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ショパン「英雄」 ~音楽に寄せる愛4

私にはかねてより、羽生結弦さんに北京五輪でぜひ使ってもらいたいと、願っていた曲がありました。

それは

ポロネーズ 第6番 変イ長調 「英雄」/ショパン


です。

羽生結弦といえばショパン。ショパンといえば羽生結弦。
おっと、真央ちゃんもいますね💓

この曲、超有名でファンも多いのに、フィギュアスケートで使っているのを見たのは、過去2度しかありません。

(日本とドイツの女子スケーターでした)

確かに、素人目にもなんとなく、滑りにくそうではあります。

だがしかし、その名も「英雄」のこの曲を、羽生さんならこなしてくれるに違いない・・・(期待を込めて)!


ショートプログラムのジャンプ構成は 3A 4S 4T-3T


暗闇の中で、音が、ふん、ふん、うんしょ、うんしょ、苦しい、はやく世界に出たい・・・って難産の末に、

生まれたー!🌟

という感じのするところ(以下の動画の0:30のところ)と私は名付けているんですが、ここで、


✨✨GOE+5の超美麗なトリプルアクセルを跳んでいただきます✨✨



私には、この曲は、この世に生まれた音が喜んで世界を駆け回っている感じがするのです。

辻井伸行さんは赤ん坊の時すでに、この曲を聴いて反応していたそうです。

伸行がまだ8カ月のころ、『英雄ポロネーズ』という曲が好きでよくCDを流していました。
それを聴くと笑ったり、足をばたつかせて音を立てたりと、全身で喜びを表現していたんです。

お母様の辻井いつ子さん/Benesseの記事

演奏家のちがいで反応が違うので、ピアニストの演奏の違いを聴き分ける耳を持っているのが判ったのだとか。

すごい赤ん坊ですね😊

その辻井伸行さんの演奏動画がこちら。


この曲との出会いについて・・・

私は第二外国語はドイツ語を選択したんですが(今じゃまったく分かりません 笑)、その授業で、若き日のショパンを描いたドイツ映画「別れの曲」が上映されました。

作中(下の第二部の開始から17:40の場面)、ショパンとリストが背中合わせに英雄ポロネーズを演奏するところ。

リストはショパンが加わったことに気づくのですが、そのまま演奏を続けます。自分と同じ魂を持っている人間が現れたことに感激しているようなリストの表情。で、互いに片手で弾きながら握手するんですよね。

ふたりとも、ほんとに楽しそうで、嬉しそうで、
音楽っていいなあと思わせるシーン。

エレガントで、華麗で、生命力に溢れてて・・・
それからこの曲が大好きになりました。


羽生さんは結局、北京では違う曲で演じられましたね。

「序奏とロンド・カプリチオーソ」バイオリンではなくピアノバージョンは彼に合っていて、よいのではないかと思ってます。

北京では残念でしたが、全日本のは心をもっていかれる演技でした・・・


ところで、私はこうやって音楽のことを書いてますが、音楽の基本的なことに全く不案内で、クレッシェンドとデクレッシェンドとピアニッシモくらいしか分かりません。

ラルゴ(きわめてゆるやかに)は、漫画ブラックジャックで覚えました。

万引き犬/ブラックジャック


まったく感覚だけで書いていますが、大好きな音楽に対する愛が伝わればうれしく思います😄



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