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「今日の1曲」 2020.11.28 - 12.04

11月28日(土)
今日の1曲 は、元々1960年代にドゥワップ系のコーラス・グループが歌ってヒットさせたナンバーで、その後多くの人たちにカバーされている曲です。

主だったところでも、アート・ガーファンクルとか、元イーグルズのあの人とか、1990年台になってリバイバル・ヒットしたコーラス・グループによるバージョンもありました。

そんな色々ある中から、今日は、日本の男性シンガーによる一人多重録音のアカペラ・バージョンにしたいと思います。

1986年のアルバムから、19時ごろに。

【So Much in Love (1986)】
1963年のタイムズの曲で、山下達郎のアルバム『On the Street Corner 2』収録。元イーグルズのティモシー・シュミットのレコード解説に「山下達郎もびっくりの一人多重コーラス」と書かれていたため、レコーディングを思い立ったのだとか。 

11月29日(日)
外国の曲で、オリジナルのタイトルに日本語が使われることって、あまりないとは思いますが、全くないわけでもなくて、今日の1曲 もそんな曲の1つです。海外でも通じる日本語じゃないと使えないですよね。

今日のナンバーはアメリカの曲ではなくて、実はブラジルの曲です。現代ブラジルのポップスである、MPB(ムジカ・ポプレール・ブラジレイラ)というジャンルに属する曲ですね。

その、MPB のアーティストの中でも、1980年代以降、大きな人気を誇り、今も活躍している男性シンガーの曲。タイトルの日本語の単語は「どこが?」って感じがしなくもありませんが(笑)

1982年のヒット曲。19時ごろに。

【Samurai (1982)】
ブラジル現代ポップス(MPB)の人気シンガー、ジャヴァンのヒット曲。数々の大物ミュージシャンをゲストに迎えたアルバムからのシングルで、この曲にはスティービー・ワンダーがハーモニカで参加しています。どこがサムライ?って感じではありますが(笑) 

11月30日(月)
オリンピックのために作られた歌とか曲とかってありますよね。たとえば日本でいうとトワ・エ・モワの「虹と雪のバラード」とか。これは札幌オリンピックのテーマソングでしたね。

あとそれからフランシス・レイの「白い恋人たち」とか(桑田佳祐とは無関係です)。印象に残っている曲って、なぜか冬季オリンピック関係が多い気もします。私の偏見かもしれませんけど。

今日の1曲 は、アメリカのフュージョン系のホーン・プレイヤー/ソングライターによるヒット曲です。この曲もアメリカで行われた冬季オリンピックの公式ソングとして書かれたものでした。

1980年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Give It All You Got (1980)】
チャック・マンジョーネのヒット曲の1つで、1980年の冬季オリンピック、レイク・プラシッド大会のオフィシャル・ソングとして、マンジョーネ本人によって書かれました。フリューゲルホーンによるメロディ・ラインが印象的な曲ですね。 

12月1日(火)
今日の1曲 は、1970年代後半から80年代前半にかけて活躍した女性2人(ベース/ヴォーカルとギター)を中心としたファンク/ディスコ・バンドのヒット曲です。

もともとは男性のメンバーもいたのですが、だんだん脱退していって、最終的には女性2人のデュオになってしまったそうです。今日の曲はまだデュオになる前の曲ですが。

彼女たちが海外の基地回り(日本含む)をしたりした下積みの後にレーベル契約して、出したデビュー曲であり、大ヒット曲でもあったナンバーです。

1978年のヒット曲を19時ごろに。

【Boogie Oogie Oogie (1978)】
テイスト・オヴ・ハニーのデビュー曲で、全米1位になる大ヒットナンバーでした。この曲でグラミー賞の最優秀新人賞も獲得しています。ベースとヴォーカルのジャニス・マリー・ジョンソンとギターのヘイゼル・ペインが中心のグループでした。

12月2日(水)
今日の1曲 は1960年代のモータウンの男性コーラス・グループによる大ヒットナンバー……のカバー・バージョンです。モータウンを代表する名曲の1つですが。

カバーしているのは、ファンク/ソウル/R&B の有名バンドなのですが、アメリカのバンドではなく、あの白人バンドです(黒人メンバーもいますけどね)。

イギリスというか、スコットランド出身のファンクバンドとして世界的なヒット曲もある、あの人たちによるカバーでございます。

オリジナルは1966年の全米1位ヒットでした。19時ごろに。

【Reach Out I’ll Be There (1982)】
オリジナルはホランド・ドジャー・ホランドによるフォー・トップスの1966年のヒット曲で、ダイアナ・ロスやグロリア・ゲイナーなど数多くのアーティストがカバーしている名曲です。アヴェレージ・ホワイト・バンドのバージョンでどうぞ。 

12月3日(木)
今日の1曲 は1970年代のアメリカの男性デュオによるソフト・ロックのヒットナンバーです。たぶん彼らの曲の中ではいちばん知られた曲だと思うのですが。

といっても一発屋というわけでもなくて、何曲かのヒット・ソングには恵まれたのですけどね。残念ながら(?)1980年ごろには解散してしまいました。

今日の曲は、この年代にはよくある原題とはあまり(全然?)関係のない邦題がつけられてしまった曲の一つです。こういうのは曲を聴いたイメージだけでつけたんでしょうかね?ま、いいんですけど。

1976年の全米2位になったヒット曲。19時ごろに。

【I’d Really Love to See You Tonight (1976)】
イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーは、1970年代活躍した男性デュオで、いくつかヒット曲がありますが、おそらくこの曲が代表曲。サビのメロディーがいいですね。なぜ邦題が「秋風の恋」っていうのかは謎(笑) 

12月4日(金)
今日の1曲 は現代のオーストラリアのバンド、というかレコーディングに関しては男性アーティストがほぼ1人でやっているというプロジェクトによる最近のナンバーです。

ライブをやるときはバンド編成でやってるようですけどね。で、このプロジェクト、1960年代のサイケデリック・ロックを現代的に昇華したとか言われているそうです。

今日の曲も、なかなか不思議な雰囲気を感じさせるミュージック・ビデオになっていますが、サイケデリックかというと、そんなに前面には出ていないようにおもいますけどね。

今年の2月に出たアルバムから、19時ごろに。

【Lost in Yesterday (2020)】
テーム・インパラはオーストラリアのミュージシャン、ケヴィン・パーカーの「サイケデリック・ミュージック」プロジェクトで、全ての楽曲をほぼ1人で作り上げています。今年5年ぶりに出たアルバム『The Slow Rush』からのシングルカット曲。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。