「今日の1曲」2022.04.16 - 04.22
4月16日(土)
今日の1曲 は、1960年代後半から70年代前半まで人気を博していたアメリカのロック・バンドのリーダーだった男性シンガーソングライター/ギタリストのヒット曲なのですが。
バンド解散後、レコードレーベルに曲の権利を全て取られてしまい、この人は一時音楽から引退寸前までいったようですが。その後別のレーベルから再スタートする決意をしたんですね。
ところが、そのバンド時代のレーベルの「呪い」は、新レーベルになっても降りかかってきたんですね。まあ、それにもめげずに頑張ってヒットさせたそうなんですが。
そんな1984年のヒット曲を、19時ごろに。
【Old Man Down the Road (1984-5)】
ジョン・フォガティのヒット曲ですが、CCR時代の彼の曲と似てる(パクってる)と曲の権利を持つCCR時代のレーベルのオーナーに訴えられたという、なかなかな不条理な目にあった曲です。最終的にはフォガティが裁判で勝ったんですけどね。
4月17日(日)
今日の1曲 は、1970年代にとても人気のあったアメリカの兄と妹のデュオによるヒット曲です。実はカバー曲でして、1950年代のR&Bシンガーのマイナーヒットのカバーなんですが。
この兄妹の曲にはこういうカバー曲が結構あるんですよね……なんていうと、だいたい皆さんの頭にはあの人たちが浮んでいるかと思うんですが。
まあ、私のやることですから、そっちは引っかけです。実はこの2人にはさらに兄弟がいるわけなんですよね。そうすると……(笑)
1974年から翌年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。
【Morning Side of the Mountain (1974-5)】
ダニーとマリーのオズモンド兄妹のヒット曲ですが、オリジナルは1951年に出たトミー・エドワーズというR&Bシンガーの曲。ダニー&マリーは今ではちょっと想像できないくらい人気がありました。そんな様子が垣間見られる動画で。
4月18日(月)
ある言葉を別の聞きかたをすると全く違う意味に聞こえる、なんていうの英語でダブル・ミーニングとか、Double Entendreなどと言うようですが、今日の1曲 は、そんな言葉の遊びを使った曲です。
歌っているのは1970年代にいちばん活躍していた男性シンガーソングライターで、彼はコメディアンでもあり、そんな笑いをとるような曲などで人気だったんですね。
今日の曲には、ある男性の名前が使われているんですが、それが前後の関係で別の捉えかたになってしまうという曲になっています。
1974年のヒット曲を、19時ごろに。
【My Girl Bill (1974)】
ジム・スタッフォードは、アメリカのシンガーソングライターでコメディアンでもあります。この曲「僕の彼女のビル」と取れるフレーズを繰り返すんですが、最後に「あの子は僕の彼女だよ、ビル」という意味になるというオチ。今の時代だと微妙なネタ?
4月19日(火)
今日の1曲 は1960年代後半から1970年代にかけて活動していたアメリカのロック系男性シンガーソングライターによるヒット曲です。1970年代初頭に出た曲ですが。
独特のギターサウンド(なんでもテレキャスターの本体にファズを組み込んだとか)が特徴的な、ゴスペルに影響を受けた曲でした。結局このシンガーソングライターのヒット曲はこれ1曲だけだったのですが。
後にこの曲は特にイギリスで何度かカバーされヒットしたり、映画などに使われたりしたため、音楽をあきらめて働いていたそのシンガーソングライターの生活を支えたとかいう話です。
1970年のヒット曲を、19時ごろに。
【Spirit in the Sky (1970)】
ノーマン・グリーンバウムはアメリカのフォーク・ロック系のシンガーソングライターでユダヤ人なんですが、この曲はキリストを讚える内容になっています。実は彼がゴスペルの曲を聞いて、自分でも書けると思い立って書いたモノなのだそうです。
4月20日(水)
今日の1曲 は、1940年代のアメリカのコメディ映画の中で歌われた曲です。女性のコーラスグループが歌っているのですが。
ジャンプ・ブルーズというアップテンポのスタイルの曲で、多くのアーティストが後にカバーしている有名な曲です。
今日のバージョンはオリジナルの映画で歌われたバージョンで、チャート的にもヒットしたものです。
1941年のヒット曲です。19時ごろに。
【Boogie Woogie Bugle Boy (1941)】
アボット&コステロのコメディー映画『凸凹二等兵の巻』のために書かれた曲で、こちらのアンドリューズ・シスターズが劇中で歌い、ヒットしました。のちにベット・ミドラーがカバーして、そちらもトップ10入りするヒットとなっています。
4月21日(木)
今日の1曲 は1970年代にデビューして、今も活躍している女性シンガー/女優のデビュー曲です。その歌唱力でデビュー当時から評価の高い人ですね。
グラミー、エミー、トニーなどの賞を数多獲得し、アカデミー賞にも2度ノミネートされているという人です。デビュー当時はバリー・マニロウがプロデューサーとして加わっていました。
この人、出身地がハワイのホノルルなんですが、あまりそういうイメージないですね。デビューにあたってはニューヨークに出てきてましたから、そのイメージの方が強いです。
1972年のヒット曲でした。1958年のロックンロール・ナンバーのカバー。19時ごろに。
【Do You Want to Dance (1972-3)】
ベット・ミドラーのデビュー・アルバムからの最初のシングルカットで、つまり彼女のデビュー曲でした。オリジナルはボビー・フリーマンによるロックンロールのヒット曲で、ビーチ・ボーイズなど多くのアーティストにカバーされた曲でした。
4月22日(金)
今日の1曲 はこれも1970年代中盤の曲ですが、アメリカの男性ロック・アーティストとそのバンドによるナンバーです。全米1位になったヒット曲なんですが。
大ヒットしたアルバムからのシングルカットで、私リアルタイムで聴いていた時はそのイントロとかのリフがとても気に入った覚えがあったのですが。
実はこのイントロというのは、別のイギリスのロックばんどによるヒット曲へのオマージュだったんですね。並べて聴いて見れば良くわかるんですが。
そんな1976年のヒット曲を19時ごろに。
【Rock'n Me (1976)】
スティーヴ・ミラー・バンドのアルバム『鷹の爪』からのシングルで、全米1位になったヒット曲です。昔、個人的にこの曲のイントロなどのリフが好きだったんですが、このイントロ、フリーの「オール・ライト・ナウ」へのオマージュだったんですよね。
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。