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「今日の1曲」 2021.04.03 - 04.09

4月3日(土)
今日の1曲 は、 1957年ごろのロックンロールの小ヒット曲がオリジナルなんですが、そのカバーバージョンの一つです。

じつは、この曲は1970年代に入って、ある男性シンガーがカバーして、かなりのヒットになったんですね。私が若いころに流行ったのを覚えてます。

で、今日の曲はそれ、ではなくて同じころにあのバンドがライブでやった演奏の録音でございます。アメリカのバンドですが、ロンドンでの録音。

1972年の演奏を、19時ごろに。

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【Rockin’ Pneumonia and the Boogie Woogie Flu (1972)】
オリジナルは1957年のヒューイ・“ピアノ”・スミスという人のマイナー・ヒット曲でしたが、1972年にジョニー・リヴァーズがカバーして大ヒットしました。今日はグレイトフル・デッドによるライブでのカバーをどうぞ。


4月4日(日)
今日の1曲 を歌っているは、コメディアンでもある男性歌手でして、歌う曲もユーモラスなものが多いようなんですね。で、彼の最大のヒット曲が今日の曲なわけですが。

この曲もユーモラスな歌詞の歌かというと、そういうわけではなくて、結構センチメンタルなラブソングだったりするから、面白いものでして。

ある男女の少年・少女時代から成長して年老いていくまでのこと、まあつまりずっと一緒にいて、男性は女性に毎日あるものを贈る、というようなことを歌った歌なわけですね。

1973年のヒット曲でした。19時ごろに。

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【Daisy a Day (1972-3)】
ジャド・ストランクはニューヨーク州出身のシンガー/コメディアン。ほとんどの曲はユーモラスなものだったようですが、このヒット曲はある少年が少女に毎日一本のデイジーを送り続けるという歌詞(彼女が死んだ後も墓に供える)という内容でした。


4月5日(月)
今日の1曲 は1970年代前半のR&B/ソウル系のヒット・チューンなのですが、1970年代前半といえば、ベトナムとアメリカが戦争をしていた時代ですよね。

今日の1曲のアーティストはシンガーでもあり、キーボーディストでもあり、曲の作者でもあるのですが、彼はこの曲をベトナム戦争にまつわる死者のことをニュースで聞いた時の衝撃をもとに書いたという話です。

この曲は全米でヒットし、その後も多くのアーティストがカバーしています。曲のレコーディングには当時まだ出始めたばかりのあの機材も使われていたりします。

1972年から翌年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。

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【Why Can’t We Live Together (1972-3)】
ティミー・トーマスはインディアナ出身のR&B系シンガーソングライター/キーボーディスト。この曲が代表的ヒット曲で、後にシャーデーなどもカバーしています。バックのパーカッションの音は初期のリズムマシンによるものだとか。


4月6日(火)
今日の1曲 は、1960年代のヒット曲ですが、オーストラリアのヴォーカル・グループによるナンバーです。女性1名男性3名のフォーク・ポップ系のバンドなんですが。

彼らは、オーストラリアのバンドとして、英米を中心とした世界的な音楽マーケットで最初に成功した、つまりメジャーなヒットを飛ばした人たちだといわれています。

今日の曲はそんな彼らのいくつかあるヒット曲の中でも、一番最初に世界的ヒット曲となったナンバーです。タイトルが、ちょっとどこかで聞いたようなものなんですけどね。

1964年から翌年にかけてのヒット曲。19時ごろに。

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【I’ll Never Find Another You (1964-5)】
“There Will Never Be Another You” という有名スタンダードがありますが、それを意識したような曲名ですね。オーストラリアのフォーク・バンド、ザ・シーカーズの最初のメジャーなヒット曲で、全英1位、全米4位を記録しました。


4月7日(水)
今日の1曲 は1980年代にヒットした映画のサウンドトラックから生れたヒット曲です。この映画からは、じつは3曲のメジャーなヒット曲が生れているのですけどね。

今日の曲はその3つのうちの1つというわけですね。この曲は、それぞれ別のグループに属する男女のシンガーがデュエットして生れた作品でした。

そういうデュエットですから、ラブ・バラード・ナンバーでして、この映画の「愛のテーマ」というような扱いをされていたようです。日本では、映画とは別にTVドラマの主題歌としても使われました。

1984年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Almost Paradise (1984)】
ラヴァーボーイのマイク・レノとハートのアン・ウィルソンによるこの曲は、映画『フットルース』から生れた3つのメジャー・ヒット曲のうちの1つ。日本ではTVドラマ『金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?』の主題歌としても使われました。


4月8日(木)
今日の1曲 は1980年代のディスコ・ヒット・ナンバーです。イギリスの女性ポップ・グループによるヒット曲なんですが。まあいかにも80年代って感じです。

彼女たちは、1970年代にヒットした曲のカバーでも有名ですが、今日の曲は彼女たちのオリジナルです。似たような感じの曲はありますけどね(笑)

1981年の結成で、当時は3人組でしたけど、いまでは2人になって、それでも活動は続けているようです。2年くらい前にも来日公演したりしていました。

1987年のヒット曲です。19時ごろに。

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【I Heard a Rumour (1987)】
バナナラマのディスコ・ヒット・ナンバー。いかにも80年代のディスコ・チューンって感じの曲ですね。ミュージック・ビデオの中で彼女たちがフレンチ・カンカンの衣装で踊りながらみせる『WOW』というのはこの曲を含むアルバムのタイトルでした。


4月9日(金)
今日の1曲 も、1980年代のイギリスのグループによるヒット曲です。今日のグループは男女混成ですけどね。いわゆるニューウェーヴ系のシンセ・ポップサウンドの曲です。

このバンド、名前だけ聞くと2人組なのかな?と思うのですが、実はその名前はとある有名なコミックスから取ったものだそうで、デュオというわけではないんですね。

時代によってもメンバーの数は変わるのですが、一番多いときで7人いたそうです。もっとも、一番よくヒットを出していた頃は3人でしたけどね。今日の曲もそんな時代のヒット曲でした。

1983年から翌年にかけてのヒットでした。19時ごろに。

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【Hold Me Now (1984)】
イギリスのポップ・バンド、トンプソン・ツインズのヒットナンバーで、アメリカのクラブ・チャートでは1位になりました。トンプソン・ツインズというバンド名は、コミックの『タンタンの冒険』に出てくるキャラクターから取ったのだそうです。 


好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。