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「今日の1曲」2022.01.21 - 01.27

1月21日(土)

今日の1曲 は、ニューオリンズ出身のR&B/ソウル系の男性ミュージシャン/ソングライター/プロデューサーが1970年代中ごろに書いた曲です。

この曲は、別の男性シンガー/ギタリストがカバーしたカントリー・バージョンがあって、それが全米1位になるクロスオーバー・ヒットになりました。

今日は、作者本人によるライブの歌と演奏でどうぞ。2000年代に入って来日した際の映像です。ヒットしたカントリー・バージョンよりはかなりしっとりした感じ。

オリジナルは1975年のアルバムに収録。19時ごろに。

【Southern Nights (2012)】
オリジナルはアラン・トゥーサンが1975年同名のアルバムにレコーディングした自作の曲。2年後にグレン・キャンベルがカバーしたカントリー・バージョンが全米1位となるヒットになりました。トゥーサンが74歳の時に来日した際のライブ映像で。


1月22日(日) 

今日の1曲 は、1960年代後半のアメリカのR&B/ソウル・ポップ系のヴォーカル・グループによるヒット曲……のカバー・バージョンです。

そのヒットしたバージョン自体、別の女性シンガーソングライターによる曲のカバーでした。今日のバージョンは、イギリスのグループの1990年代のアルバムでカバーされました。

今日は、そのグループが今世紀に入って日本で公演したときのライブ・バージョンで。日本のミュージシャンとの共演なども多いグループです。

オリジナルは1968年のヒット曲。1997年のアルバムでカバーしたバージョンを2010年のライブ映像で、19時ごろに。

【Stoned Soul Picnic (2010)】
ローラ・ニーロが1968年に発表した曲ですが、同年にフィフス・ディメンションがカバーして全米3位になるヒットになりました。スウィング・アウト・シスターは1997年のアルバムでカバーしていて、このライブは2010年ビルボード東京でのもの。


1月23日(月)

今日の1曲 は、実は昨日の曲を歌ったグループもカバーしてたりするんですが、1960年代にヒットしたR&B系のインストルメンタル・ナンバーです。この曲、実はもともと女性のヴォーカル入りでレコーディングされたんですが。

そしたらプロデューサーが誰かがひらめいた(?)んだか、歌をピアノに差替えてインストで発売しちゃったんですね。そしたら全米3位のヒットになったという曲でした。

まあ、後から歌入りも発売されたんですけど、インストほどのヒットにはならなかったという話です。それでも昨日のグループも含め、歌入りのカバーもあります。個人的には結構脳内ヘビロテしやすい曲の1つです。

1968年発売のヒット曲を、19時ごろに。

【Soulful Strut (1968-9)】
バーバラ・アクリンという女性の “Am I the Same Girl” という曲の歌をピアノに差替え、ヤング・ホルト・アンリミテッド名で発売、全米3位のヒットとなったという曲(歌入りも後で発売)。後にスウィング・アウト・シスターもカバーしています。


1月24日(火)

今日の1曲 も1960年代後半に出たアメリカのR&B/ソウル系のグループによるヒット曲です。今日の曲は歌入りですけどね(笑)

このグループ、当時としては珍しく(なのかな?)黒人・白人の混成ということになっています。まあリード・ヴォーカルの男性は黒人のようですが。

実は、レコーディングのときはスタジオ・ミュージシャンでバックの演奏は固めていたという話もあります。よくある話ですけどね。それでもこのバンド1960年代中盤から70年代中盤にかけて活動をつづけました。

1967年のヒット曲でした。19時ごろに

【Apples, Peaches, Pumpkin Pie (1967)】
ジェイ&ザ・テクニックスはペンシルヴァニア出身の人種混成ポップス・バンドで、同名のアルバムからのシングルカットのこの曲がデビュー曲でした。全米6位のヒットになりましたが、結局これが彼らの最大のヒット曲でもありました。


1月25日(水)

今日の1曲 も1960年代中ごろのR&B/ソウル系のヒット曲ですが、今日はいわゆるメンフィス・ソウルというジャンルの女性シンガーによる曲です。

南部の熱気を感じるソウル・ミュージックですが、その中心はスタックス・レーベルで、今日のシンガーもスタックスの所属で、メンフィス・ソウルを代表するアーティストの1人です。

彼女の父親もスタックス所属の有名なミュージシャンで、親子で共演した曲も数々ありますが、今日は彼女のソロとしてのおそらく最大のヒット曲を後年のライブ映像で。

オリジナルは1966年の曲。19時すぎに

【B-A-B-Y (1989)】
カーラ・トーマスはメンフィス・ソウルの女王といわれた人で、父親も有名なシンガー/ダンサーで、親子共演したレコードもあります。この曲は1966年にソロで発表したもので、全米14位になるヒットになりました。映像は、1989年のコンサートの模様です。


1月26日(木)

今日の1曲 も1960年代中ごろに出たR&B/ソウル系のヒット曲です。昨日と同じく女性シンガーが歌っているナンバーなのですが。

今日のシンガーは、メンフィスのようなアメリカ南部ではなくて、東海岸のある大都市の出身の人です。のちにこの都市の名を冠した音楽ジャンルが生れた街ですが。

この曲のバックの演奏にはそんな音楽ジャンルを後に盛り上げる人たちも参加しています。何事も一朝には生れないということですかね。

なんて偉そうなことを思わせる1965年のヒット曲を、19時ごろに。

【Yes, I’m Ready (1965)】
バーバラ・メイソンはフィラデルフィア出身のシンガーで、この曲は3枚目のシングルで全米5位になるヒットでした。作詞・作曲もメイソン本人。バックのミュージシャンにはケニー・ギャンブルなど後のフィラデルフィア・ソウルを支えた人たちが。


1月27日(金)

今日の1曲 は、1960年代の前半に有名プロデューサーと組んでヒットを生み出したアメリカの女性ヴォーカル・グループの代表曲の1つです。

独自の音作りで一時代を築いたこのプロデューサーですが、そのやり方には色々問題もあったのは良く知られるとろこで。全く別のグループに曲を歌わせて、今日のグループの名前で発売したりもしていました。

今日の曲については、少なくともリード・ヴォーカルはグループのシンガーが歌っているようではあります。1970年代には当時の男性アイドルがカバーしたりしてもいます。

1963年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Da Doo Ron Ron (1963)】
ザ・クリスタルズの全米3位ヒットで、プロデューサーのフィル・スペクターの「音の壁」スタイルの代表曲の1つ。ダ・ドゥー・ロン・ロンというフレーズは歌詞が決まらず仮で入れていたそうですが、スペクターが気に入ってそのまま使ったのだとか。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。