「今日の1曲」2022.01.01 - 01.07
1月1日(土・祝)
あけましておめでとうございます。新年最初の今日の1曲 は、確か今年還暦を迎えるアメリカの女性シンガーのヒット曲です。
この人、1980年代から90年代にかけてヒット曲を連発したのですが、優秀なダンサーでもありました。というか今でも活躍してるんですが、
別のスター女性シンガーのダンスの先生でもあるとか、色々とリスペクトされる存在なんですね。スター発掘番組の審査員なんかもしています。
そんな彼女の1989年のヒット曲を19時ごろに。
【Straight Up (1989)】
ポーラ・アブドゥルのデビューアルバムからの3枚目のシングルカット。その前2曲があまりヒットしなかったのに対し、この曲は全米1位になる大ヒットとなり、その勢いでアルバムも発売から64週目にチャート1位獲得という記録の原動力となりました。
1月2日(日)
今日の1曲 は1980年代の終盤にデビューした女性シンガーのヒット曲です。元々は子役としてステージやTVに出ていたみたいなのですが。
そのうちレコード会社と契約してシンガーとしてデビューしましたが、当時でもまだ10代だったようです。アイドルっぽい人気もありましたが。
今日の曲はデビューから2枚めのシングルですが、内容的には麻薬中毒との戦いのことだったりして、アイドルの歌としては結構ハードなんですけどね。
1989年のヒット曲です。19時ごろに。
【Toy Soldiers (1989)】
マルティカはキューバからの移民の両親の元に生れたカリフォルニア出身のシンガーソングライターで、映画やTV番組に出演した後に歌手デビューを果たしました。最初のアルバムはヒットし、シングルカットされたこの曲は全米1位になっています。
1月3日(月)
今日の1曲 は1960年代から今も活動を続けている(んじゃないかと思う)アメリカのルーツ・ロック系男性アーティストの1970年代後半のヒット曲です。
1960年代から活動していたと書きましたが、おそらくこの人の活動のピークは1970年代後半から80年代前半ではないかとおもうので、そのピークの始めの頃の曲ですね。
デトロイト近郊の出身の人で高校時代からバンドで活動していたそうですが、この曲は彼の10代のころの体験をもとに書かれているらしいです。
1977年のヒット曲です。19時ごろに。
【Night Moves (1977)】
ボブ・シーガー&ザ・シルヴァー・ブレット・バンドの同名のアルバムからのシングルカット。ボブ・シーガーにとって初の全米トップ10入り(最高位4位)を果たしたヒット曲です。シーガーの若い頃の経験をベースにした自伝的な内容になっています。
1月4日(火)
今日の1曲 は、1970年代のモータウンを代表するヒット曲の1つなのですが、ただし世の中で名曲とうたわれているバージョンではありません。
この曲のいちばん知られているバージョン、あの男性ヴォーカル・グループによるバージョンは、実はカバーなんですね。アイザック・ヘイズ風のドラマティックなアレンジが効果的なだったのでしょうか。
今日のバージョンは、そのバージョンがヒットする少し前に出たオリジナルのバージョンです。これもモータウンの男女混成グループによるものなのですが、よりファンキーな仕上がりになっています。
1972年のリリースでした。19時ごろに。
【Papa Was a Rollin’ Stone (1972)】
テンプテーションズの名曲として有名ですが、オリジナルはこのアンディスピューテッド・トルースのバージョンでした。テンプテーションズのは抑制の効いたバージョンでしたが、よりファンキーで派手めがお好きな方はこちらをどうぞ。
1月5日(水)
今日の1曲 は、1970年代前半のカントリー・ポップ系のヒット曲です。この曲、歌っているのは本業はコメディー系の女優の人なんですが。
元々、この曲はこの人の当時の夫が書いたもので、別のスター歌手を念頭に置いて書かれたものだったようです。ですが、実際には色々難航してしまったようで、歌い手がいない状況になってしまいました。
それというのも、この曲ストーリーがあって、人殺しとか、裁判で死刑になったりとか、そんな内容なんですね。なので敬遠されたようです。そんなわけで、その女優が歌ったところ大ヒットしたという流れでした。
1973年のヒット曲です。19時ごろに。
【The Night the Lights Went Out in Georgia (1973)】
ボビー・ラッセルという人の書いた曲で、もともとライザ・ミネリやシェールを念頭に書かれたものでしたが、採用してもらえず、当時の妻であるヴィッキー・ローレンスが歌ったところ全米1位の大ヒットになったそうです。
1月6日(木)
今日の1曲 はカナダのあの女性シンガーソングライターの代表曲の1つ……のカバー・バージョンです。カバーというか、とある授賞式で彼女を讚えるために歌われたものですけどね。
彼女の1969年に出たアルバムの中の1曲で、別のアーティストによって数多くのカバーのある曲ですね。ある意味スタンダードナンバーといっても良い曲です。
歌っているのは、現在活躍しているアメリカの女性シンガーソングライターで、伴奏をこれまたあの大御所ジャズ・キーボーディストがピアノでしています。
昨年12月の授賞式でのパフォーマンスを、19時ごろに。
【Both Sides Now (2021)】
舞台芸術に生涯貢献した人を表彰するケネディー・センター名誉賞の2021年の受賞者の1人がジョニ・ミッチェルでした。12月5日の授賞式で歌われた彼女の1969年のアルバムからの曲。ブリタニー・ハワードの歌、ハービー・ハンコックのピアノで。
1月7日(金)
今日の1曲 も1970年代のヒット曲なんですが、男性シンガーソングライターによるソフトロック系の曲です。この人ヒット曲といえるものはこの曲だけ、つまり「一発屋」なんですが。
この人、どうも自分が一発屋なのをネタに、今も盛んに活動はしているみたいです。アメリカの円広志みたいな人なんですかね。まあスタジオミュージシャンとしても色々参加しているみたいですが。
で、曲ですが、内容的にはある犬のことを歌っています。とある有名グループのメンバーの犬の話を聞いて書いたらしいです。なんでも自分の犬と同じ名前だったんだとか。
そんな1976年のヒット曲を、19時ごろに。
【Shannon (1976)】
ヘンリー・グロスはニューヨーク出身のシンガーソングライターで、この曲が唯一のヒット曲ですが、今も活発に活動しているようです。彼がビーチ・ボーイズのカール・ウィルソンにクルマに轢かれて死んだ犬のシャノンの話を聞いて書いたのがこの曲でした。
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。