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「今日の1曲」2022.06.10 - 06.16

6月10日(土)

今日の1曲 は、1970年代前半のアメリカのソウル/R&B系の男性シンガーのヒット曲です。1960年代から音楽活動はしていたようですが、この1970年代前半が彼が最も活躍した時期でした。

「グレート・ソウル・シンガーの最後の1人」なんて呼ばれたこともある、なんていう話が Wikipedia にも書いてありましたが、その人気はかなりのものでした。ただ、しばらく後に色々トラブルもあって一時第一線から退いちゃったんですよね。

で、牧師になってゴスペルとかに進んだ時もあったようですが、その後またソウル・ミュージックに戻っています。ただ、一番輝いていたのは1970年代前半のこの時期でした。

1973年のヒット曲を、19時ごろに。

【I’m Still in Love with You (1972)】
アル・グリーンのレコード・セールス的には全盛期だった1970年代前半、全米3位になったヒット曲。ソウル・チャートでは1位になっています。同名のアルバムにも収めれ、そちらもプラチナ・ディスクになっています。


6月11日(日) 

今日の1曲 も、1970年代の前半に生れた曲ですが、今日はアラバマ出身のサザン・ロック系のバンドによるいわゆる一発屋的なヒット曲です。

このバンド1971年ごろに結成されて、基本的には2人のスタジオ・ミュージシャンが作ったユニットだったようですが、メジャーのレコード・レーベルと契約をして、アルバムをリリースしたそうで。

そのアルバムからのシングルが今日の曲で、それが全米トップ20に入るヒットになりました。しかし 結局その後ヒットは生れずに、ほんの数年でバンドも解散してしまったようです。

1972年のヒット曲を、19時ごろに。

【Motorcycle Mama (1972)】
セイルキャットは、アラバマ出身のサザン・ロック系のバンドで、この曲がデビュー曲で全米12位に上るヒットになりました。しかしよくある話ですが、その後が続かず、アルバム1枚とシングル3枚を出しただけで解散してしまいまったそうです。


6月12日(月)

今日の1曲 も1970年代初頭に生れた曲。イギリスのグループによる全米トップ10入りをしたヒット曲でした。1960年代から活動してヒット曲もすでにあったグループでしたが。

1970年代から80年代にかけて最盛期を迎えるグループで、長い活動歴のあるグループでしたが、1960年代末に、一度メンバー間の不仲などが原因でメンバーが脱退を表明したりして、解散状態にあったんですね。

それが、再結成してリスタートをかけたその最初のアルバムからのシングルが今日の曲でした。出だしの静かな曲調とアップテンポに変わるサビの対比が特徴的な曲です。

1970年から翌年にかけてのヒット曲。19時すぎに

【Lonely Days (1970-1)】
仲違いして解散状態にあったビージーズが、再結成して発表したアルバムからのシングルがこのバラード・ナンバー。モーリスを中心に10分くらいで書き上げた曲だそうですが、ビルボードで3位(キャッシュボックスで1位)になるヒットになりました。


6月13日(火)

今日の1曲 は、1970年代前半に大ヒットしたアメリカ映画のテーマ曲です。アメリカ映画といいながら作曲しているのはフランス人の音楽家なんですけどね。

この曲、映画ではインストルメンタルで使われていましたが、その後歌詞もつけられて歌モノもインストもいくつかのバージョンが生れて競作状態になりました。

今日のバージョンはそんな中で一番チャート的に成功したと思われる、アメリカの男性歌手による歌モノバージョンです。全米トップ10入りするヒットになっています。

1971年のヒット曲でした。19時ごろに

【(Where Do I Begin?) Love Story (1971)】
フランシス・レイ作曲の映画『ある愛の詩』のテーマ曲で、レイのインスト・バージョン他いくつものバージョンがありますが、チャート的に最も成功したのはこのアンディ・ウィリアムズのバージョンで、全米9位になっています。


6月14日(水)

今日の1曲 も1970年代初めごろのヒット曲ですが、今日の曲はブルーズ/R&B/ソウル系の女性シンガーによるナンバーです。元々ミシシッピ出身の人ですが、シカゴに移って活動していたところを見出されてレーベルと契約したそうで。

とはいうもののなかなかヒットは生れず苦労したようですが、そんな中生れたヒット曲が今日の曲でした。チャート的に大きく成功した曲はこの曲だけだったようですが、R&Bチャートではいくつかのヒットも生んでいます。

その後も実力者として認知はされていて、またソングライターとしても評価されていました。今日の曲を書いたのもこの人本人でした。

1971年のヒット曲でした。19時ごろに

【Trapped by a Thing Called Love (1971)】
デニース・ラサールはミシシッピ生れシカゴ育ちのブルーズ/R&Bシンガーで、「ブルーズの女王」とも呼ばれた人。この曲は彼女の唯一の全米トップ40入りした曲(13位)で、ゴールド・ディスクになりました。作詞・作曲もラサール。


6月15日(木)

今日の1曲 は、1970年代初めごろ、当時モータウン・レーベルに所属していたソウル・グループの全米トップ10入りするヒットになったナンバーです。女性リード・シンガーに男性コーラスという編成のグループ。

このグループ、1960年代後半にキャリア・アップを目指してモータウンに加入したのですが、スターの多いモータウンでは二線級の扱いをうけることもあったようです。それでもステディにヒットを生んでいた中の1曲が今日の曲でした。

結局、1970年代中盤にモータウンを離れてレーベルを移籍するのですけどね。今日の曲は、数多くのカバー・バージョンもある曲ですが、今日は本家のバージョンで。

1970年から翌年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。

【If I Were Your Woman (1970-1)】
グラディス・ナイト&ザ・ピップスの全米9位、R&Bチャートでは1位になったヒット曲。最初はダイアナ・ロス脱退後のシュープリームスのために企画され、実際レコーディングもしたようですが、結局こちらのバージョンがヒットしました。


6月16日(金)

今日の1曲 は1970年代前半から中盤にさしかかる頃、フィラデルフィア・ソウルの代表的グループの1つによるヒット曲。彼らが最も活躍していたころのナンバーです。

もともとフィラデルフィア出身のグループではないですが、フィラデルフィアのレーベルと契約することによって一気に人気が開花し、レーベル在籍期間に出したアルバムはすべてゴールド・ディスク以上という売れ方でした。

今日の曲は、そのレーベル時代の2枚目のアルバムからの最初のシングルでした。すでに1枚目のアルバムから2枚のヒットを出していたその勢いで、この曲も全米トップ10入りしています。

1973年から翌年にかけてのヒット曲でした。19時ごろに。

【Put Your Hands Together (1973-4)】
オージェイズのフィラデルフィア・インターナショナル・レーベル移籍後2枚目のアルバムからのシングルで、作詞・作曲はギャンブル&ハフ。全米10位(ソウル・チャート2位)のヒットでした。TVソウル・トレインからの映像でどうぞ。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。