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「今日の1曲」2022.08.06 - 08.12

8月6日(土)

曲のアイデアって、いつ「降りてくる」かわからないようで。いろんな逸話を聞いたりしますが、今日の1曲 なんかにもそんな話があるようで。

1980年代中ごろから1990年代前半にかけて活躍したオーストラリアのロック・バンドの最大のヒットとなった曲なのですが、この曲で繰り返し使われるリフも、メンバーの1人にある日突然降りてきたそうで。

それで彼はホテルの部屋に戻ってテープにそれを録音したそうなんですが、そのために1時間くらいずっと待たされた人もいたという話です。

1987年から翌年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。

【Need You Tonight (1987-8)】
INXS(イン・エクセス)の全米1位を獲得したヒット曲。何度も繰り返されるファンキーなリフは、メンバーのアンドリュー・ファリスが香港でタクシーを待つ間に急に思いついき、タクシーを一時間待たせてホテルの部屋に戻り録音したのだとか。


8月7日(日) 

今日の1曲 は1980年代後半に活躍していたアメリカの女性3人組のヴォーカル・グループによるヒット曲の1つです。彼女たちの最大のヒット曲でした。

マイアミ出身の3人組で、いわゆるフリースタイルとよばれるラテンとヒップホップが融合した音楽ジャンルでヒットを生み出しています。

彼女たちのデビュー・アルバムは、トリプル・プラチナとなり、そこから生れたシングルも次々ヒットしました。今日の曲もそのデビュー・アルバムからのシングルです。

1987年から翌年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。

【Seasons Change (1987-8)】
エクスポゼのデビュー・アルバムからのシングルで、彼女たちの曲で唯一の全米No.1ヒットとなった曲。1980年代後半から1990年代前半にかけて活躍していたグループでしたが、その後一時引退していたそうです。最近はまたツアーしているようですが。


8月8日(月)

今日の1曲 も1980年代に特に活躍していたアーティストのヒット曲ですが、今日の曲はカリブ海出身のイギリス人男性R&Bシンガーの曲です。

1970年代から活動し、イギリスではいくつかのヒットがあったのですが、とくに1984年の5枚目のアルバムあたりからアメリカでもトップ10に上るヒットを連発しました。

映画のサントラの曲なども手がけていましたね。今日の曲は、彼のバラード・ナンバーで、全米1位となった曲です。曲の共作者である人の友人のエピソードをもとに書かれたのだとか。

1986年のヒット曲を、19時ごろに。

【There’ll Be Sad Songs (To Make You Cry) (1986)】
1980年代に特にヒットを量産していたビリー・オーシャンの6枚目のスタジオ・アルバムからのシングルで、全米1位を獲得するヒットとなっています。この曲がビルボード史上600曲めのチャートNo.1獲得曲だったそうです。


8月9日(火)

今日の1曲 も1980年代の中ごろにヒットしたR&B/ソウル系のナンバーですが、今日のはニューヨーク出身の男女混成バンドの曲です。

このバンド、1970年代後半から活動していて、R&Bチャートの方ではいくつかのヒット曲もあったのですが、メインストリームな人気がなかなか出なかったんですね。

それで、レコードレーベルからも見放されかけていたというような状況で、今日の曲が大ヒットして、ブレイクするきっかけになったという、そんな曲です。

1985年から翌年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。

【Secret Lovers (1985-6)】
アトランティック・スターは1970年代後半から活動をしていましたが、R&Bチャートでのヒットはあったものの、大ヒットに恵まれていませんでした。6枚目のアルバムからの3つ目のシングルであるこの曲がようやく全米3位のヒットとなりました。


8月10日(水)

今日の1曲 はテレビドラマのテーマ曲です。今クール、私が一推ししてるドラマからの曲なのですが。

といっても、実はこれ以外のドラマほとんど観てないのですけどね。刑事ドラマでもあり、恋愛ドラマでもあるのですが。

で、主題歌の方は2001年から活動するあのインスト・ジャズの5人組のグループです。ドラマの作者の要望で起用が決まったとか。

7月にリリースされた曲を、19時すぎに。

【初恋の悪魔 (2022)】
7月20日発売の、SOIL&"PIMP"SESSIONSによる坂元裕二脚本の日本テレビ系土曜ドラマ『初恋の悪魔』のテーマ曲。作曲はメンバーのトランペッター、ダブゾンビ。今回配信されたミュージック・ビデオにはドラマの主演の一人、林遣都が参加しています。


8月11日(木)

今日の1曲 は、1980年代中盤にヒットしたアメリカ映画のサントラからのヒット曲です。1作目がヒットしたことで、シリーズ化された映画でした。

アメリカ映画の得意な青春ものであり、格闘技を交えた主人公の成長を描く映画でもあります。パート3まであったようですが、今日の曲はパート2からのものです。

歌っているのは、あのロック・バンドで数々のヒット曲を出してきた男性シンガー/ベーシストで、脱退してソロとなってからレコーディングしたものでした。

1986年のヒット曲。19時ごろに。

【Glory of Love (1986)】
ピーター・セテラがシカゴを離れソロになって初のヒットとなった曲で全米1位になりました。映画『ベスト・キッド2』のサントラに使われました。当時、衛星中継で流れた「夜のヒットスタジオ」での映像でどうぞ。日本がお金持ちだった頃ですなあ。


8月12日(金)

今日の1曲 はアメリカ西海岸を拠点に現在活躍しているファンク・バンドの中心人物が、つい最近別名義で出したアルバムからの1曲です。

このバンド、ミニマル・ファンクなんていう言いかたをされたりもしているようですが、今回のアルバムも、この人物と1名とか2名のゲスト・プレイヤーのコラボで各曲がレコーディングされています。

中にはデヴィッド・T. ウォーカーとかいった大物もいるんですが、今日の曲は男性シンガーとの2人だけでやっているまさにミニマル・ファンクなナンバーです。

8月5日にリリースされたばかりのアルバムから。19時ごろに。

【How Much Do You Love Me (2022)】
LAのファンク・グループ、ヴルフペックの中心人物ジャック・ストラットンがヴルフモン(Vulfmon)名義で出したアルバム “Here We Go Jack” の中の1曲。共演のジェイコブ・ジェフリーズは、おばさんのような声ですが見るとおじさん(笑)

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。