「今日の1曲」2022.05.06 - 05.12
5月6日(土)
今日の1曲 も、1960年代中盤のヒット曲ですが、今日の曲はトランペット によるインストルメンタル・ナンバーです。
この曲は、もともとニューオーリンズ出身の大物シンガーソングライター/ピアニストのアルバムに収録された曲でした。
それを同じくニューオーリンズ出身のトランペット・プレイヤーがカバーしたのが今日のバージョンで、全米トップ10入りを果たしています。
1964年のヒット曲でした。19時ごろに
【Java (1964)】
オリジナルはアラン・トゥーサンによるもので、いくつかのカバーがあるようですが、こちらのバージョンが全米4位になるヒットになりました。アル・ハートはトゥーサン同様にニューオーリンズ生まれのトランペッターで、この曲でグラミー賞も獲得しました。
5月7日(日)
今日の1曲 は、1960年代初めごろのアメリカの男性ソウル・シンガーによるヒット曲です。別のこのシンガーの代表曲の1つとカプリングで発売されて両面ともヒットになりました。
この曲がとても気に入ったのか、この曲が生れて以降、この曲はこのシンガーのコンサートなどで、かならず一番最後の1曲として歌われることになったのだそうです。
残念ながら、この曲がヒットしてから2年ほど後に、何らかのトラブルのため銃で撃たれてこのシンガーは亡くなってしまうのですけどね。
1962年のヒット曲でした。19時ごろに。
【Having a Party (1962)】
サム・クックのヒット曲で、彼のステージの最後の曲は亡くなるまでこの曲だったそうです。作詞・作曲もクックで、バックのコーラス(と手拍子)にルー・ロールズが参加しています。後年、ロッド・スチュアートがアンプラグドでカバーしていました。
5月8日(月)
今日の1曲 は、1960年代初めごろにヒットしたアメリカの男性シンガーによるポップス系ナンバーです。全米1位になったミリオン・セラーだったんですが。
この曲には、ハーモニカが使われていまして、全編を通してかなりフィーチャーされているんですね。ハーモニカ奏者としても有名なアーティストがサイドマンで入っているのですけど。
このシンガーがイギリスをツアーした時にこのハーモニカを吹いた人も同行したそうで、その時一緒にツアーしたバンドのメンバーにハーモニカのコツをちょっと教えたらしいんですね。で、それがそのバンドの後のヒットにつながったのだとか。
そんな1962年のヒット曲を、19時ごろに。
【Hey! Baby (1962)】
ブルース・シャネル(ちなみにチャネルじゃないそうです)という人のヒット曲。ハーモニカはデルバート・マクリントンという有名なプレイヤーで、シャネルがビートルズとイギリスをツアーした時にジョン・レノンにハーモニカのレッスンをしたという人。
5月9日(火)
1950年代終わりから1960年代の初めにかけて、日本を含め世界中で大ブームとなったアメリカ発のダンスがありまして、それに伴って様々なヒット曲が生れたのですが。
今日の1曲 はそんな曲の1つで、ニュージャージー出身のロックンロール・バンドによる全米1位になったヒット曲です。曲のタイトルには、このダンスが踊られていたニューヨークのナイトクラブの名前が使われています。
このバンド、なんでも一時期ジミ・ヘンドリクスがギターを弾いていたこともあるとかいう話です。今日の曲の出た頃ではないようですけどね。
1961年から翌年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。
【Peppermint Twist (1961-2)】
ツイストのブームの中、チャビー・チェッカーの「ザ・ツイスト」が2度目の全米1位になった後、入れ替りに1位になったのがジョーイ・ディー&ザ・スターライターズのこの曲でした。ペパーミントという有名なナイトクラブがあったんですね。
5月10日(水)
今日の1曲 はアメリカのポップ/R&B系の男性 シンガーによる1960年代初頭の曲です。前の年に出たヒット曲に続いてこちらも全米トップ10入りするヒットになりました。
この曲のヒットの後も活動は続けたようですが、残念ながらこの曲以降はヒットに恵まれずにおわりました。ただ、この人の歌い方が他のアーティストにも影響を与えたという話もあります。
日本では、あの男性シンガーがまだソロになる前にいたバンドの一員としてこの曲をカバーして歌い、人気になりました。テレビなんかでも良く歌ってました。
そんな1960年のヒット曲を、19時ごろに。
【Good Timin’ (1960)】
「ハンディ・マン」のヒットでも知られるジミー・ジョーンズのもう1つのヒット曲。 全米3位になっています。ファルセットを交えた歌い方はデル・シャノンなどにも影響を与えたとか。パラダイスキング時代の坂本九がレパートリーにしていましたね。
5月11日(木)
今日の1曲 も1960年代初頭のポップス系のヒット曲なんですが、今日の曲は女性アーティストによるものです。ニュージャージー出身のイタリア系のスター・シンガーのナンバー。
この人は1950年代中ごろにデビューして、50年代後半からヒットを生み出していましたが、この曲で始めて全米1位を獲得しました。実はこれが女性アーティストとして初めての全米No.1ソングだったそうです。
その後もこの人はヒットを生み出して、全米1位に3曲を送り込んでいます。日本やヨーロッパでも人気があり、多くのカバー・バージョンも生んでいます。
1960年のヒット曲でした。19時ごろに。
【Everybody’s Somebody’s Fool (1960)】
コニー・フランシスの3曲ある全米No.1ヒット曲のうちの最初のもので、もともとシングルのB面として企画されたそうですが、この曲の方が人気になりました。女性アーティストが全米1位を獲得した史上初の曲でもありました。
5月12日(金)
今日の1曲 は1950年代の終わりごろに出たロックンロール・ヒット・ナンバーの1つ。テキサス生れの男性シンガーによるものです。ロサンゼルスに移ってから音楽活動を始めて、最初はバンドの一員からスタートしたようです。
ソングライターやプロデューサーとしても活動しましたが、今日の曲は彼の書いた曲ではありませんでした。結局この曲が彼の最大のヒット曲になってしまいました。
この曲はカバー・バージョンがいくつもあり、とくに1970年代に入ってからあのビッグ・スターがまだティーンエイジャーの頃にカバーしてヒットさせてもいます。
1958年のヒット曲を、19時ごろに。
【Rockin’ Robin (1958)】
ボビー・デイはテキサス生れLA育ちのシンガーソングライターで、これは彼の作曲ではありませんが、全米2位になっています。ピッコロの音色が印象的。ギターはバーニー・ケッセルだそうです。後にマイケル・ジャクソンもカバーしてヒットしました。
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