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「今日の1曲」2024.07.20 - 07.26

7月20日(土)

今日の1曲は1960年代中盤に出た、イギリスのマンチェスター出身のポップ・ロック・バンドによるヒット曲です。

1960年代前半にデビューして、ビートルズらとともにブリティッシュ・インヴェイジョンの代表的なバンドとして知られる人たちですが、この曲が彼らの最初の全米No.1ソングでした。

実はこの曲、イギリスではシングル発売されなかったようなんですけどね。なかなか個性的なギターのサウンドが聴かれます。

1965年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Mrs. Brown, You’ve Got a Lovely Daughter (1965)】
元々イギリスのテレビ劇の中で歌われた曲だそうですが、ハーマンズ・ハーミッツがカバーして、全米チャートで初の1位を獲得しました。一瞬、ウクレレ?と思ってしまうような、ミュートされたギターの音色が特徴的。


7月21日(日) 

今日の1曲も昨日同様1960年代中盤に出た、イギリスのマンチェスター出身のポップ・ロック・バンドによるヒット曲です。

このバンドも1960年代前半にデビューし、ブリティッシュ・インヴェイジョン一翼を担うバンドでしたが、結成当初はリード・ヴォーカルの人とその他大勢というような形で活動していました。

今日の曲は、そんな初期の時代のヒット曲で、アメリカのチャートでは1位を獲得しています。このヒットの後、リード・ヴォーカリストはバンドを離れてしまうのですけどね。

1965年のヒット曲を、19時ごろに。

【The Game of Love (1965)】
マインドベンダーズの、まだウェイン・フォンタナがリード・ヴォーカルだった頃のヒット曲で、全英2位、全米1位を獲得するヒットとなりました。いくつかのカバー・バージョンがあり、フランスではシルビー・ヴァルタンがカバーしています。


7月22日(月)

今日の1曲は1960年代中盤ごろに出た、アメリカの男性デュオによるブルー・アイド・ソウル系の全米1位を獲得した大ヒット曲……のカバーです。

数々のカバーのある曲で、オリジナルほどではないにしてもヒットしたバージョンもいくつかあり、今日のバージョンもそんな1つです。全米トップ20入りするヒットになっています。

歌っているのは、アメリカのソウル/R&B系の女性シンガーで、この人はそれまで白人のソングライティング・チームの曲を多く歌っていた人でしたが、そのチームから離れてレコーディングされたアルバムに収録されました。

1969年のリリースのバージョンを、19時ごろに。

【You’ve Lost That Lovin’ Feelin’ (1969)】
オリジナルはライチャス・ブラザーズ1964〜5年の全米No.1ヒット曲。ホール&オーツ他、数多くのカバーがありますが、ディオンヌ・ワーウィックは彼女の12枚目のアルバムでカバー。シングルとしても全米16位にまで上りました。


7月23日(火)

今日の1曲は1960年代中盤ごろに出た、イギリスの男性ポップ/ロック・シンガーによるヒット曲……のギターによるインストルメンタル・カバーです。

オリジナルを歌ったシンガーは今ではイギリスを代表するシンガーの1人ですが、この曲を歌った頃はまだ無名で、この曲のヒット(全英1位)で一躍スターになりました。

今日のバージョンはオリジナルがヒットしてすぐに、アメリカのカントリー系シンガーでもある男性アーティストが得意のギター(元々スタジオ・ミュージシャンでした)でカバーしたものです。

1965年のリリースのアルバムに収録のバージョンを、19時ごろに。

【It’s Not Unusual (1965)】
オリジナルは1965年リリースのトム・ジョーンズの代表曲の1つで、全英1位、全米10位に上ったヒット曲。グレン・キャンベルは同年の後半に出た彼の4枚目のアルバムで、このギター・インストルメンタル・バージョンをレコーディングしています。


7月24日(水)

今日の1曲は1960年代後半のアメリカのポップ/ロック・バンドのヒット曲として有名ですが、その曲を書いた作者である男性シンガーソングライターが「カバー」したというバージョン。

曲をヒットさせたバンドはデビュー曲が大ヒットし、それに続いたこの曲も全米1位を7週間連続獲得するという大ヒットになりました。全英でも1位を獲得する他、世界的なヒットになりました。

今日のバージョンはそのヒットのすぐ後にレコーディングされ、なぜか数年の後にシングル化もされて、マイナー・ヒットになっています。

1966〜7年のヒット曲を67年秋にカバーしたバージョンで、19時ごろに。

【I'm a Believer (1967)】
モンキーズの全米1位を獲得したヒット曲として有名ですが、作詞・作曲はニール・ダイアモンド。作者本人によるこのバージョンは、モンキーズとほぼ同時期にレコーディングされ、1971年にはシングル発売されてマイナー・ヒットになっています。


7月25日(木)

今日の1曲は1960年代後半のアメリカの女性R&B/ソウル・シンガーのヒット曲として有名ですが、オリジナルは別の男性ソウル・シンガーソングライターが歌ったものでした。

オリジナルの方は、1960年代半ばごろにリリースされ、R&Bチャート上位になるなどそれなりのヒットになったのですが、その数年後に出た女性シンガーによるカバーが全米1位を獲得する大ヒットでした。

そのため、女性シンガーの代表曲として、またフェミニズムのアンセムとして認知されています。オリジナルを歌った人は「彼女に盗られた」と(冗談で)言っていたそうです。

1965年にリリースされたオリジナルのバージョンを、19時ごろに。

【Respect (1965)】
今ではフェミニストのアンセムになった1967年のアレサ・フランクリンのバージョンの方が有名ですが、オリジナルはこのオーティス・レディングによるもので、R&Bチャートで4位となるヒットでした。仕事から帰った時くらい少しは俺をリスペクトしろ、という曲。


7月26日(金)

今日の1曲は1980年代のアイルランドのロック・バンドのヒット曲と、1960年代後半のアメリカ人男性シンガーによるヒット曲とのメドレーというかマッシュアップ。

最初の方の曲は、超人気バンドの大ヒット・アルバムからの曲で、シングルもヒットしました。2つめの方はこちらも人気バンドのリード・シンガーのソロ名義によるヒットで、数多くのカバーもある曲でした。

この2つを組み合せて歌うという不思議な(?)アイデアを実行したのは、イギリスのシンセ・ポップ系のデュオで、イギリスではチャート上位に上るヒットになっています。

1991年のリリースでした、19時ごろに。

【Where the Streets Have No Name (I Can’t Take My Eyes Off You) (1991)】
U2の『ヨシュア・トゥリー 』アルバム冒頭の曲とフランキー・ヴァリのヒット曲を繋げるという、ペット・ショップ・ボーイズによるトリッキーなマッシュ・アップ。全英では4位に上るヒットでした。

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青井明
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。