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「今日の1曲」2022.07.15 - 07.21

7月15日(土)

今日の1曲 は1960年代後半のアメリカのソウル/R&B系の男性ヴォーカル・グループによるヒット曲です。いわゆるフィラデルフィア・ソウルのグループなんですが。

このグループはフィラデルフィア・ソウルの有名なプロデュース/ソングライティングのチームが手がけたバンドとして、最初期のヒット曲を生み出したグループの一つです。

いわばフィリー・ソウルの礎を気づいた人たちといえるわけですね。今日の曲は、このグループの最大のヒット曲で、全米トップ10入りするクロスオーバー・ヒットとなっています。

1968年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Cowboys to Girls (1968)】
ジ・イントルーダーズはフィラデルフィア・ソウルの有名プロデュース/ソングライティング・チームのケニー・ギャンブルとレオン・ハフが初期に手がけたグループで、この曲が彼らの最大のヒット曲。全米6位(R&Bチャートで1位)になりました。


7月16日(日) 

今日の1曲 は1960年代後半、いわゆるブリティッシュ・インヴェイジョンの代表的なバンドの1つによるヒット曲の1つです。1963年にデビューしたバンドでしたが。

1960年代中盤からはアメリカ他国際的に曲がヒットし、今日の曲もそんな流れの中のヒット・ナンバーの1つでした。メンバー3人の共作となっています。三声の男声ハーモニーというこのバンドの特徴はこの曲でも活かされています。

この曲の翌年にはそのハーモニーの一翼を担っていた1人が脱退して、新たなグループで活動を始めてしまうのですけどね。

1967年のヒット曲でした。19時ごろに

【On a Carousel  (1967)】
1960年代後半 ホリーズがヒット曲を連発していた頃のそんな曲の1つ。全英で4位、全米で11位になっています。作詞・作曲はメンバーのアラン・クラーク、グラハム・ナッシュとトニー・ヒックス。リード・ヴォーカルはナッシュが担当しています。


7月17日(月)

今日の1曲 も1960年代後半の曲。アメリカの男声シンガーによるソウル/R&Bのヒット曲です。ソングライターでもあった彼は曲も書いています(共作)。

モータウンとかの有名レーベルに所属してはいない人で、大きなヒット曲は少ないですが、70年代には自らレコード・レーベルを立上げて、アース・ウィンド&ファイアのアル・マッケイとコラボしたりしたこともあったようです。

今日の曲は、彼の最大のヒット曲で、全米トップ10入りも果たしました。カバー・バージョンも多い曲です。

1967年のヒット曲を、19時ごろに。

【Gimme Little Sign (1967)】
ブレントン・ウッドはルイジアナ生れカリフォルニア育ちのソウル/R&Bシンガーで、ソングライターでもありました。彼の最大のヒット曲がこちらで、全米9位になっています。この日本語版のジャケットのレイアウトはちょっと悪意を感じますね。


7月18日(火)

今日の1曲 は、1960年代後半を中心に活躍したアメリカの男性ソウル・シンガーによるヒット曲です。彼の4枚目のアルバムからのシングルでした。

このシンガーの曲としては全米1位にもなり、数多くのカバーも生んだデビュー曲がどうしても一番有名なんですが、今日の曲は彼の曲としてはそれに次ぐヒットとなった曲です。

デビュー曲はかなりソウルフルに歌い上げる曲でしたが、今日の曲のほうはちょっとカントリー風の曲でもう少し淡々とした感じの曲でした。そこがこの曲のいいところかもしれません。

1968年のヒット曲を、19時ごろに。

【Take Time to Know Her (1968)】
「男が女を愛するとき」の大ヒットで有名なパーシー・スレッジによるヒット曲。同名のアルバムのタイトル・チューンで、有名なマッスル・ショールズ・スタジオでの録音。全米11位のヒットになっています。訥々とした歌い方がいい感じ。


7月19日(水)

今日の1曲 のオリジナルは1960年代後半に出たアメリカの男性デュオによるヒット曲でした。というか、本当のオリジナルはデュオのうちの1人のイギリス滞在中に書いてソロでレコーディングした曲でした。

イギリスでの彼の孤独感が反映されている曲で、ソロバージョンもイギリスでシングル発売されたようですがヒットはせず、アメリカ帰国後にデュオで歌ったバージョンが全米トップ10入りするヒットになりました。

今日のバージョンは、その曲を1990年代にカリフォルニアのインディ・ロック・バンドがカバーしたものです。 オリジナルとはかなり印象が異りますが、面白いバージョンです。

1993年のアルバムに収録されたバージョンを、19時ごろに。

【I Am a Rock (1993)】
レッド・ハウス・ペインターズはサンフランシスコ出身のインディー・ロック・バンドで、1990年代から2000年代初頭にかけて6枚のアルバムを出しています。このサイモン&ガーファンクルのヒット曲(1966年)のカバーは彼らの3枚目のアルバムから。


7月20日(木)

今日の1曲 も1960年代半ば過ぎの曲なんですが、今日の曲はカリフォルニア出身のいわゆるガレージ・ロック系のバンドによるヒット曲です。高校の同級生で始めたバンドだったようですが。

今日の曲は、このバンドのほぼ唯一のヒット曲なんですが、最初はインストルメンタルの曲だったようですが、マネージャーの勧めで歌詞をつけて歌ったら大ヒットしたのだとか。

結局、このバンドは、メンバーが学業を放棄せず大学に残ったこともあり、アルバム1枚とシングル数枚を出しただけで解散してしまいました。

1966年のヒット曲を、19時ごろに。

【Psychotic Reaction (1966)】
カウント・ファイヴは、高校の同級生などで作られたガレージ・ロック・バンドで、この曲は全米5位になるヒットになりました。インストの曲をだんだん練上げて生れたそうです。結局アルバム1枚と数枚のシングルで解散してしまいましたが。


7月21日(金)

今日の1曲 は、1960年代中盤のアメリカ映画のサウンドトラックにあった曲でしたが、その後歌詞が付けられ、イージー・リスニングの曲として大ヒットしたというナンバーです。

アメリカ映画ですが、映画の舞台はロシアで、登場人物の女性のテーマとして書かれたメロディが今日の曲の元になりました。歌詞付きで歌われたもの、インストルメンタルのもの数々のバージョンがありましたが。

今日のバージョンはアメリカの男女混声合唱チームの歌ったもので、全米トップ10入りするヒットになりました。私の世代だと、学校の下校時間に流れる曲というイメージが強いかもしれません(とくにインスト・バージョンは)。

1966年のヒット曲です。19時ごろに

【Somewhere My Love (1966)】
元々映画『ドクトル・ジバゴ』の登場人物ララのテーマとしてモーリス・ジャールが書いた曲ですが、それに歌詞が付けられて様々なバージョンが登場しました。その中で最もヒットしたのがレイ・コニフ・シンガーズによるこちら(全米9位)。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。