見出し画像

「今日の1曲」2022.11.12 - 11.18

11月12日(土)

今日の1曲 は、1980年代初頭のニューウエイブ系のヒット曲です。イギリスのデュオによるものなんですが、実はこの曲1960年代に出た曲のカバーなんですね。

オリジナルはアメリカ人の女性シンガーソングライターなんですが、本国よりイギリスでの人気の高かった人で、またこの人はあのグラム・ロックのスターのパートナーでもありました。

そんなわけで、この曲もイギリスで注目されたようでして、色々カバーされたようですが、今日のバージョンがヒットして有名になりました。

1981年のリリースでした。19時ごろに。

【Tainted Love (1981-2)】
オリジナルは1964年、マーク・ボランのパートナーでもあったグロリア・ジョーンズのシングルのB面で、このイギリスのデュオ、ソフト・セルのカバーがヒットし有名になりました。しかしこの邦題、原題のまったく逆の意味になっててかなりトンデモ


11月13日(日) 

今日の1曲 は、1970年代後半に大ヒットしたアメリカの男性シンガーソングライターによるヒット曲……のカバー・バージョンです。数多くのカバーのある曲なんですが。

今日のバージョンは、オリジナルがヒットして間もなくレコーディングされてリリースされた、別のアメリカの男性シンガーソングライターのものでした。

シングルの発売時期としてはあまり良いタイミングではないと思うんですが、とくにイギリスではそこそこのヒットになったそうです。まあ、このシンガーの人気があってこそだとは思いますが。

1978年のリリースでした。19時ごろに。

【Just the Way You Are (1978)】
オリジナルはビリー・ジョエルのグラミーも受賞した大ヒット曲で、彼の代表曲でもありますね。数多くのカバー・バージョンのある曲ですが、このバリー・ホワイトのバージョンもその1つ。アメリカよりもイギリスで結構ヒットしたのだとか。


11月14日(月)

今日の1曲 は1970年代後半に出たディスコ・チューンの代表的ナンバーのカバー・バージョンです。オリジナルは女性シンガーによる大ヒット曲で、その内容から社会的な影響力もあった曲です。

最近のコロナ禍でも注目されていましたが、今日のバージョンは1990年代に出た、別の女性歌手によるもので、シングル化もされて、オリジナルほどではないですが、ヒットしました。

1990年代のリリースなので、さすがにディスコ風のアレンジではなく、当時のソウル・ミュージックのトレンドに合わせたものになっています。だいぶ雰囲気は変りますね。

1996年のリリースでした。19時ごろに。

【I Will Survive (1996)】
オリジナルはグロリア・ゲイナーの1978年の大ヒット・ディスコ・クラシック。日本人シンガーを含め数多くのカバーがありますが、このシャンテイ・サヴェージのバージョンは、全米24位まで上るヒットとなりました。時代的にネオ・ソウル風味。


11月15日(火)

今日の1曲 は、1970年代から80年代にかけて最も活躍した女性シンガーの1970年代の終わりごろのヒット曲です。初期にはカントリー系の曲を歌う人だったのですが。

次第により広い聴衆にアピールするポップな曲を歌うようになって、映画に出たりして、こうやって後から見てみると、色々変化してる人でしたね。

そして1980年代になると、かなり大人の雰囲気なセクシーさを前面に押出すようになってくるのですが、その途中経過のような時点の曲です。そんな中でもヒットを出し続けていたのがスゴイですね。

1979年のヒット曲。19時ごろに。

【A Little More Love (1979)】
オリビア・ニュートン・ジョンの10枚目のスタジオ・アルバムからのシングルで、全米3位に上るヒットとなっています。1980年代初頭の「フィジカル」に向けて、イメチェン進行中って感じのころの曲。で、わりとしょうもない邦題。


11月16日(水)

今日の1曲も、1970年代終盤に出たヒット曲の後年のカバー・バージョンなんですが、そのヒット曲はアメリカのバンドによるAORの代表的なヒット・ナンバーといわれているモノです。

このバンドのメンバー(当時)だった人が別の男性シンガーソングライターと共作したのが最初だったようですが、このバンドのバージョンが全米1位となるヒットになりました。

で、今日のバージョンは、その曲をイギリスのバンドがカバーしたモノです。このバンドらしくややラテンがかったアレンジでした。日本でも車のCMに使われたりしてました。

1991年のリリースのアルバムに収録されました。19時ごろに。

【What a Fool Believes (1991)】
オリジナルはケニー・ロギンズとマイケル・マクドナルドの共作。マクドナルドが加わったドゥービー・ブラザーズの全米1位ヒットになりました。このマット・ビアンコのバージョンは4枚目のアルバムから。日産の車のCMにも使われてました。


11月17日(木)

今日の1曲 も1970年代の終わりごろの曲。オーストラリア出身のバンドによるヒット曲の1つです。メンバーは色々替わりながらも今でも活動してるバンドですが。

結成されたのは1975年だそうで、オーストラリア出身でアメリカ他の各国で成功したバンドとしては、かなり早い方の人たちだと思います。

あのハード・ロック・バンドとほぼ同時期に売れてましたからね。こちらはハーモニーを強調したソフト・ロック路線でしたけど。

1979年のヒット曲を19時ごろに。

【Lonesome Loser (1979)】
リトル・リバー・バンドの3枚目の全米トップ10入りした曲(最高6位)で、本国のオーストラリアより北米の方の人気が高かったようです。イントロ(アカペラ)やサビでのコーラスが特徴的な曲ですね。彼らが最もノってた頃のヒット曲でした。


11月18日(金)

今日の1曲 は1970年代後半のアメリカの男女デュオによるアルバムの中の曲で、個人的には良い曲だと思うし実際シングル化の話もあったようですが、流れてしまったそうで。

なぜかというと「曲が長すぎる」とレコード会社が判断したからだそうです。当時のシングルというのは、ラジオで流してもらいやすくするために3分前後のものが多かったわけですが(例外もありますけど)。

この曲は4分超えてるし、よくあるシングル用の短縮版を作るのも難しいということでシングルカットは中止されたということだそうです。実はこの曲、別の女性歌手がシングル化してヒットさせるのですが、そちらは3分以下になっていました。

1977年リリースのアルバムから、19時ごろに。

【I Just Fall in Love Again (1977)】
カーペンターズの8枚目のアルバム『パッセージ』に収録された曲で、シングル化の話もあったようですが、レーベルのA&Mが曲が長すぎるという判断で見送ったそうです。後にアン・マレーがレコーディングし全米12位のヒットになりました。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。