見出し画像

「今日の1曲」2024.04.27 - 05.03

4月27日(土)

今日の1曲 のオリジナルは、1970年代前半のイギリスのマージービート系ロック/ポップ・バンドのヒット曲でした。1960年代から70年代にかけていくつかのヒットのあるバンドでしたが。

ちょっとブルー・アイド・ソウル的な感じのする曲でもあります。リード・シンガーがフランキー・ヴァリっぽく歌ってるなんていう指摘もありました。

今日のバージョンは、オリジナルがヒットしたすぐ後くらいに、アメリカの男性ポップス・シンガーが当時のヒット曲をカバーしたアルバムの中の1曲です。

オリジナルは1971年のヒット曲。今日のバージョンは翌年リリースのアルバムから。19時ごろに

【Here Comes That Rainy Day Feeling Again (1972)】
オリジナルはイギリス、バーミンガム出身のバンド、フォーチュンズの全米トップ20入りしたヒット曲。アンディ・ウィリアムズは当時のイージー・リスニング系のヒット曲を集めたアルバムでこのカバーを歌っています。


4月28日(日) 

今日の1曲 は、1970代前半に大人気だったアメリカの男女混成ポップス・グループによるヒット曲の1つです。

このグループは出演するテレビ・シリーズのために集められ、その番組のヒットとともに人気も出て、番組の中で歌われた曲もヒットしました。アルバムも6枚がゴールド・ディスクを獲得しています。

特にリード・ヴォーカルの男性シンガーは人気がありました。今日の曲は、そんな彼らの4枚目のシングルで、それ以前の曲ほどではないものの、全米トップ20入りするヒットになっています。

1971年のヒット曲を、19時ごろに。

【I Woke Up in Love This Morning (1971)】
パートリッジ・ファミリーの3枚目のスタジオ・アルバムからのシングル。全米13位にまで上っています。リード・ヴォーカルはデヴィッド・キャシディ。彼らなんだかんだ6枚のゴールド・ディスク・アルバムを出しているんですなあ。


4月29日(月・祝)

今日の1曲 のオリジナルは、1960年代前半と1970年代前半の2回、全米No.1 になったというヒット曲です。そういう曲は全部で9曲しかないそうですが。

この曲は、1960年代に数々のヒット曲を生み出したソングライティング・チームの書いた曲の1つです。数々のカバーがありますが、今日のバージョンはアメリカの女性R&B/ジャズ・シンガーのものです。

彼女は1960年代と1970年代の2回レコーディングしていて、70年代のバージョンはのちに英国のレア・グルーヴ・ダンス・シーンで人気になったりもしてますが、今日はあえて60年代のバージョンで。

1966年のアルバムから、19時ごろに。

【Go Away Little Boy (1966)】
ジェリー・ゴフィン/キャロル・キング作のヒット曲で、1960年代にスティーヴ・ローレンス、1970年代にダニー・オズモンドが全米1位を獲得した曲。マーリーナ・ショーはそれぞれのヒットが出た後に2度カバーしていて、これは60年代の方。


4月30日(火)

今日の1曲 は、1970年代初頭に出たアメリカのソフト・ロック系バンドによるヒット曲……のカバー・バージョン。オリジナルはゴールド・ディスクを獲得しています。

元々この曲はエルヴィス・プレスリーを念頭に書かれたという話もありますが、最終的にそのバンドがデビュー曲としてレコーディングしてヒットしました。

今日のバージョンは、その曲を同じ年の後半にアメリカのR&B/ソウル系の男性デュオがカバーしたというバージョンです。シングル化もされてマイナー・ヒットにはなっており、オリジナルに比べて重くてスローなアレンジになっています。

1971年のリリースでした、19時ごろに。

【Don’t Pull Your Love (1971)】
オリジナルは、1971年4月にリリースされたハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズの全米4位になったヒット曲。サム&デイヴは同じ年の10月にこのスロー・テンポなカバー・バージョンをリリースし、R&Bチャートで36位にまで上っています。


5月1日(水)

今日の1曲 は、1970年代前半に出たアメリカのソフト・ロック/フォーク・ロック系バンドによるヒット曲……のカバー・バージョンの1つです。

オリジナルは全米トップ10入りして、アダルト・コンテンポラリー・チャートでは1位を獲得するヒットでした。1970年代にはかなり人気のあったグループでした。色々カバーも多い曲なんですが。

今日のバージョンはちょっと(?)変わってまして、アメリカの俳優(当時人気のTV刑事物シリーズで有名)による「語り」中心のバージョンでした。これがイギリスで結構なヒットになったんですよね。

オリジナルは1971年のヒット曲。今日のバージョンは1974年のリリースでした。19時ごろに。

【If (1974-5)】
オリジナルはブレッドの全米4位に上ったヒット曲。この「コジャック」で有名なテリー・サヴァラスの語りバージョン、結構珍品に思えるんですが、全英で2週1位になったのだそうです。ちなみに全英で1位になった曲の中で最も短いタイトルの曲だそうで(笑)


5月2日(木)

今日の1曲 は、1970年代の初めごろに出たアメリカの東海岸出身のロック・バンドによるヒット曲です。

この曲は、後にソロでヒット曲を出して活躍する男性シンガーソングライターの書いた曲で、鉱山の事故で閉じ込められてしまった3人のうち2人が空腹のためもう1人を……というちょっとアレな内容の歌でした。

放送禁止にするラジオ局も多かったようですが、次第に視聴者のリクエストが増えていき、最終的に全米トップ20入りするヒットになっています。

1970年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Timothy (1970-1)】
ザ・ボーイズはペンシルバニア出身のバンドで、この曲が2枚目のシングル。鉱山の落盤事故で閉じ込められた3人のうち2人がもう1人のティモシーを食べてしまうという悪趣味な歌ですが、全米17位まで上っています。作詞・作曲はルパート・ホームズ。


5月3日(金・祝)

今日の1曲 は、1960年代終わりから70年代頭にかかるころのヒット曲です。歌っているのはオランダのポップ・ロック系のバンドなんですが。

オランダという国は、英語に不自由がないので、ときどきアメリカのチャートでヒット曲を飛ばすバンドがいて、それではかなく消えていくというパターンが多いきがしますが、今日のバンドもそんなバンドの1つです。

今日の曲は全米チャートでトップ10入りするヒットになりましたが、アメリカではこの曲が唯一のヒット曲でした。本国では色々ヒットがあるようですけどね。

1969年から翌年にかけてのヒットでした、19時ごろに。

【Ma Belle Amie (1969-70)】
日本語版ジャケットのコピーがやたら大げさですが、アメリカのチャートを征服とはいかないまでも6位まで上ったというヒット曲。ティー・セットはオランダのデルフト出身のバンドで、1970年代にオランダではヒットをいくつも出しています。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。