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「今日の1曲」2024.08.03 - 08.09

8月3日(土)

今日の1曲も1970年代初めごろのアメリカの男性ソウル/R&B系シンガーソングライターによるヒット曲……のカバー・バージョンです。

1970年代は、このシンガーソングライターが成熟して最盛期を迎えるんですが、この曲はまだ1960年代の頃の天才少年期の流れの中の曲と言えるかもしれません。

今日のバージョンは1970年代半ばブレイクした、イギリスのロック・ギタリスト/シンガーソングライターによるカバーです。原曲ほどではないですが、それなりのヒットになりました。

オリジナルは1970年のヒット曲、今日のバージョンは1977年のリリースでした。19時ごろに。

【Signed, Sealed, Delivered I’m Yours (1977)】
オリジナルは1970年、全米3位になったスティービー・ワンダーのヒット曲。ピーター・フランプトンのこのカバーは『アイム・イン・ユー』アルバムに収められ、全米18位まで上っています。ミック・ジャガーがコーラスで参加。


8月4日(日) 

今日の1曲は1960年代初めごろのアメリカのソウル/R&B系のヴォーカル・グループによるヒット曲です。彼らのデビュー曲でもありました。

全米チャートで1位を獲得するヒットになり、彼らの代表曲であり最大のヒット曲になりました。この曲、実は別の人が歌う予定で書かれたそうですが。このグループがプロデューサーと作者を説得してレコーディングしたそうです。

結果的に大ヒットして、この曲は定番曲になり、後に数々のカバー・バージョンを生むことになりました。中にはチャート上位に入るものもでています。

1962年から翌年にかけてのヒット曲を。19時ごろに。

【Our Day Will Come (1962-3)】
ルビー&ザ・ロマンティックスは1960年代前半から中盤にかけて活躍したR&Bグループで、この曲がデビュー曲で、全米1位を獲得するヒットとなりました。後にフランキー・ヴァリ、カーペンターズなど数々のカバー・バージョンがうまれています。


8月5日(月)

今日の1曲は1960年代前半のアメリカのソウル/ドゥワップ系のヴォーカル・グループによるヒット曲……のカバーです。このグループのデビュー曲で最大のヒット曲でもありましたが。

その後、この曲はジャンルを超えて数多くのアーティストがカバーしており、1990年代には別のグループが歌ってトップ10入りするヒットになってもいます。

今日のバージョンは、1980年代後半にアメリカの男性シンガーがカバーしたもので、シングル・カットもされて、アダルト・コンテンポラリー・チャートでは上位に入っていました。

1963年のヒット曲を1988年にカバーしたバージョンで。19時ごろに。

【So Much in Love (1988)】
カバー・バージョンが山ほどある曲ですが、オリジナルは1963年のザ・タイムズによる全米No.1ヒット曲。アート・ガーファンクルのこのバージョンは彼の7枚目のアルバムに収録、アダルト・コンテンポラリー・チャートで11位にまで上っています。


8月6日(火)

今日の1曲は1960年代前半のアメリカの男性ポップス系シンガーによるヒット曲です。1940年代終わりごろに生れた曲のカバーでした。

オリジナルはカントリーの男性シンガーソングライターによるもので、その後大物シンガーによるカバーなどありましたが、一番成功したのが今日のバージョンでチャートのトップ10上位に上っています。

この人はカントリー・シンガーではなくて、イタリア系のいわゆるクルーナー・タイプの人でしたが、その甘い歌い方が良かったのかもしれませんね。

1963年のヒット曲でした。19時ごろに。

【I Love You Because (1963)】
オリジナルはレオン・ペインが書いて歌ったカントリー・ソング。プレスリー他数多くのカバーがありますが、一番成功したのがアル・マルティーノの歌ったこのバージョン。マルティーノは後に俳優として映画『ゴッドファーザー』に出演した人。


8月7日(水)

今日の1曲は1960年代前半のアメリカの女性ソウル/R&B系ヴォーカル・グループによるヒット曲……の1970年代に入ってからのカバーです。

オリジナルはプロデューサー(ソングライターでもある)の独特の音作りが聴かれ、1960年代を代表する曲の1つとされていて、カバーも数多くある曲です。

今日のバージョンは、その曲をカナダの男性ポップス・シンガーがカバーしたもので、オリジナルほどではないですが、ヒットしています。

1963年のヒット曲がオリジナル。今日のバージョンは1970年のリリース。19時ごろに。

【Be My Baby (1970)】
オリジナルは1963年、プロデューサーのフィル・スペクターの「音の壁」サウンドにより全米2位に上ったロネッツのヒット・ナンバー。カナダのシンガー、アンディ・キムによるこちらのカバー・バージョンは、全米17位にまで上るヒットになりました。


8月8日(木)

今日の1曲は、1970年代初めごろのアメリカのポップス系男女混成グループによるヒット曲……のカバー・バージョンです。

オリジナルは全米・全英の両チャートで1位を獲得し、最終的に600万枚を売る大ヒットでした。この曲の当時はまだグループのメンバーが固まっていませんでしたが、その後男性1人、女性2人の編成に落ち着きました。

今日のバージョンは、オリジナルのヒットの後にカバーされた、アメリカの男性カントリー・シンガーによるものです。オリジナルとは違った味わいで、カントリー・チャートでは上位に入りました。

オリジナルは1970年、今日のバージョンはその翌年のリリースでした。19時ごろに。

【Knock Three Times (1971)】
オリジナルはトニー・オーランド&ドーンの全米1位になった大ヒット・ナンバー。ビリー・“クラッシュ”・クラドックのこのカバーは、そのすぐ後にリリースされ、カントリー・チャートで3位に上りました。ケイジャン風のフィドルがいい感じ。


8月9日(金)

今日の1曲は、1950年代後半のアメリカの男性シンガーソングライターがヒットさせた、ロカビリー・ソングの代表的ナンバーの1つです。

この人はルイジアナの出身だったこともあり、プレスリーなどの影響に強いブルーズ・フィーリングをブレンドしたサウンドを生み出し、今日の曲はスワンプ・ロックのクラシックともいわれています。

数多くのカバー・バージョンのある曲でもあり、とくに1960年代後半に出たロック・バンドによるカバーはミリオン・セラーとなるヒットになっています。

1957年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Susie Q (1957)】
デイル・ホーキンズはルイジアナ出身のロックンロール・シンガーソングライターで、この曲がデビュー曲でした。全米27位(R&Bチャートで7位)に上っています。ジェイムズ・バートンによるギター・リフも有名。後にCCRがカバーしてヒットさせています。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。