく、あのアイディアにしました。
観客から参加者を募り、企業マスコットを相手に7mスロー対決。参加者には商品提供。
2018年からフォーデイズさんはユニフォームスポンサーになっていただいていますが、コロナ禍もあって中々試合会場での観戦にお声がけできない時間が続いていました。
本社は東京にあるので、地域を作るクラブとしてはどうしても地域の方との接点を作りたかった。
そこで観客参加型にし、商品も社長に直接お渡しいただき、双方に繋がりを感じていただけたかなと思います。
こうして地域を活性化させる一つになって行けたら嬉しいなと思っています。

ハーフタイムイベント

繋がりといえば。
始球式を務めた、フォーデイズ社員の方が実はアンダーカテゴリー元日本代表。当時石立とプレーし、黄さんから指導を受けて。そして、地元暁高校出身ということで、当時の恩師にキーパーに入ってもらい。
人と人をつなげられた最高の瞬間になりました。

偶然の繋がり

選手が職場で声かけをしてくれたことは本当に大きかった。
これには色んな意図もあって。
コミュニケーション量って良い関係性作りに必要なんだと思います。
そこでこちらで誘う理由を作って、声かけをしやすくする。
さらにこの日はみんなで声かけしようと勧める。
最初の会話をきっかけに普段の仕事の話だったり他の職員に話が広がり、それ自体もバイオレットの活動の周知にもなる。
コミュニケーションが良くなると、現場でのお仕事の調整がしやすくなる。
現場で応援されることで会社だけでなく職員の方にも「いってらっしゃい」と快く送り出していただけることが増えます。
職場での雰囲気も明るくなります。
全てがうまく行くわけではありませんが、そんなこともあって選手の存在にはいつも頭が下がります。

職場の応援
選手の職場
赤い羽根共同募金も選手自ら募金活動に参加

そして外のイベントは鈴鹿市商工会議所青年部(yeg)の方々のまとまりが凄かった。
きっかけは半年ほど前にyegさんのイベントに参加して、食事をしたこと。
これからとっても良い関係が始まりました。
「地域の楽しみを作りたい」という共通の思いがあって、バイオレットの試合を使いながらどう地域の人達が楽しんで、盛り上がってくれるかを一緒に考えてくれています。
この日に至るまで何度かイベント、打ち合わせをさせてもらい、試合にもポップコーンや片付けまで、一緒に試合を作ってくれるまでに至りました。
そして今回はなんと言ってもストラックアウト用の枠を作ってもらえたこと!!!!(めちゃくちゃ重くて凄かった 汗)
射的もポップコーンも沢山の子供達がいて、本当に楽しそうだったのが印象的。
今回の盛り上がりはYEGさんのパワーをより感じました。

ストラックアウト
射的
ノンアルバイオレットフィズ

キッチンカーも!
この日は沢山の人にキッチンカーを利用いただけて本当に安心しました。
実は以前に来てもらったこともあるのですが、集客数が少なく本当に申し訳なくて。。。
それも含めて今回は「試合に行ったらキッチンカーがある」という流れを作りたくて、キッチンカーに行くとサイン券がもらえるという仕組みにしました。
これで人が人を呼んで大盛況!

キッチンカー大盛況

人が沢山集まると、みんなが幸せになる。
だから人を集めるべき。
最初に2,000人プロジェクトを考えた時、「みんなで幸せを作るにはどうするか?」にぶつかり、人が沢山集まる場所になることに行き着いた。
周りもそうなんですが、選手にとっては頑張れるだけではなく責任や自覚も芽生えます。
負けられない思いはある。でも勝負はまさしく勝ちも負けもある。勝った時はお祭り騒ぎでいい。負けた時にどう立ち振舞えるのか。
悔しくて泣いても良い。でも応援に来ていただいた方にお礼は言える。
もちろん、アスリートだからそういうのすらできない瞬間はある。人生かけているからこそ、冷静じゃいられない時がある。
そんなことも含めてお互いにリスペクトを持ちながら、ファン、選手の関係性が作って行けたらと思っています。
「勝っても負けても」なんて現場を見る立場としては口が裂けても言いたくありませんが、クラブを作る身としては「負けても応援してもらえるか」は大事なのです。
JHL女子は11チームありますが、優勝するのは1チームだけ。じゃあ残りの10チームは負けチーム?勝たないといけないのであれば10チームは勝てないダメなチーム?
それではスポーツクラブはすぐに潰れてしまいます。

話がそれました。

でも沢山の人が集まったことで、来場いただいた方が楽しかったんじゃないかなと。
それって来ていただいたから出来たことだし、その空気って来場者が作っているんですよね。
リアルの楽しさ。
本当に今回の素晴らしい空気は僕らが作ったものではなく、参加いただいた一人一人の行動によって作られたものなんですよね。
これからも一緒に作って行けたら本当に幸せです。
いろんな方から嬉しいお言葉いただいてます。
「初めて見たけど楽しくてハマった!」
「帰りに子供にせがまれてハンドボールを買って帰りました!」
「帰りの道中もお風呂入っている時も子供がずっと『バーイオレット』って歌ってます」
などなど。

もう最高。
この言葉以外にないです。

会いたいクラブ宣言

そんなこんなでなんとかやり切りました。
前日まで確定していた人数は1710人。本当に当日来てくれるのだろうか。これで1800人もいかなかったらどうしようか。。。
そんな不安としばらくの間お友達でした。
蓋を開けたら2,000人を超えて、ホッとしたと言うか、皆様に感謝でした。
片付けも高校生やボランティアスタッフの方が手伝ってくださり、何より試合運営はいつも三重県ハンドボール協会の方のご協力があって成り立っています。
「いつも通りやれる。」
これは当たり前に思えて非常に大事でありがたいことです。
今回は「当たり前の凄さ」を目の当たりにした企画でしたね。

何より大事なのは次回以降。
今回は可能な限りメールアドレスなど連絡先をいただき、今後に向けてご案内や接点を作れればと思っています。
懲りずにお越しいただけましたら幸いです。

正直に言って、最近のハンドボール界の空気にモヤモヤしていました。
大きな変革の時にいるし、当事者なので皆さんに伝わっていないような色んな事までわかっています。また、お前が言うな的なことも言われるでしょう。
そうだとしても、前向きに、より良い世界を目指して行動していく事に関して、何を言われても気にしません。
周りのことを言う前に、みんなが自分で行動して道を切り拓けばいいと思っています。
知識や経験だけでは物事は良くなりません。誰かが行動しない限りはどれだけ正論でも物事は動かないのです。
机の上での議論は、現場があってこそです。現場を知ってる人ではなく、現場にいる人です。
だからこれからも空気読まずに、ポジティブに進んで、恐れず表に出していきたいと思います。
ネガティブキャンペーン撲滅運動でもしようかな。笑

最後に。
今回の経費、いつもとほとんど変わりません。
むしろ空調使わなくなったから安くなってる気がする。
また整理して、お伝えできればどこかで。

読んでいただいてありがとうございました。
これからも、みんなで良い世界作りましょうね。

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