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「今日の1曲」2024.06.01 - 06.07

6月1日(土)

今日の1曲 は、1980年代中盤すぎのアメリカのコメディアン/映画俳優によるヒット曲……のカバーです。というとオリジナルは映画のサントラからとか思われるかもしれませんが。

そうではなくて、ソロのシンガーとして単独で出したアルバムからのシングルで、全米トップ10上位に入るヒットでした。なんでも先輩コメディアンと、単独のシンガーとしてヒットさせられるか賭けをしたんだとか。

今日のバージョンは、その曲を2010年代に入って、TVの人気シリーズで、別のアメリカの女優がゲスト出演して歌ったというバージョンです。

オリジナルは1986年のヒット曲。今日のバージョンは2014年の放送でした。19時ごろに。

【Party All the Time (2014)】
オリジナルは1986年にエディ・マーフィーが発表したソロ・アルバムからのシングルで、全米2位になるヒットでした。アメリカの人気シリーズ『グリー』の第5シーズンで、グイネス・パルトロウをゲストに迎えて歌われたバージョンがこちら。


6月2日(日) 

今日の1曲 は1970年代前半、アメリカのソウル系女性シンガーの全米1位を獲得した大ヒット曲。彼女の4枚目のソロ・アルバムのタイトル・チューンでした。

1970年にソロとなってからでは2枚目の全米No.1ヒット曲で、当時はまだ無名だったソングライターが書いて(共作)出世作となった曲でもありました。カバー・バージョンの多い曲でもあります。

当時、曲を歌ったシンガーは子育てをしていたため、レコーディングを朝の早い時間にすることが多かったそうで、そんなことが曲のタイトルに反映しているのかも? 知らんけど。

1973年のヒット曲でした。19時ごろに

【Touch Me in the Morning (1973)】
ダイアナ・ロスのヒット曲で、彼女がソロになってから2枚目の全米1位獲得曲になりました。ベリー・ゴーディがスカウトしたばかりで無名の時代のマイケル・マッサーの作品(共作)。映像はモータウン40周年記念コンサートでのもの。


6月3日(月)

今日の1曲 は元々アメリカのソウル/R&B系の大物男性アーティストが1960年代に歌ったのがオリジナルですが、そちらはシングル化はされなくてですね。

1970年になって、別の女性大物シンガーがカバーしたバージョンがR&Bチャートで1位、総合チャートでも3位になる大ヒットになって、一躍有名になった曲です。

今日はその曲を1980年代にイギリスのブルー・アイド・ソウル系の男性シンガーが歌ったバージョンです。大ヒットはしませんでしたが、シングル・カットもされているようです。

1973年のヒット曲を、1983年にカバーしたバージョンを、19時ごろに

【’Til You Come Back to Me (1983)】
オリジナルは1960年代のスティービー・ワンダーの曲ですが、シングルとしては発売されず、1973年のアレサ・フランクリンによるバージョンが全米3位に昇るヒットになりました。レオ・セイヤーのこのバージョンは1980年代のアルバムから。


6月4日(火)

今日の1曲 は1970年代前半の曲のカバー・バージョン。フィラデルフィア・ソウルの人気ヴォーカル・グループによる全米2位になる大ヒット曲でした。

オリジナルはこのグループの4枚目のスタジオ・アルバムからの最初のシングルで、ラブ・ソングのようでもありますが、作詞をした女性が作曲した有名ソングライター/プロデューサーへの畏敬の念をインスピレーションに書いたという話です。

カバーの多い曲で、山下達郎がカバーしたことでも有名だったりしますが、今日のバージョンはアメリカの女性R&B/ソウル系シンガーソングライターが1990年代にカバーしたものです。

1974年のヒット曲を、1991年にカバーしたバージョンで。19時ごろに

【You Make Me Feel Brand New (1992)】
オリジナルはスタイリスティックスの1974年に全米2位を記録したフィラデルフィア・ソウルの名曲。ロバータ・フラックのこのカバー・バージョンは彼女の13枚目のスタジオ・アルバムからのシングル。R&Bチャートで50位になっています。


6月5日(水)

今日の1曲 も1970年代前半の曲のカバー・バージョン。オリジナルはアメリカのソウル/R&B系の男性シンガーソングライターによるヒット曲でした。

この男性アーティストにとっては唯一の全米No.1ヒット曲で、R&Bチャートでも1位になっています。数々のカバーのある曲ですが、今日のバージョンはつい数年前にチャリティーのためにレコーディングされたものでした。

コロナ禍の最中に、医療従事者を支援するために、多数のアーティストが協力して作成された、当時いくつも生れたリモートでコラボしてレコーディングされた企画の1つです。

オリジナルは1972年のヒット曲。今日のバージョンは2020年のレコーディングでした。19時ごろに

【Lean on Me (2020)】
カナダのアーティスト達が、ArtistsCANとして2020年、同年に亡くなったビル・ウィザーズを称えて彼の代表曲を歌い、カナダ赤十字社によるコロナ関連の救援活動支援のために作成したチャリティ動画。こういう動画のスタイルももはや懐かしいですねえ。


6月6日(木)

今日の1曲 は1960年代前半のヒット曲のカバー・バージョンです。オリジナルはアメリカのソウル/R&B系の男性シンガーによるものでした。

全米1位を獲得したヒット曲でしたが、1990年代に入ってそちらも全米1位になったカバー・バージョンを記憶している人も多いかもしれません。

今日のバージョンはそちらではなくて、1970年代終わりにヒットした映画の中でアメリカの女性シンガーがカバーしたバージョンで。上の2バージョンほどではないですが、シングル化もされてました。

オリジナルは1966年のヒット曲。1979年の映画のサントラからのバージョンを、19時ごろに

【When a Man Loves a Woman (1979-80)】
オリジナルは1966年のパーシー・スレッジによる全米No.1ヒット。同じく全米1位を獲得したマイケル・ボルトンのバージョンも有名ですが、ベット・ミドラーのこのカバーは映画『ローズ』のサントラで使われ、全米35位になっています。


6月7日(金)

今日の1曲 は1960年代中盤過ぎの曲のカバー・バージョン。オリジナルはアメリカの女性ポップス・シンガーの大ヒット・ナンバーでした。

全米1位を獲得した他、全英他数多くの国のチャート1位を獲得するという世界的なヒットになった曲です。今日のバージョンは、2000年代に入って、別のアメリカの女性シンガー/女優によるカバーです。

彼女も出演したアクション・コメディ映画のサントラで歌われたもので、オリジナルほどではありませんが、全米チャート上位に昇るヒットになっています。

オリジナルは1965年から翌年にかけてのヒット曲。2005年リリースのバージョンを、19時ごろに

【These Boots Are Made for Walkin’ (2005)】
オリジナルは1966年、ナンシー・シナトラが歌った全米No.1ヒット曲。ジェシカ・シンプソンのこちらのバージョンは、彼女も出演した映画『デュークス・オブ・ハザード』のサントラから。共演したウィリー・ネルソンも出てます。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。