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「今日の1曲」 2021.02.27 - 03.05

2月27日(土)
今日の1曲 は、1970年代の初めのほんの短い期間活動していたソウル/R&Bの女性ヴォーカル・トリオのヒット曲です。グループ名を途中で変えているようですが、その前後を合わせても数年でした。

このグループは、そんな短い活動期間で、メジャーヒット、マイナーヒット合せて3つのヒット曲を出していて、そのうちの1つ、彼女たちの最大のヒット曲が今日のナンバーです。

聴いてみると、なかなかいい感じだと思うんですけどね。なんで解散したのか詳しい事はわからないんですが、長い間グループを維持していくのは難しいってことでしょうかね、はやり。

1970年から翌年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。

【I Love You for All Seasons (1970-1)】
ザ・ファズはワシントンD.C.出身のソウル/R&Bの女性ヴォーカル・トリオで、この曲ともう1曲ヒット曲があります。1970年に結成され、それからわずか3年ほどで解散してしまいました。なかなかいい味出してると思うんですけどねー。


2月28日(日)
最近、日本の1980年代あたりのいわゆる「シティ・ポップ」とよばれるJ-POPの曲が海外で人気を呼んでいるというのが、よく言われています。竹内まりやの「プラスティック・ラブ」あたりが火をつけたと言われていますが。

そんな世界的な(?)シティ・ポップ人気の中で、ある楽曲などは、色々な国で Spotify のバイラル・チャートの1位になったりというような現象も起きて、話題になったりしています。

今日の1曲 はそんなシティ・ポップの女性歌手の曲なのですが、今日の曲は、彼女が別の名前で歌ってるんですね。実はTVのアニメ・シリーズのオープニング・テーマなんですが。

1984年の曲です。19時ごろに。

【ガンモ・ドキッ! (1984)】
フジテレビ系の人気アニメシリーズだった『Gu-Gu ガンモ』のオープニング・テーマ。劇場映画版にも使われていたそうです。見てないけど。スージー・松原は「真夜中のドア」が最近世界的にブレイクした松原みきの別名義。作詞・作曲は森雪之丞。


3月1日(月)
今日の1曲 は昨日の人が歌った曲なども作曲している日本の作曲家/シンガーソングライターの歌です。これも別の女性歌手のために書いた曲なんですが。いわゆるセルフカバーというやつですね。

自らのアルバムに収録されているバージョンです。この人、数多くの今でいうシティ・ポップや歌謡曲/J-POPのヒット曲を手がけているんですね。

1980年代のアイドル系の人たちにも数多く曲を提供してますし、あとは杉山清貴とか稲垣潤一とか、そういう人たちの曲も色々てがけていますね。

1977年のアルバムから。19時ごろに。

【Rainy Saturday & Coffee Break (1977)】
林哲司は海外でブレイク中の松原みきの「真夜中のドア」などのシティ・ポップ作品の作曲者。この曲は大橋純子&美乃家セントラル・ステイションのために書かれましたが、今日はセルフ・カバー・バージョンで。コーラスは大橋純子。


3月2日(火)
去年、瑛人の「香水」がヒットしたとき、TikTokでの投稿がきっかけでブレイクしたという話がありましたが、今日の1曲もTikTokがきっかけでヒットしたと言われるアメリカの曲です。

そんなわけで最近の曲なんですが、2017年にデビューしたテキサス州出身の男性2人組のグループのナンバーです。1人がネットに上げていた曲をもう1人が見つけて、連絡をとったのが始まりということで、結成のきっかけも今風ですね。

音楽のテーストとしては、ポップですが、ジャズやレゲエやヒップホップなどの要素も感じられるものとなっています。彼らのセカンドアルバムからの1曲がTikTokで注目され、その一節が人気となったことがきっかけでヒットしたんだとか。

2019年にリリースされたヒット曲。19時ごろに。

【Sunday Best (2019)】
サーフェシズ(Surfaces)はテキサス出身の男性2人組のエレクトロ・ポップ・バンドで、2017年にデビューました。この曲は2019年に出た彼らの2枚目のアルバムからのシングルですが、TikTokで人気となった事で、翌年に世界的なヒットになりました。


3月3日(水)
今日の1曲 は、1970年代から今にいたるまで活動しているソウル/R&Bのファミリー・ヴォーカル・グループのメンバーだった女性シンガーのヒット曲です。

この人は、このグループの創立時からのメンバーだったのですけどね、わりと早い時期に独立してしまいまして。その彼女がソロ・デビューした最初のアルバムからのシングルカットでした。

元々は1960年代のモータウンのヒット曲なんですが、ソロになるときにモータウンからデビューすることになったため、彼女が好きだったこの曲をレコーディングしたのだとか。

1979年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Heaven Must Have Sent You (1979)】
ポインター・シスターズの当初メンバーだったボニー・ポインターのソロ・デビュー・アルバムからのシングル。作詞作曲はホランド・ドジャー・ホランドで、1966年のエルジンズの曲のカバー。サッチモ風の歌い方をするところが面白い。


3月4日(木)
今日の1曲は、またまたアメリカの(ほぼ)一発屋だったバンドの1970年代のヒット曲。ソフトなロック・チューンです。一発屋といいながら、いまでもバンドはあるようですけど。

とはいえ、創立メンバーのうちの1人だけが残ってやってるみたいですけどね。このバンド、テキサス州の出身なんですが、南部風のロックとかそういうサウンドではなくて、ソフトなロック・チューンになっています。

そんなわけで、総合チャートでは13位が最高でしたが、イージー・リスニング・チャートでは1位を獲得している曲です。この曲の入ったアルバムもヒットしたんですが、その後はヒットに恵まれなかったようです。

1978年のヒット曲でした。19時ごろに。

【My Angel Baby (1978)】
トビー・ボーはテキサス南部で結成されたソフト・ロック・バンドで、彼らの最大のヒット曲がこちら。元々5人組のバンドでしたが、その後は大きなヒットはなく、オリジナルメンバー1人が今でもトビー・ボーの名前で活動は続けているそうです。


3月5日(金)
今日の1曲 も「ほぼ」一発屋だった(マイナーヒットはあるんですけどね)女性シンガーのヒット曲です。フロリダ出身で、1970年代から今に至るまで活動は続けているようですが。

この曲がヒットしたのには、実は彼女の高校時代のクラスメイトの協力がありました。早い話、この曲をデュエットしたということなんですけどね。

あと、この人、後に日本オンリーでシングルを出してまして、それがCMソングとして使われたため、ヒットしたということがありました。本国では全く流れなかったみたいですが。

1980年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Yes, I’m Ready (1980)】
1965年のバーバラ・メイソンのヒット曲のカバー。テリ・デサリオはマイアミ出身で、デュエット相手はK.C. & ザ・サンシャイン・バンドのK.C.で、高校のクラスメートだそうです。彼女は後に日本オンリーでソニーのCMソングを歌いヒットしています。 


好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。