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「今日の1曲」2022.01.29 - 02.04

1月29日(土)
アーティストがソロでレコード・デビューする時とか、色々大変だと思うんですけど、今日の1曲 はイギリスのあの男性シンガーソングライターのソロデビュー曲です。

まあ、この人の場合、そこまでにグループで大ヒットも経験していたので、そんなに大変じゃなかったとは思いますけどね。でもまあそれはそれで色々な期待もあったでしょうしね。

ともあれ、そうして生れた曲は、やはりこの人らしさに満ちたものではありましたし、期待どおり(?)のヒットにもなったのではありました。

1985年のヒット曲を、19時ごろに。

【If You Love Somebody Set Them Free (1985)】
スティングの初ソロアルバム『ブルー・タートルの夢』からの1枚目のシングル、つまりソロ・デビュー曲がこちらで、全米3位になるヒットとなりました。ソロの1枚目から、スティングはスティングって感じの曲でしたね。


1月30日(日)
今日の1曲 は1980年代のAORの代表的な男性シンガーソングライターのヒット曲です。この人の曲としては、わりとシンプルな作りの曲ですが。

この曲は、銃撃戦に巻き込まれて命を落とした女子大学生の死を悼んで書かれたものです。このシンガーはその大学生と顔見知りだったそうです。

なぜ知っていたかというと、この大学生の友人と当時付き合っていたかららしいんですね。なので、友人を失ったガールフレンドのための曲でもあったようです。

そんな1983年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Think of Laura (1983-4)】
クリストファー・クロスのセカンド・アルバムからのシングルで、全米9位になったヒット曲です。ローラというのは、ギャングの抗争の流れ弾に当たり死亡した女子大生の名前で、この曲はその死を悼み、彼女の親友を慰めるために書かれたのだとか。


1月31日(月)
今日の1曲 も1980年代のヒット曲で、イギリスのシンガーソングライターの曲です。今日の人は、ロック/ポップ系の人には珍しくアカデミックな音楽教育を受けた人でして。

奨学金をもらって、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックに行ったという話です。結局、ロック/ポップ系の方に流れて、ヒット曲を出すことになりますが。

しかし、その後一時クラシックの方に戻って作品を発表したりもしていました。現在では、また80年代当時の音楽に回帰しているようですけどね。

1982年から翌年にかけてのヒット曲。19時ごろに。

【Breaking Us in Two (1982-3)】
ジョー・ジャクソンの『ナイト・アンド・デイ』アルバムからのシングルカットで、日本では「ステッピン・アウト」との両A面で発売されたようですが、イギリスやアメリカでは独立したシングルとしてリリースされました。しかし危険な関係?


2月1日(火)
今日の1曲 は、1970年代前半、カントリー/ポップ系の女性シンガーソングライターによるヒット曲です。カントリーチャートだけでなく、総合チャートでもヒットしました。

この人、シンガーソングライターなので、自分で作詞作曲もするわけですが、詩人としても活動していて、詩集なんかも出しているそうです。

今日の曲は、シチュエーション的には結婚式で新婦が新郎に向かって自分がどれだけ幸せかを歌っているというような内容になっています。

1972年のヒット曲です。19時ごろに。

【The Happiest Girl in the Whole U.S.A. (1972)】
ドナ・ファーゴの同名のアルバムからのシングルカット。彼女は、カントリー/ポップ系の女性シンガーソングライターで、詩人として本も出しているという人。この曲でグラミー賞のカントリー女性ソロ部門を獲得しています。


2月2日(水)
今日の1曲 は1970年代に大活躍したR&B/ソウルの男性シンガーが歌っているのですが、オリジナルはちょうどその1970年代の中盤に出たカントリーの男性シンガーによる大ヒット曲です。

今回歌っている男性シンガーは、人気の絶頂に当時付き合っていた女性とのトラブルなどがあり、そこから、いったんポピュラー音楽から離れて牧師になる道を選んだという人でして。

その間もゴスペルのレコードを出したりはしていたようですが、その後1990年代に入ってからまた元のようなR&B系の曲を歌うようになったと、そんなキャリアの人です。

今日の曲は2018年にレコーディングされたものです。19時ごろに。

【Before the Next Teardrop Falls (2018)】
アル・グリーンは1960年代後半にデビューし、1970年代前半は彼が最も活躍した時期でした。同時期の1975年にフレディー・フェンダーが歌ったカントリーの大ヒット曲を、今世紀に入ってグリーンがカバーしたバージョンがこちら。


2月3日(木)
今日の1曲 は、今も語り継がれる、あのイギリスの伝説的な男性4人のバンドの曲です。彼らの活動を伝える記録映画があるのですが。

今日の曲はその記録映画の中で演奏されている曲です。ビルの屋上で演奏が行われるという、有名なシーンで演奏されています。

演奏している屋上に、警官がやってきたりとか、生々しい現場の様子が伝わってくるシーンでした。演奏はごきげんなんですけどね。

1978年の映画から。19時ごろに。

【Get Up and Go (1978)】
伝説のグループ、ザ・ラトルズを記録したモキュメンタリー映画 “All You Need Is Cash” の中の、これも伝説となったルーフ・トップ・コンサートで演奏されたナンバー。ビートルズとかいうバンドの人たちも(1人を除いて?)大好きだったそうです。


2月4日(金)
今日の1曲 は、フィラデルフィア・ソウルの人気ヴォーカル・グループによるヒット曲なのですが、元々1960年代に別のヴォーカル・グループがヒットさせた曲のカバーでした。

曲の歌詞は、別れた彼女の所に帰りたい、という内容なんですが、早い話彼女を裏切って遊び回っていた男が、自分のしたことを後悔しているってことで。

まあ都合のいい話といえば言えるわけでして、最初にヒットしたときも色々いわれたみたいですが、ま、それでもヒットした、それも2回もってことは曲の力ですかね。

1979年から翌年にかけてのヒットでした。19時ごろに。

【Working My Way Back to You (1979-80)】
スピナーズの全米2位になったヒット曲ですが、オリジナルは1966年のフォー・シーズンズによるヒット曲でした。フォー・シーズンズのときの邦題は「君のもとに帰りたい」でしたが、「ワーキング」だけってのはどうよ?(笑)


好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。