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「今日の1曲」2024.03.16 - 03.22

3月16日(土)

今日の1曲 は1960年代の前半から中盤にかけて活躍した、フィラデルフィア出身のソウル/R&B系コーラス・グループによるヒット曲です。

特に1962年から翌年にかけて立続けに3曲の全米トップ10入りするヒットを放っており、今日の曲はその3つ目で、ゴールド・ディスクも獲得しています。

曲のタイトルには地名が使われていますが、実際にフィラデルフィアにある通りなのだとか。グループはその後1960年代後半には解散してしまったようです。

1963年のヒット曲でした。19時ごろに。

【South Street (1963)】
オーロンズは、フィラデルフィア出身のR&Bグループで、1960年代前半に立て続けにヒットを飛ばし、3枚のゴールド・ディスクを生んでおり、この曲はその3つ目(全米3位)。タイトルはフィラデルフィアで「いちばんヒップな通り」だそうです。


3月17日(日) 

今日の1曲 は、1960年代前半に人気のあったアメリカのR&B/ソウル系女性ヴォーカル・グループによるヒット曲です。彼女たちの5つある全米トップ10入りした楽曲のうちの最後の曲でした。

1950年代後半、ハイスクールのショーで歌ったのがきっかけで、レコード・レーベルと契約をしたところからキャリアをスタートさせたそうで、こうした女性ヴォーカル・グループの先駆けになった人たちでした。

残念ながら今日の曲の後ぐらいにレコード会社とのトラブルが生じ、他にも女性ヴォーカル・グループが相次いで誕生したこともあり、このグループの人気は下火になっていきました。

1963年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Foolish Little Girl (1963)】
シレルズ(シュレルズ?)の最後の全米トップ10入りをした曲で、全米4位になっています。この曲の後、彼女たちは金銭的なトラブルで当時所属していたレコード・レーベルを離脱してしまいます。その後はヒット曲に恵まれませんでした。


3月18日(月)

今日の1曲 は、1960年代前半に生れたR&B/ソウルのヒット曲。アメリカの男性シンガーとそのグループによるデビュー曲でした。

この曲はR&Bチャートだけでなく総合チャートでもベスト10に入るヒットとなり、ゴールド・ディスクとなっています。あの女性ロック・シンガーがレパートリーにしていたことでも有名で、その死後発売されたアルバムにも彼女のバージョンが収録されています。

結局、この男性シンガーにとってはこの曲を超えるヒット曲は生れませんでしたが、この後に続くソウル・ミュージックの先駆けとして評価されている人です。

1963年のヒット曲を、19時ごろに。

【Cry Baby (1963)】
ガーネット・ミムズは1950年代から70年代まで活動していたソウル/R&Bシンガーで、エンチャンターズとのメジャー・デビュー曲であるこの曲は全米4位になるヒットになりました。ジャニス・ジョプリンがレパートリーにしていたことでも有名な曲でした。


3月19日(火)

今日の1曲 は、いきなり2010年代の初めごろに飛んで、その頃日本でヒットした、スウェーデン人のシンガーソングライターによる楽曲です。

この人は、父親が日本人で母親がスウェーデン人ということで、当時は日本で活動してまして、今日の楽曲は日本のある企業のキャンペーンのCMに採用されたんですが。

ちょうどその頃の、あの出来事の影響でキャンペーンが中止になったりして、かなりゴタゴタに巻き込まれた形になりましたが、最終的には公開されてそのCMの映像と共に記憶に残るものになりました。

そんな2011年のヒット曲を、19時ごろに。

【Boom! (2011)】
スウェーデン人シンガーソングライターのマイア・ヒラサワの曲。九州新幹線全線開通CMに使われましたが、東日本大震災のため放映がストップしたりと紆余曲折ありましたがヒットしました。石巻の伊達の黒船太鼓と共演したニューバージョンも最近出ています。


3月20日(水)

今日の1曲 は、1960年代から70年代にかけて人気のあったアメリカの4人組コーラス・グループの数あるヒット曲の1つです。

このグループは1950年代から活動していましたが、1960年代に入ってブレイクし、ブリティッシュ・インヴェイジョンの嵐の吹荒れる中、変わらぬ人気を保った数少ないグループでした。

今日の曲は、所属していたレーベルを金銭問題などで離脱して別のレーベルに移籍しての最初のシングルでした。ビートルズのせいでチャートのトップには届きませんでしたが、上位に食い込むヒットとなっています。

そんな1964年のヒット曲を、19時ごろに。

【Dawn (Go Away) (1964)】
金銭問題などのもめ事でヴィー・ジェイ・レーベルからフィリップスに移籍したフォー・シーズンズの最初のシングル。全米3位のヒットでしたが、ビートルズにそれ以上の上位進出を阻まれました。邦題は「悲しき朝やけ」ですが、Dawn は女性の名前。


3月21日(木)

今日の1曲 は、1960年代前半に活動していた、アメリカのビーチ・ボーイズ的ないわゆるサーフ・ロック系のバンドのヒット曲です。

このグループはカリフォルニアの出身で、最初はサーフ・ロック的なサウンドのバンドではなかったようですが、時代のせいもあってそちら方面に進出。今日の曲は3枚目のシングルでした。

今日の曲のプロデュース(やコーラス)にはビーチ・ボーイズ加入前のブルース・ジョンストンが参加していたりもします。まあ彼は色々なアーティストのプロデュースやソングライティングを手がけていますが。

1963年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Hey Little Cobra (1963-4)】
リップ・コーズは1960年代前半に活動していた、カリフォルニア出身のいわゆるサーフ・ロック系のバンド。この曲は彼らの3枚目のシングルで、全米4位に上るヒットになりました。シェルビー・コブラというスポーツ・カーのことを歌っています。


3月22日(金)

今日の1曲 は、1960年代中盤のアメリカのフォーク系男性シンガーソングライターによるヒット曲です。この人のデビュー曲でもありました。

このシンガーソングライターが自分で歌った曲としては、結局この曲が最もヒットしたもので終わりましたが、数多くのカバーのある曲です。

この人はまた、多くのアーティストに曲も提供してもいます。一時音楽から離れて、小説や劇作などの活動をしていた時期もあり、そちらの方面でも評価されていたようですが、今はまた音楽活動をしているようです。

1965年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Elusive Butterfly (1965-6)】
ボブ・リンドはボルチモア出身のフォーク系シンガーソングライターで、シンガーとしてのヒット曲はこの曲だけ(全米5位)でしたが、多くのアーティストに曲を提供しており、現在も活動中。また小説家・劇作家としても作品を残しています。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。