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フィギュアスケートにおけるジンクス

表題画像はACさんからお借りしました。先日書いたSSの中で触れた、フィギュアスケートにおける呪いの音楽のジンクス。

割と有名な話なので、ご存じの方は多いかもしれません。リストあるいはサン=サーンスの死の舞踏を使用して、

①五輪金候補だったのに獲れずに終わった→イリーナ・スルツカヤ選手
2006年トリノ五輪SP。前回五輪に続いて金を逃す。

②世界選手権でフリーに進めなかった→織田信成選手
2010年トリノ世界選手権SP。ジャンプ悉く失敗しまさかのフリーに進めず。

③暴漢に襲われて命を落とした→デニス・テン選手
2014年ソチ五輪SP。2018年、窃盗犯二人組と争いになり刺され死去。享年25歳・・・。好きでした。滑りに気品があって画面向こうからパッションが飛んでくる。なんというか唯一無二感があった。2013年世界選手権FPアーティスト、ソチ五輪FPお嬢さんとならず者は胸熱でした。

のつもりで書きました。でもねえ、リストとサン=サーンスいずれもカッコいい曲なんですよ。特にサン=サーンスの死の舞踏はすごく好きで、キム・ヨナ選手の演技今でも何度も見返しています。妖しく死を誘う鬼っ子のようで本当にゾクゾクする。同シーズンの浅田真央選手の月の光は聖の字がぴったり似合う清廉さ。対照的な演技、どちらも大好きです。フィギュアスケートはさすがに動画貼っちゃダメですよねえ、残念! 音楽だけ貼っておきます。

これはフィギュア選手がよく使用しているマキシム演奏のリスト死の舞踏。

当時。キムヨナ選手は点数を貰いすぎだからプレッシャーなく伸び伸び滑れてミスしようがない、真央ちゃんはトリプルアクセル2回もしてるのになぜ金じゃないのとかいう声があったのはもちろん知っています。しかしそんな雑音は関係なくただ演技だけを見て素晴らしさ美しさを感じたい。そう思っていたし、今も思っています。

当時は某掲示板を割と読んでましたが有益な情報もある反面、誹謗中傷いらん情報も入り込んでくる、もうそういうのがしんどい。だからただ演技を見て素直にいいなと思う心を大事にしたい。

真央ちゃんのバンクーバー五輪EXのパガニーニのカプリース(扇持って滑るやつ)いま見てますが、運動量凄すぎる振付を可憐に優雅に滑りきる、この子が金じゃないなんてなー・・・と思うんですが終わったことは仕方がないか (;´д`)

この競技をずっと見てると点盛は正直どの選手にもある。真央ちゃんにも羽生君にもあったよなと思うし、それだからフィギュアスケートは嫌いという同僚がいてその気持ちもまあ、わからなくもない。

死の舞踏の他、チャイコフスキーのロミオとジュリエットも呪いのジンクスがあるとTVで荒川静香さんが仰っていました。プロコティエフのロミジュリはどうなんだろう? これを使用したアレクサンドラ・トルソワ選手が翌シーズン五輪金を逃し、次いでロシア選手出場不可に・・・なのでジンクスに入っているのかな・・・? もちろん、ジンクスを逃れた選手もたくさんおられる事と思います。

フィギュアスケートのシーズン。この間のNHK杯では推しのアダム・シャオ・イム・ファ選手は総合5位で残念でした。がEXで私の大好きなスターウォーズやってくれてめっちゃ嬉しい!ライトセーバー振りながら踊る!踊る!スゲェ反射神経そこにシビれる!あこがれるゥ!~。

もうひとり推しがいましてザ・獣の目をした男・三浦佳生選手。

昨シーズンから注目してましたが背がちょっと高くなったのかな?ジャンプ得意で羽生選手が憧れらしいですが、彼に通じるちょい生意気そうな感じ笑、失敗しても「何クソ!どりゃああぁぁぁああ!」って書き文字浮いてるごとき負けん気の強さがあって、いいですねえ。

試合見ていて思ったのは、ロシア勢がいないのは本当に寂しい。カミラ・ワリエワ選手のボレロ、好きすぎてやっぱり繰り返し見てしまいます。クスリした上での芸術があかんのやったらクスリで死んだ海外ミュージシャンの曲聴けへんわ。って同列で語ったらダメか。

やっぱりさ。
私が生きている間に五輪で滑るロシア選手を再び見たいです。



#アダム・シャオ・イム・ファ
#三浦佳生