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「今日の1曲」2022.09.10 - 09.16
9月10日(土)
9月も中盤になってきましたね。曲名に9月(September)と付く曲といえば、まずあの曲が頭に浮かぶと思いますけど。
もちろんそれ以外にもそんな曲はまだあるわけで、今日の1曲 もそんな曲の一つです。元々は1950年代終わりの中程度のヒットだったんですが。
1960年代中頃にあるグループがカバーしたバージョンが大ヒットして、そちらが有名になりました。今日はそちらのバージョンで。
1966年のヒット曲を、19時ごろに。
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【See You in September (1966)】
オリジナルはザ・テンポスの1959年のヒット曲。よりスローなラテン風味の曲でした。ザ・ハプニングスのメンバーによると、オリジナルは「凄く良い曲だが、ダメなレコードだった」ので自分たちで歌ったそうで、全米3位のヒットになりました。
9月11日(日)
今日の1曲 は、1960年代中ごろのソウル/R&Bのヒット曲です。歌っているのは、モータウンの男性シンガーなんですが、色々と大スターのいる中ではやや地味な存在です。
とはいえ、今日の曲のようなヒット曲があるわけなんですけどね。活躍できた時期がほぼ60年代後半に限定されるのですよね(モータウンを離れた後、1980年にひとつわりと大きなヒットはありました)。
それから、この人は、モータウンを代表するヴォーカル・グループのリード・シンガーの兄でもあるんですね。弟がそのグループに加わる前にこの人にも話があったとかいう話ですが、結局弟にとられてしまったようです。
そんなちょっと可哀相なお兄さんの1966年のヒット曲を、19時ごろに。
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【What Becomes of the Brokenhearted (1966)】
ジミー・ラフィンはテンプテーションズのデヴィッド・ラフィンの兄で、ソロ・シンガーとしていくつかのヒットがあり、中でもこの曲が最大のヒット曲。1990年代にポール・ヤングが映画のサントラでカバーしたりしています。
9月12日(月)
なんとかデーとかなんとかの日って色々ありますよね。よくあるのは語呂合せ的なもの(29日は肉の日)とか、11月11日はベースの日とか、そういうのですが。
もうちょっとマジメに国連などの機関が定めるなんとかデーとかっていうのもあります。国際的に啓発したいイシューを選んで決められているものですね。
今日の1曲 はそんな国連の定めた日に合わせて企画されたものだそうです。なんでその日がそのイシューのために選ばれたものかはよくわからないですが。
8月30日がその日だそうで、今年のその日にリリースされました。世界中のミュージシャンを繋げる、あのプロジェクトによる演奏。19時ごろに。
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【I Still Haven’t Found What I’m Looking for (2022)】
世界中のミュージシャンを繋ぐプロジェクト Playing for Change の最新作は国際赤十字委員会との協力で作られたU2のヒット曲のカバー。国連の定める、国際行方不明者デー(8月30日)に合せて発表されました。
9月13日(火)
みんなが知っているような有名な曲をカバーしたりするメリットの一つは多くの人が共感しやすいってことがありますよね。そんなメリットを活かした使い方に応援歌なんていうのもありますね。
ブラバンのやる応援歌なんてのも、みんなが知ってる曲だからノリやすいってのはあるわけですが、今日の1曲 は、とあるスポーツのナショナル・チームの応援歌として企画されました。
カバーされたのは、1980年代のイギリスのグループのヒット曲で、ケルティックな感覚もあり、国民的な人気も高かった曲で、そういう意味でも応援歌にはちょうど良かったのかもしれません。
2004年の大会の応援歌に使われた替歌バージョン。19時ごろに。
![](https://assets.st-note.com/img/1663201903558-1Ew1crCyLp.jpg)
【Come on England (2004)】
オリジナルはデクシーズ・ミッドナイト・ランナーズの1982年のヒット曲。こちらは2004年にサッカーのイングランド代表の応援のため442というグループが歌った替歌。冒頭に2002年W杯予選でのデヴィッド・ベッカムの伝説のフリーキックの実況が。
9月14日(水)
曲を作る時に、知らないうちに既存の曲に影響されてるなんていうことありますよね。それで後から訴えられたりして、曲のクレジットが変更されたりとか。
今日の1曲 の場合は、それとはまたちょっと違っていて、あるアーティストのヒット曲を意識的に聴きながら、それに合せてハミングしながら曲を作ったんだそうで。
なので曲が出来上ってから、今日の曲を書いたアメリカの女性アーティストは、元の曲を書いた男性アーティストに電話して、印税は折半することで話をつけたのだとか。で、この曲もヒットして、男性アーティストにとっては2度美味しかったそうです。
1983年のヒット曲でした。19時ごろに。
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【Stand Back (1983)】
スティービー・ニックスのソロ名義のヒット曲。プリンスの「リトル・レッド・コルヴェット」のメロディを聴いてハミングしながら出来たのだそうで、クレジットされてませんが共作扱いになってるそうです。プリンスはシンセサイザーでも参加してます。
9月15日(木)
今日の1曲 は、1980年代中ごろの大ヒット・ナンバーのカバー・バージョンです。オリジナルは、今も続編が大ヒットしているあの映画のサントラからの曲でした。
アメリカのバンドが歌ったんですが、曲を書いたのは、当時ヒットを連発していたイタリア人ソングライターで、この曲は彼のキャリアの中でも最もほこりに思う曲の1つだとか。
今日のバージョンは、2000年代に入って、当時人気が絶頂だったアメリカの女性シンガーがカバーしたバージョンです。ファッション・デザイナーとしても活躍していますね、この人は。
2004年のリリースでした。19時ごろに。
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【Take My Breath Away (2004)】
オリジナルは、1986年の映画『トップ・ガン』のサントラに収録された、ベルリンの全米1位となった大ヒット曲。作曲は当時ヒットを連発していたジョルジョ・モロダー。このジェシカ・シンプソンのカバーは2004年全米20位となるヒットでした。
9月16日(金)
今日の1曲 も、1980年代中盤のヒット曲でした。イギリスの男性ロックシンガーの曲だったんですが、それを、同じ頃に大活躍していた女性シンガーがカバーしたバージョンがありまして。
ただ当時はCDのボーナストラックになったというだけで、とくに注目されていたわけではなかったのですが、2000年代に入り、彼女が事故で亡くなった後にリミックスされて発売されたんですね。
リミックスしたのは、様々なアーティストのコラボやリミックスで現在も大人気のノルウェー人DJ/プロデューサーでした。このバージョンは、バイデン米大統領が当選したときのスピーチの直後に流されたりもしています。
2019年リリースのバージョン。19時ごろに。
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【Higher Love (2019)】
オリジナルはスティーブ・ウィンウッドの1986年のヒット曲。ホイットニーのカバーは1990年の3枚目のアルバムの日本版にボーナス・トラックとして収録されました。それをノルウェーのDJのカイゴがリミックスしてヒットさせたバージョンがこちら。
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。