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建築をつくる日々の狭間で

大学、大学院と建築を学んで、今は建築を設計することが僕の仕事だ。社会人になってから1年半が過ぎた。実作はまだひとつもない。

今、保育園のプロジェクトを担当している。

はじめての担当作であるのはもちろん、はじめて最初から最後まで関わることになる建築プロジェクトだ。担当とはいっても、デザインの面でも、施主や現場とのコミュニケーション(調整)の面でも、申請業務の面でも、図面を描くことについても、自分には手に負えていないことだらけだ。

とにかく日々忙殺されている。
毎日なにかに追われている。
毎日自分の未熟さと向き合っている。
未熟さを補おうと仕事をすればするほどに、新しい問題や検討事項が湧いて出ててきて、さらに忙殺される。
そんなことの繰り返しで、この半年は信じられない速度で過ぎ去っていった。ほぼ記憶がない。

そんな、建築をつくる日々の狭間で、感じたことや考えたことを、短くてもいいから言葉にしておこうと思った。この苦闘の日々の裏側を少しでも未来の自分に届けたいと思った。

そんな想いで今この文章を書いている。終電で帰って、まだやらないといけない仕事がずっと頭の中でぐるぐるしてるし、1秒でもはやく寝たいのに、こんな文章書いてる場合じゃないだろ、って思いながら、書いている。

こんな文章を深夜に書きはじめたのは、疲れ切った体に染み込んでくる、久々に飲んだビールのせいだ。

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